神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

ブツとして見た感じだと(COUNT BASIE AND THE KANSAS CITY 7)

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なんだ、雨降ってきちゃったじゃんか。きょうは曇りじゃなかったのかよ。
まあいいや。暑かったけどきのう出かけといてよかった。

きのうは銀座の丸の内東映で「劔岳 点の記」つう映画を奥さんとふたり中年夫婦割引2000円で見てきました。いやー映画久しぶりだったけど有楽町の交通会館とITOCIAんとこから外堀通りにかけて、古い古い丸の内東映のあたりも含めてすごい人出だもんねえ。ちょっと前までは銀座教会からプランタンのあたりってば閑散としてたのにさ。

映画館の切符売り場も長蛇の列で館内ほぼ満席。題材が題材だし、ここんとこ新聞によく採り上げられてたりするのでそのせいもあるんでしょうけど、おれらみたいな中年以上多し。おれらのよーな割引狙いの夫婦も多し。

それでもって映画のほうは立派な出来。実際に剣岳に登って撮影した大変な労作です。
が、やや平板。脚本のせいか編集のせいかシロートにゃわかりませんが、もうちょっと奥行きのある懐の深い映画になれた可能性もあったんではないかなんてシロートはシロートなりに思ったんでした。

新田次郎の原作はどうなってんだろうか。読んだことないので読んでみるかな。
まあ題材からして「八甲田山 死の彷徨」ほど凄絶な小説じゃないんだと思うけども。

難しいもんだね。映画ってのも。

impulseレーベルの〈KANSAS CITY 7〉ってば愛聴盤の1枚で、つかもうあれです。うっかりしてると毎日のように手が伸びてしまうもんだから、あんまり聴かないように自粛してた時期があったりしたくらなもんですからね。そうとう好きだってことですね。

セプテット編成ってのがこう、フルバンドほどの圧迫感や爆発力がないぶん滑らかで聴きやすい感じがして、だからといってスモールコンボほど密室的個人芸の世界に凝り固まらないアンサンブルの気持ち良さってのも維持してるしね。

とくにこの62年録音のこの盤はベイシー楽団らしいグルーヴ感とモダンジャズ的なものとが気持ち良くバランスしてるし、ベイシーのピアノはもちろん元気だしオルガンも弾くし、サド・ジョーンズのトランペットはよく鳴ってるしで、もう言うことなんにもありません。

いままでずっと聴いてたのは80年代後半にレコード屋に予約して買った限定発売の国内盤なんだけど、こないだディスクユニオン覗いたときに70年代初頭プレスの米盤があったんで買い求めました。VAN GELDERのSTEREO刻印入り。税込み2100円はちょっと高いかなとは思ったんだけど、まあそれでもたぶんウチにある国内盤を新品で買ったときの定価よりも安かったはずだしね。

つか、もしかするとこれが米国市場だったりするとヘタすりゃおれがもともと持ってる国内盤のほうが、今のご時世じゃ高い値段つくかもしれないくらいなもんです。

だからあれなんですよ。見た目のお値打ち感のほうはもう国内盤のほうがだんぜんあります。
ただジャケットが現物複写だもんだからとくに文字の色がじゃかん濁ってるのが難点なんだけどさ。まあたいした問題じゃありません。

モンダイは音。
いやー毎度毎度おなじような結論ですけど、だいぶ後発の再発盤とはいえやっぱこの米盤のほうが音の鮮度が高いです。まあ聴きようによっちゃ日本盤のほうが音がマイルドで好きって人がいてもおかしくはないと思いますけども。おれはこの米盤聴いちゃうと日本盤のちょっとオブラートに包まれたような優しい音は物足りないんだよなー。聴かなかったらとくにそんなこと思わなかったんだけどね。

つうわけでジャケットの有難味は日本盤、音は米盤てことで共存共栄決定。

もしかしてオリジナル盤なんてのを買っちゃったりするまでは、ね。
Commented by mono-mono at 2009-06-28 17:23 x
KANSAS CITY 7!!
私も大好きなレコードっす。
最初は、シングルジャケットの再発リマスターUS盤を大変に安く買いまして、聴いてみたらもう素晴らしくってビックリして。
それから多分god-zi-llaさんと同じであろう新星堂企画のWジャケットの国内盤を中古で買いました。
コーティングっぽかったり、白い紙のインナースリーブとかちょっと豪華なカンジなんですよね。
それをもう何度聞いたことか。
でもってその後も、ステレオ盤、モノ盤って何回買い替えただろうかってくらい好きなんです(笑)
ここんとこベイシーさんにはご無沙汰だったので早速今夜はベイシー大会やろうかな。

このジャケットも単なるピンぼけと思いきや、不思議と大好きなんですよね。
Commented by god-zi-lla at 2009-06-28 19:42
おっおおー、mono-monoさんもファンですかっ!
なにか聴こうと思ってレコード棚見てると、無意識のうちにこのレコード引っぱり出しちゃってるくらい好きで困るんですよね。
なぜだかさっぱりわからないんですが。

> このジャケットも単なるピンぼけと思いきや、

右上のタイトル文字の配色も非常にビミョーな感じで、こういう配色になぜかアメリカを感じちゃうんですよ。
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by god-zi-lla | 2009-06-28 16:06 | 常用レコード絵日記 | Comments(2)