神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

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誰しも考えることはおんなじなんだろうなあと、ぶらぶら歩きの昼下がり_d0027243_18444686.jpg


つうようなわけで三宅坂の義経千本桜は狐忠信を残して(おれが切符買った分は)いがみの権太も碇知盛とともに海のモクズと消え、池袋の野田秀樹も中止になり歌舞伎座といえば押されに押されて20日になった初日が、ホントに開くのかマジで怪しい。

きのうはきのうで都内で桜開花のニュースがあった途端、雨が霙になり、しばらくすると雪になりやがる。気温どんどん下がる。さむいさむい。

おかげで夜は、もう今シーズンはおしまいと思ってたのにナベなのであった。

だけどまあそんなことブツブツ言ってたって仕方ありません。一夜明けて今日は朝からちょっと寒いけどいい天気になったので、奥さんとぶらぶら散歩に出た。とくにあてはない。とにかく1万歩あるこうじゃん。

そうするとね。このご時世、同じようなこと考えてる人が多いんだね。おれらと同年配の老夫婦と何組もすれ違いました。みんなブラブラしてんの。どっか店に入ったりはしなくてね。

とりあえず芝公園に向かって歩いてゆき、桜はまだ全然だってことを確認してプリンスホテルの芝生の公園へ上がってみると上の写真のようなのだった。ちょっと寒いんだけどお弁当広げてる家族連れがいたり、日向ぼっこのカップルがいたり、飼い主を散歩さしてる犬がいたり。

やっぱ外に出て息抜きせんとなあ。ニューコロナ避けてるうちに別のビョーキになっちゃっちゃあ元も子もないもんね。YouTubeの落語もいいんだが、じいーっと座ってパソコンに向かって笑ってるだけじゃいかにも不健康だし、はたから見りゃあたんなるブキミなじじいだ。

それはともかくとしてだな。芝公園、増上寺、そして東京タワーの周辺はちょっと前までいろんな国の観光客がうじゃうじゃいたんだけど、ここんとこ日本人ばかりでさ。これはこれでなんだか落ち着かなかったりして、まったくニンゲンなんて勝手なモンだぜ。

そして、暖かくなるとバラが綺麗に咲き誇るこの西洋式の公園を降りて桜田通りを渡り、オランダ王国大使館の前を通って飯倉の交差点へ抜け、古川を「中の橋」を渡って越え赤羽橋のところから再び桜田通りに戻り(このKO大学前あたりだけを三田通りともいうが、ようするに国道1号線です)、昼もだいぶ過ぎてガラ空きのラーメン屋に入って腹拵えをしてからウチに帰ってきた。万歩計を見ると12,000歩を超えてた。よしよし。

で、帰ってきて iPhoneで撮った上の写真をMacの画面で眺めてたら東京タワーの右にかかる雲のとこになんかゴミのようなものが付着している。やだなーハナクソでも飛んだかと思って指で擦ってみたが取れない。あれっ?と思ってスクロールしてみるとゴミもいっしょに動くじゃんか。

で写真を100%にして見てみると、なーんだドローンじゃないか。


誰しも考えることはおんなじなんだろうなあと、ぶらぶら歩きの昼下がり_d0027243_18493693.jpg



by god-zi-lla | 2020-03-15 18:45 | Comments(0)
クリント・イーストウッドはもう87歳なんだってね。_d0027243_12341412.jpg

けさの朝刊に新作〈15時17分、パリ行き〉の全面広告が載ってたけど、すごいねえ。87歳だよ。ふつう老巨匠の映画つうとなんかもう自由闊達・脱俗の境地にたっして奔放の極み、みたいな、よーするに当たり前の客には理解不能の作品をこさえたりなんかするイメージだけど、このドでかい新聞広告ってもう「当たり前の客」に見せようって配給会社ヤル気満々だもんなー。予告編も映画館でバンバン流してるしさ。

87歳になってもヒット作連発の売れっ子監督つうのは、ひょっとして空前の存在なんじゃないかしらん。

なんて、ぼんやり思ってたら、クリント・イーストウッドの40年前の雄姿がジャケットのレコードを突然思い出してしまったんであった。

〈ガントレット〉って映画は30年以上も前にテレビで1回見たきりだけど、けっこう面白かった記憶はあるんだ。だけどそれだけ。使われてた音楽のことなんかまるで記憶にない。

でもさ。このアメコミふうのイラストジャケットがさ、エサ箱ぱたぱたやってるときに現れてごらんなさいな。「なんじゃこりゃあ」でしょ。ふつう手が止まんない? そうかなあ、おれは止まったけどなあ。

で、とりあえずジャケットしげしげ見れば知ってる映画のサントラで、あーたしかにバスが銃撃でハチの巣になる映画だったよなあと思い出しながらウラを見たら「フィーチャリング・ソロイスト」としたところにアート・ペッパーの名前があるじゃんか。いやーこうなるとエサ箱に戻せないでしょ。レコーディングは77年9月13日と15日、ワーナーのバーバンク・スタジオ。エンジニアはダン・ウォーリンとジャケットにある。アート・ペッパーが麻薬禍から立ち直ってめでたく現役復帰した少し後のことだ。

いうまでもなくイーストウッドといえばジャズ通である。
バードの映画を作った。モンクのドキュメンタリーも作った。

そして、おれはといえば軽率を絵に描いたようなヤツである。

まあ期待するほうが良くないやね。なにしろドンパチアクション刑事映画でジャズとはなーんのカンケイもないんだから。ほんのちょっとでもソロがあっただけ良しとせねばの。

せっかく思い出したんだから久しぶりに聴いてみようかな。


クリント・イーストウッドはもう87歳なんだってね。_d0027243_13252268.jpg
*カヴァーイラストはFrank Frazetta。大変な人なんですね。よく見るタッチの絵だとは思ったけど不勉強で知りませんでした。深く反省。


by god-zi-lla | 2018-02-23 13:43 | Comments(0)

さいきんの芝居見物

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さいきんの芝居見物ったってね。歌舞伎ばっかり見てるもんですから、さいきんもへったくれもないってばないんです。なんで歌舞伎ばっかり見るようなことになってるかというと、それはやっぱり第一に歌舞伎ってのはどうやって楽しむものかってことがちょっとずつ判ってきたからだろうな。

立て続けに歌舞伎を見てたらそれが判りはじめて、判りはじめたもんだから尚更面白くなってきてさらに立て続けに見に行くようになってきた。

けどね、それが出来るのも切符がほかの芝居よりも割安だってのがね、あるんです。歌舞伎座でいうと立ち見でもいいから幕見席でひと幕お目当ての芝居だけ見物するなら1000円から2000円。通常の席だったら3階席のBで4000円、いちばんよく行く3階席のAが6000円(これより上等な席には座ったことがない)。これで半日どっぷり歌舞伎です。

ちなみにせんだってのシアタートラムの〈コペンハーゲン〉が8500円。となりにある世田谷パブリックシアターにかかる芝居も2階とか3階でも大概1万円近いし、渋谷Bunkamuraのシアターコクーンならもう少し値が張る。同じ渋谷のパルコ劇場、下北沢の本多劇場、新宿の紀伊國屋ホールあたりだってまあ7000円から9000円の間が相場だしさ。

まあおカネのことばっかり言うのもどうかとは思いますものの、行きやすいのは安いほうだよな。1万円となるとやっぱり相当考えちゃうよ。

つうわけで今年上半期、見物した芝居は、
元禄港歌(1/7シアターコクーン)
書く女(1/21世田谷パブリックシアター)
逆鱗(2/23東京芸術劇場プレイハウス)
ETERNAL CHIKAMATSU(3/11シアターコクーン)
家庭内失踪(3/15本多劇場)
8月の家族たち(5/13シアターコクーン) 
コペンハーゲン(6/21シアタートラム)
以上7本、それでも月に1本以上は見てることになるんだな。以下、役者の見た感じ中心に覚えてることの備忘録。

〈元禄港歌〉は亡くなった蜷川幸雄の芝居。猿之助、段田安則、宮沢りえほか。歌舞伎ふうに演技のメリハリを強く出す猿之助と、それを加えつつ現代劇に踏み止まる段田安則。最近の宮沢りえは舞台の大女優への道まっしぐらと見てるけど、役柄のせいもあるのかここでは少し控えめなのが残念なり。

そうそう、澤瀉屋一門の芸達者、猿弥がどんどん金田龍之介っぽくなってきた気がするのは体型のせいもあるか。

〈書く女〉は永井愛の樋口一葉を描いた芝居で黒木華が樋口一葉。木野花の一葉の母がいいなあ。みんなあのレベルだったらなんてつい思っちゃう。そういえば井上ひさしの〈頭痛肩こり樋口一葉〉見たことがないんだよ。

〈逆鱗〉。野田地図。井上真央の怪演や良し。おれテレビぜんぜん見ないからドラマとかでどんなことしてるのかまるで知らないけど、先年の同じ野田地図〈MIWA〉では宮沢りえを相手に「健闘」してたのが今回は不気味な役を喜々として演じてた。これからはこの人の名前のある芝居は見に行こう。

〈ETERNAL CHIKAMATSU〉つうのは「心中天網島」のモディファイ(つうのかね)。七之助は単独で出てくると「女」だけど深津絵里と一緒だと「男」だな。元禄港歌の猿之助ではそうとも思わなかったところが猿之助と七之助の現時点での差ってものかしらん。

〈家庭内失踪〉は岩松了作&演出。風間杜夫と岩松了が二人で絡むところは芝居的面白さ満点なんだけどね。キャストの芝居の水準が揃うかどうかってのが芝居の難しいとこのひとつなんだろうな。去年の〈草枕〉とこれと小泉今日子の出た芝居を見ましたが、おれはちょっとね。いま上映中の映画「ふきげんな過去」は見に行きたいんだけど。

〈8月の家族たち〉はおととしだったかメリル・ストリープとジュリア・ロバーツの映画を見ちゃったからキビシイかと思ったんだけど、芝居は芝居で悪くなかったからほっとした。メリル・ストリープのやった母を麻実れい、ジュリア・ロバーツの長女が秋山奈津子。麻実れいの母親が狂いつつもカワイイという、こういう造形のほうが(メリル・ストリープのよりも)いいのかもなと見終わってずいぶんたってから思い返して思った。

これって映画のときも思ったんだけど、エンディングのあと登場人物のだれもシアワセになれないだろうと強く確信される「喜劇」でさ。先に映画見て筋書きを知ってたから芝居の最中笑える台詞になかなか笑えなくてね。その「ギャグ」が将来の不幸への伏線だったりするから。

でつい最近見た〈コペンハーゲン〉なり。浅野和之、段田安則、宮沢りえの完全3人芝居。浅野と段田はともにノーベル物理学賞受賞の理論物理学者でもって大量の台詞は学問上の議論を含んで、こりゃあタイヘンだったろうなと思うしかないんだが、3人出ずっぱりで動きもあまりなくストーリーといっても同じ場面を遡ったり先に行ったり巻き戻したり。そのかわり役者の口と客の脳味噌はフル回転しっぱなし。宮沢りえは浅野の妻役で二人の間に割って入り議論と時間を行きつ戻りつさせる。

宮沢りえがボトルネックになって芝居を滞らせるってことが全然ないんだよな。こういうふうに役者のレベルが高いところで揃うと難解な芝居がじゅうぶん楽しめるものになるってことを証明するような舞台だったと思う。

じつは去年見た〈草枕〉で、小泉今日子の代わりにこれが宮沢りえだったらと思ったんだよ。このときの出演は浅野和之と段田安則ほか。


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写真は〈コペンハーゲン〉のチラシ。なんかハンマースホイの絵をマネっこしてるじゃんと思ったらハンマースホイの絵でした。すみません。
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by god-zi-lla | 2016-07-02 16:24 | Comments(4)

蜷川幸雄逝く

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きのうの夜シアターコクーンへケラリーノ・サンドロヴィッチ演出〈8月の家族たち〉を見に行った。れいによって入り口のところでチラシの重たい束をドカンと渡された。でその重たいチラシの束を開演前の客席でぺらぺらと繰ってたら、なかに12日亡くなったばかりの蜷川幸雄のものが3枚もある。まもなく初日の芝居と、夏の芝居と、今月末締め切りの出演者募集のチラシの3枚。

この人には死ぬ気なんてさらさらなかったんだな。

おれが芝居をそこそこ見るようになったのはそんなに古いことじゃないから蜷川幸雄の芝居もそんなに見てない。数えてみたらやっぱり5本きりだ。この際だから書き留めとくことにする。

近松心中物語(帝劇1983?)
オレステス(コクーン2006)
下谷万年町物語(コクーン2012)
火のようにさみしい姉がいて(コクーン2014)
元禄港歌(コクーン2016)

こういうことを言うのもなんだけど、こうやって見てみると蜷川幸雄の芝居だからと強く意識して見に行ったのは2006年の〈オレステス〉だけだった気がする。〈近松心中物語〉は仕事でたまたま見ただけだった。〈下谷万年町物語〉は唐十郎の芝居に宮沢りえが出るという興味のほうが先で、〈火のようにさみしい姉がいて〉はその宮沢りえと大竹しのぶが共演するというからチケットを買い、〈元禄港歌〉には猿之助が出るっていうから。

まあしかし、それだけでもう蜷川幸雄の策略に巻き込まれてたってことかもしれない。だけど、そういう興味で見に行っただけの不心得な客も裏切らない。こいつはじつはすごいことなんじゃないかと思う。なんかこう、客を最初から巻き込んで芝居のお終いまで引っぱってっちゃうチカラ。名前の知れた演出家の芝居をそうやって見に行って失望することってままあることだから、よけいそう思う。

平幹二朗と太地喜和子の出た〈近松…〉は20代に見た。仕事でお客さんのお供で仕方なしに見に行った(よくある企業主催の『お得意様ご招待観劇会』みたいなものね)。そしたらこいつが面白い。芝居見物のあとは席を移して宴会もあるから、この際昼寝でもしとこうと思ったのに眠ることなんかできない。とにかくものすごい色彩感。徹底したキッチュ。太地喜和子の異様な色っぽさ。おまえら商業演劇って小馬鹿にするが、ここまでギトギトに作り込んで芝居やったことあんのかよ、みたいなエナジーが充満してたからほとんど腰を抜かしそうになった。

そういえばあの太地喜和子と平幹二朗は「梅川、忠兵衛」だったんだと気がついたのは、歌舞伎を見るようになったつい最近のことでさ。あーそもそも素材が近松のほとんど無意味なくらいドロドロな女と男の情念の世界だったんだ。

20代に見たあれを60になった今あらためて見たらどんなだろう。
なんてことを、ちょっと思う。

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by god-zi-lla | 2016-05-14 11:08 | Comments(4)
近場で黄金週間その2はラフォルジュルネ_d0027243_101591.jpg
あの台風みたいな風雨の夜のあと、いきなり夏の黄金週間は東京だな。

5月3日憲法記念日。

平和島の骨董市をぶらぶらと2時間あまりも冷やかして結構ふらふらになったところで日比谷に出て、慶楽で奥さんは叉焼炒飯おれは牛バラご飯(メニューにはそう書いてないけど、それで通じる)の遅い昼メシを済ませ、夜になってから切符を買ってあったラフォルジュルネの〈四季をめぐる旅〜フランス・バロックの「四季」〉というプログラムを聴きに行った。

これはちょっと残念なことに予定してた歌手が声帯の不調というので歌手が代わり曲目も変わったせいなのか手探りな感じが少しあってさ。ヴィオラ・ダ・ガンバ(フランスだからヴィオールというのかな)ひとりと、ポジティフオルガンとチェンバロ(じゃあクラヴサンだな)を兼ねるひとり、それと女声。

国際フォーラムのホールB5って200人くらいの会場だったんだけど、ホールったってそもそも音楽ホールじゃなくって展示ホールだからね。きっと中世フランスの宮廷でもあのくらいの容積のサロンはあったろうからクラヴサンとヴィオールというような小音量デュオでもじゅうぶん部屋のすみっこまで美音が響き渡ったでしょうが、如何にせんデッドに作られた21世紀トーキョーの展示ホールだもん。あえかな音色を愛でるバロックのサロン音楽を奏でるには、万全の備えの音楽家だってきっと厳しかったに違いないんだ。

せめてラフォルジュルネの会場のひとつに残響の長い築地の浜離宮朝日ホールか虎ノ門のJTアートホールか紀尾井ホールのどれかでも入ってればなあっていつも思わずにいられないんだけど、そうはいかないオトナの諸事情いろいろなんでしょうね(そうそう。大手町の読売本社の新しいホール、あれはどうなんだ。徒歩圏内だぞ)。

でその後ホールC(ここは収容人員1500人くらい、地方の市民ホールと同じような多目的ホール)に移動して20時30分から〈渋さ知らズ〉。なんつってもまあ、かそけき音色のバロックアンサンブルから爆音集団つうこの落差がすごいんだけど、いっぺんライヴを見たいと思ってた〈渋さ…〉に行けるチャンスがようやくめぐってきたんだからいいんです。

いや面白い。想像してたとおり、いやそれをうんと上回ってすごく楽しんだ。予想どおりこのバンドはCDで聴いててもぜんぜん真価がわからない(悪いんだけどCD聴いてるだけだと、ただただウルサイだけにきこえないでもない瞬間がけっこうある)。まあフリージャズとその親類スジの音楽にはそういうことがままありますけど、完全にその範疇だな。

それにしてもあのダンサーたち。鍛えに鍛えた暗黒舞踏系のひととコンテンポラリーダンス系のすごいうまい人と、それからどたんどたんしたベタ足の素人バイトかよ? というおねえさんたちの混ざり具合がなんかすごい。きっといつもああなんだろうな。でもそこがまたすごくいい気がするのはなんかの錯覚かなあ。

それにしても冒頭いきなりアナウンスで「当公演は45分の予定でしたが、やりたいことが盛り沢山のため、ラフォルジュルネにお願いして倍の90分やります。後のプログラムを予定されてるお客さまには申し訳ありませんが45分たったところで一度インターミッションを入れますので、あとはご自由に」だもんなー。たまたまホールC最後のプログラムだったから可能だったんでしょうけど、こっちは大喜びだね。

で結局90分も超えて大方2時間近く。それで延長料金なしの2600円(笑)。単純にウレシイ。しかも途中退席を余儀なくされたお客さん方にはたいへん可哀想なことに後半のほうが断然盛り上がって楽しかった。

〈渋さ知らズ〉はいまやラフォルジュルネの常連バンド(オフィシャルガイドには『裏フォルジュルネの顔』とあり)らしいから、来年も出たらまた見たい。

それから5月4日憲法記念日とこどもの日の間の「オセロ休日」。

また夜。19時15分こんだはホールB7。これも結構広い展示ホールで、そういえば以前ここで弦楽四重奏聴いたことがあったけど先述のバロックアンサンブルと同じようなことを感じたのを思い出した。思い出したんだが、こんだはなにしろブルンジのタイコだから。

オフィシャルガイドでは〈ドラマーズ・オブ・ブルンジ〉という名前になってる。輪切りにした直径40から50センチメートルくらいの木をくり抜いたところに動物の皮を張った(ように見える)太鼓が10台くらい。それを屈強の若者たちが約50分ほとんど休むことなく叩き続けるんですから。いやまったく、ちゃんと昼メシ食って出てきてよかったよ。

これがまた単純なビートを刻んでるだけに一瞬きこえたりするんだがポリリズムになってて、とにかくなんだかわけわからんくらい一瞬もダレずに小一時間、見た感じ大まかにいって三つのパートに別れてるようで、しかもそれぞれのパートを踊りながら入れ替わっていくんだ(タイコの数より若者が二人多いから適度に休みながらやっている)。その木をくり抜いたタイコ以外の楽器はなし。

なにしろ、こういう音楽を聴くことなんてめったにないから(つか、おれなんかも含めてお客のほとんどが初めてだったろう)、どう反応していいのかよくわかんない。だから客席も最初のうちは拍手していいんだか悪いんだか、だけどズンズン身体に響き渡るからスゲーなあって感じはたぶんみんなヒシヒシとあるんだ。

だからお終いに近づくほどお客のノリが良くなってきて、最後のほうはイエーイって感じになったんだけどね(さすがクラシック音楽のフェスと申しますか、ブラヴォーの声もかかってた)。

ラフォルジュルネって、こういうふだんあんまり聴けないような音楽がプログラムにちょこちょこ入ってるんで、そういうのをやっぱ聴きたいと思って切符取ろうとするんだけど考えることはヨノナカみな同じらしくってさ。そういうプログラムはけっこう早めに売り切れちゃったりするから油断なりません。

さて来年はどんな音楽が聴けますかしらん。
by god-zi-lla | 2016-05-06 07:24 | Comments(0)

いよいよ押し詰まってまいりましたですかね。

この年の瀬の渋谷の人混みかき分けかき分け22日の火曜日は夕暮れ時、あたしら夫婦は東急Bunkamuraのシアターコクーンへ芝居見物に行ったと思し召せ。いやーそしたらこれがとんだシロモノでさ。見終わってこれほどハラの立った芝居ってのもちょっと記憶にないくらいでね。おれはあと何年何本の芝居見られるかわかんないですけど、これがいままで見たなかで文句なしの(いや文句はいくらでもあるに決まってんだ)ワーストワン。しかも当分の間(ひょっとしたらおれの寿命が尽きるまで)揺るがない気がする。

とにかくさ。オリジナルに思い入れも尊敬の念もない連中がテメー勝手にいじくり回したもんだから愚にもつかないものが出来ちゃったとしか言いようがないね。

これがさ、その翌日の23日国立劇場で見物した新機軸盛りだくさんの東海道四谷怪談がなかなか良かったから良かったようなもんでね。ひょっとしてコクーンのほうが今年の芝居の見納めになってたりした日にゃ、ウチに帰ってから年内キップの買える芝居なんでもいいからもう1本見なきゃハラが立ってハラが立って年が越せねえじゃねーかって、キーボード叩いて検索してたとこでした。

まったくよりにもよって、お岩さんと伊右衛門に救われちまった極月だ。

あ、それからサンデー先生は楠トシエだかんね。

(なんのことだかわかんない人にはすみません)
by god-zi-lla | 2015-12-25 21:06 | Comments(0)

どうもね

なんだか、やりきれない出来事ばかりで気が滅入る。そういうテーマについては極力書かないことにしましょっていうのが当ブログのモットーだから書かない(左にあるツイッターでは時々吠えるけどね)。だからまあ気晴らしに何かやって、とりあえずそいつをネタにノーテンキなのを一発デッチ上げることにでもするか。ただし内容未定つか、内容なんて無いよう、なんちて。
by god-zi-lla | 2015-11-17 10:50 | Comments(0)
8月30日の国会包囲デモ&銀座の甘味_d0027243_21171673.jpg
なにしろ地下鉄永田町で電車降りたらホームがすごい人だ。そのうえトイレの前には延々長蛇の列ができている。いやあこりゃなんだろうと思ったら、ようするにデモに参加する前に皆さん地下鉄構内でトイレを済まそうってことなんだね。あたしゃよく永田町で降りて国立劇場へ行ったりしますけど、そもそもこの位置にトイレがあることすら認識しておりませんでしたもの。そんなことだから改札出るだけでも大変な混みようでさ。

さて地上に出て自民党本部のほうから国会前に近づこうとしたんだけど、国会前どころか国会図書館のところでにっちもさっちもいかなくなった。報道されてんのは国会正面ばっかだけど、その外側の人出もすごいもんなのであった。いやもう屋外なのに酸欠っぽくなって息苦しい。小さな子どもが肩車されてますけど、これは親御さんの正しい判断だな。こういうとこに子ども連れてくるっつうといろいろゴタク並べるヤツはいるけど、もちろん子どもをデモに連れてくるのだって正しい判断。

このあとトイレにも行きたいしハラも減ってきたから奥さんと二人この大群衆かき分けかき分け三宅坂方面、ふだんの日曜日だったら歩行者なんてひとりもいない三宅坂から「国会前」交差点までのお堀と反対側の歩道がすごい人通りでビックリだ。おれたちはもう引き返そうという時間なのにデモに加わろうとする人の波が引きもきらない。

いやー原発のデモの最高潮のときだってここまでの人出じゃなかったよ。みんな怒ってる。アベにそんなこと託した覚えもないのにゴジャゴジャてめえ勝手にやりたい放題されるのに、堪忍袋の緒が切れてます。ホントだったら夏休み最後の日曜日だ。行楽に出かけて楽しんだってよかったのに、アベと自民党と公明党がヘンなことするからこんなことになっちゃった。日本経済にとっても損失だよな。こういうとこで国民を不安に陥れることがいかに国益を損なうか。しかしまあそんなことマジメに考えてちゃあ政治家なんて出来ないんだろうけどさ。

つうわけでわたしら準老夫婦はヘトヘトになりながらもてくてくと三宅坂から桜田門、祝田橋を抜けて日比谷のペニンシュラホテルでトイレを借りて、銀座のいつも空いてるという意味では「穴場」で重宝な蕎麦屋(だからたいしてウマくはありません)で遅い昼メシ。それから松崎煎餅の2階で下のような甘味にありついてホッとひと息ついたのでございました。奥さんがクリームあんみつ。あたくしは抹茶パフェ。あんみつにはアンコのハート♥。パフェにはどら焼きの皮みたいので出来たハート♡。いつまでも平和でこういうものをノンキに食べていたいもんです。
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by god-zi-lla | 2015-08-30 21:17 | Comments(0)

アベ政治を許さない

プリントアウトするばっかりじゃなくて、金子兜太さんのこのポスターをお手本にして「お習字」してみるのも良さそうだね。個性的な、いろんな字で書かれた「アベ政治を許さない」。
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by god-zi-lla | 2015-07-18 19:17 | Comments(0)

参考:ポツダム宣言

千九百四十五年七月二十六日

米、英、支三国宣言

(千九百四十五年七月二十六日「ポツダム」ニ於テ)

一、吾等合衆国大統領、中華民国政府主席及「グレート・ブリテン」国総理大臣ハ吾等ノ数億ノ国民ヲ代表シ協議ノ上日本国ニ対シ今次ノ戦争ヲ終結スルノ機会ヲ与フルコトニ意見一致セリ

二、合衆国、英帝国及中華民国ノ巨大ナル陸、海、空軍ハ西方ヨリ自国ノ陸軍及空軍ニ依ル数倍ノ増強ヲ受ケ日本国ニ対シ最後的打撃ヲ加フルノ態勢ヲ整ヘタリ右軍事力ハ日本国カ抵抗ヲ終止スルニ至ル迄同国ニ対シ戦争ヲ遂行スルノ一切ノ連合国ノ決意ニ依リ支持セラレ且鼓舞セラレ居ルモノナリ

三、蹶起セル世界ノ自由ナル人民ノ力ニ対スル「ドイツ」国ノ無益且無意義ナル抵抗ノ結果ハ日本国国民ニ対スル先例ヲ極メテ明白ニ示スモノナリ現在日本国ニ対シ集結シツツアル力ハ抵抗スル「ナチス」ニ対シ適用セラレタル場合ニ於テ全「ドイツ」国人民ノ土地、産業及生活様式ヲ必然的ニ荒廃ニ帰セシメタル力ニ比シ測リ知レサル程更ニ強大ナルモノナリ吾等ノ決意ニ支持セラルル吾等ノ軍事力ノ最高度ノ使用ハ日本国軍隊ノ不可避且完全ナル壊滅ヲ意味スヘク又同様必然的ニ日本国本土ノ完全ナル破壊ヲ意味スヘシ

四、無分別ナル打算ニ依リ日本帝国ヲ滅亡ノ淵ニ陥レタル我儘ナル軍国主義的助言者ニ依リ日本国カ引続キ統御セラルヘキカ又ハ理性ノ経路ヲ日本国カ履ムヘキカヲ日本国カ決意スヘキ時期ハ到来セリ

五、吾等ノ条件ハ左ノ如シ
吾等ハ右条件ヨリ離脱スルコトナカルヘシ右ニ代ル条件存在セス吾等ハ遅延ヲ認ムルヲ得ス

六、吾等ハ無責任ナル軍国主義カ世界ヨリ駆逐セラルルニ至ル迄ハ平和、安全及正義ノ新秩序カ生シ得サルコトヲ主張スルモノナルヲ以テ日本国国民ヲ欺瞞シ之ヲシテ世界征服ノ挙ニ出ツルノ過誤ヲ犯サシメタル者ノ権力及勢力ハ永久ニ除去セラレサルヘカラス

七、右ノ如キ新秩序カ建設セラレ且日本国ノ戦争遂行能力カ破砕セラレタルコトノ確証アルニ至ルマテハ聯合国ノ指定スヘキ日本国領域内ノ諸地点ハ吾等ノ茲ニ指示スル基本的目的ノ達成ヲ確保スルタメ占領セラルヘシ

八、「カイロ」宣言ノ条項ハ履行セラルヘク又日本国ノ主権ハ本州、北海道、九州及四国並ニ吾等ノ決定スル諸小島ニ局限セラルヘシ

九、日本国軍隊ハ完全ニ武装ヲ解除セラレタル後各自ノ家庭ニ復帰シ平和的且生産的ノ生活ヲ営ムノ機会ヲ得シメラルヘシ

十、吾等ハ日本人ヲ民族トシテ奴隷化セントシ又ハ国民トシテ滅亡セシメントスルノ意図ヲ有スルモノニ非サルモ吾等ノ俘虜ヲ虐待セル者ヲ含ム一切ノ戦争犯罪人ニ対シテハ厳重ナル処罰加ヘラルヘシ日本国政府ハ日本国国民ノ間ニ於ケル民主主義的傾向ノ復活強化ニ対スル一切ノ障礙ヲ除去スヘシ言論、宗教及思想ノ自由並ニ基本的人権ノ尊重ハ確立セラルヘシ

十一、日本国ハ其ノ経済ヲ支持シ且公正ナル実物賠償ノ取立ヲ可能ナラシムルカ如キ産業ヲ維持スルコトヲ許サルヘシ但シ日本国ヲシテ戦争ノ為再軍備ヲ為スコトヲ得シムルカ如キ産業ハ此ノ限ニ在ラス右目的ノ為原料ノ入手(其ノ支配トハ之ヲ区別ス)ヲ許可サルヘシ日本国ハ将来世界貿易関係ヘノ参加ヲ許サルヘシ

十二、前記諸目的カ達成セラレ且日本国国民ノ自由ニ表明セル意思ニ従ヒ平和的傾向ヲ有シ且責任アル政府カ樹立セラルルニ於テハ聯合国ノ占領軍ハ直ニ日本国ヨリ撤収セラルヘシ

十三、吾等ハ日本国政府カ直ニ全日本国軍隊ノ無条件降伏ヲ宣言シ且右行動ニ於ケル同政府ノ誠意ニ付適当且充分ナル保障ヲ提供センコトヲ同政府ニ対シ要求ス右以外ノ日本国ノ選択ハ迅速且完全ナル壊滅アルノミトス

(出典:外務省編『日本外交年表並主要文書』下巻 1966年刊)

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「つまびらかに」読んだことないというほど長いわけじゃないし、何が書いてあるかわからないような難解なところはひとつもない。もしかすると当時の政府に倣って「ignore」したということか。
by god-zi-lla | 2015-05-21 09:33 | Comments(2)