神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

カテゴリ:食いモンは恥ずかしいぞ( 287 )





昔の東京の味のする芝居弁当が_d0027243_10594293.jpg





虎吉さんのコメントで知ったんだが、歌舞伎座向かいの弁当屋「木挽町辨松」が今月20日をもって店を閉めることになったんだそうだ。あまり経営がよろしくなかったところに今回のアレが禍したようだ。

歌舞伎座前のお弁当屋だもん。そりゃあ小屋がひと月半以上開かないんじゃ干上がっちまう。なんだか寂しい話だなあ。

木挽町辨松の弁当といえば「甘くて濃い」。卵焼きなんて自分でこの甘さにこさえようと思っても手が震えて砂糖を入れらんないんじゃないかと思うくらい甘い。もちろん弁当だから「持ち」のいいようにと考えた味つけなのでしょうが、これはしかし「江戸の味」でもあるよな。佃煮なんかでもそうだけど東京の古い店のはたいがいとっても「甘っ辛い」。べったら漬けなんてのはもう、途轍もなく甘い。

でも、あれがいいんだよって江戸っ子の末裔は言うんだ。

江戸っ子じゃないおれにはだからやや濃すぎる味つけに思えるもんですから、そうそうしょっちゅう食ったわけじゃない。でもなんか、ときどき無性に懐かしく思い出されるような味でもあってね。開幕前にここに寄って「赤飯弁当」を買い、晴海通りを渡って歌舞伎座に入ることがときたまあった。

歌舞伎座のほぼ真向かいなのに横断歩道は三原橋の交差点か、晴海通りを少し勝鬨側に寄った万年橋の交差点しかなくて最短距離を渡れないのがイライラだったりしてね。

まあしかし、閉店だからといってこのご時世ちょっと買いに行ってみるという気分にもなれないところが残念なり。

そこで探してみたら8年前のエントリに弁当の写真を載っけてた。歌舞伎の幕間、自分の席で膝の上で包みを広げたところを撮ったみたいで(歌舞伎は通例ほかの芝居なんかとちがって客席で弁当食ってよいことになっている)、これがまったくヒドイ写真だもんですからボロ隠しをしたのが上のヤツなり。

そのエントリの本文に「『赤飯弁当1番』695円」とある。弁当の名前に番号が振ってあるのがなんかいいよね。ちなみにいまは同じ名前の弁当が730円とHPにあり。8年で35円の値上げ。良心的といっていいんじゃあるまいか。そのホームページによれば中身は「赤飯 玉子焼 蒲鉾 めかじき味噌焼 うまに(筍・つと麩・牛蒡・椎茸) その他」とある。写真のまんまだ。

ちなみに「日本橋辨松」という店もあって歌舞伎座にほど近い銀座三越にも店を出してるが、こっちのほうがやや値が張り味のほうも木挽町より薄味の「一般的な」味わいだと思う。ようするに「木挽町」のほうが庶民的なんだろうな。値段も味も詰めた折の体裁も。

ふたつの「辨松」は、昔は知らず現在はなんの関係もないらしい。







タグ:
by god-zi-lla | 2020-04-06 11:51 | 食いモンは恥ずかしいぞ | Comments(2)
つうわけで久しぶりの昼メシコーナーなんでした。こんなモンを少数とはいえ面白がってくれる方がいらっしゃるのがじつに恐縮というか、困ったもんである。

とはいえ、毎日ヘンテコリンなもんデッチ上げちゃあ食ってるわけじゃない。寒くなりゃあウドンが続くし、夏は夏で連日ソーメンすすってたりするわけだ。それに晩メシの残り物を添えるだけとか。

そんなこんなで昼メシ作って食っちゃスマホで撮ってはみるものの、後で見返してみればあーこれは前に載せたよなーっつうのばっかでさ。そりゃそうだよ。こんなことをかれこれ10年もやってんですから。もうネタはとっくに尽きておるわい。





おひとりさまの昼メシ2019-2020 青息吐息あっち向いてホイ編_d0027243_13265108.jpg

これなんかもうこのブログに何回登場したかわかんない牛バラ煮込みのぶっかけご飯。晩メシに作ったこれが少し残るとホントうれしい。翌日の昼が楽しみだもんな。自分で作っていうのもナンですが、これはマジうまいっす。だけどウマいもんがそうそう沢山残るわけはない。なのでブロッコリの茹でたの乗せて増量せり。2019年4月5日。




おひとりさまの昼メシ2019-2020 青息吐息あっち向いてホイ編_d0027243_13265951.jpg

タケノコご飯。これも前の晩残るとうれしいよねえ。でも同じくコイツも残ったってせいぜいが茶碗に軽く一杯あるかないか。なのでこの日は「タケノコご飯セット、あったかいソバでお願いね」と自分で自分に注文出してかけソバ一杯こさえて一緒に食ったのであった。あーもちろんタケノコは自分で茹でたヤツだからね。2019年4月20日。



おひとりさまの昼メシ2019-2020 青息吐息あっち向いてホイ編_d0027243_13270775.jpg

ナポリタンのズッキーニ入り。ただそれだけのことよ。

残った野菜を「処分」するのはおひとりさまの昼メシの重要な任務である。もちろん処分先は自分の胃袋なり。不法投棄はイケマセン。2019年5月18日。




おひとりさまの昼メシ2019-2020 青息吐息あっち向いてホイ編_d0027243_13271966.jpg

これはねえ、モツの味噌煮込みをあっためたウドンにぶっかけただけ。いきつけの飲み屋で「沢山買ってきたからひとつあげるね」と言われて貰ってきた調理済みのモツ煮込み。どっかの(どこだか忘れたけど)有名な店だっていうんだけど、こりゃあたしかにウマい。

モンダイはこの頂き物のモツ煮込み、500グラムと結構な分量なんである。しかも困ったことにウチの奥さんこのテのオカズが得意じゃないときたもんだ。仕方ないからおれがひとりで昼メシに食うことにする。

たしかこのとき4日くらい続けてこのモツ煮込みを昼メシに食った気がする。ウドンにぶっかけたり。白いご飯で食ったり。

どうなんですかね健康という観点からこういう昼メシってば。

青い小ネギは刻んで冷凍してあったのをひとつかみしたから霜っぽい。こういう小ネギは絶対使い切らないうちに萎び始めるから早いうちに見切って全部刻んで冷凍するが吉。2019年11月22日。



おひとりさまの昼メシ2019-2020 青息吐息あっち向いてホイ編_d0027243_13272866.jpg

チクワの卵とじ丼。そんだけのもんさ。2019年12月26日。



おひとりさまの昼メシ2019-2020 青息吐息あっち向いてホイ編_d0027243_13273858.jpg


かき餅ちからそば。面妖なり。

冷凍庫に眠る、緑色のナニモノかが入った薄切りのモチのようなものの真空パックが長いこと気になっておった。だいぶ前にだれかに貰ったのをそのまんまフリーザーに放り込んだみたいだが、いったいだれに貰ったこれはなんなのか思い出せない。たぶんモチだろう。色からするとヨモギでも入ってるのか。

おそるおそる取り出し油で揚げて、かけソバに乗っけてチカラそばということにした。

するとこれはモチではなく多分かき餅で、しかも緑色はヨモギじゃなくって青ノリであることが判明したのである。揚げたらちょっとヌチャっとした。

まあしかし青ノリの香りも悪くないし、一時はどーなるかと思ったが意外に真っ当な昼メシになったんであった。2020年1月5日。



おひとりさまの昼メシ2019-2020 青息吐息あっち向いてホイ編_d0027243_13274857.jpg


けんちん炊き込みご飯。これは珍しいよ。何が珍しいってひとりの昼メシにご飯炊いたんですから。

前夜のけんちん汁がわずかに残ってた。しかも汁はほとんどなくて具が残ってる。どうすべ、こんなモン。しかもフリーザーに冷凍ご飯の在庫がない。

で、ふと思いついた。コイツをご飯に炊き込んだらどうだんべ。小さい土鍋で炊いて、そっから茶碗によそって食えば洗い物も少なくてすむんじゃあるまいか。電気炊飯器で炊くより直火で炊いたほうがずっと早く炊き上がるしね。

これはしかし見栄えは良くないけど、おひとりさまの昼メシ的には絶品級でしたね。おこげもうまい具合に出来たし。いやーこれはまたやってみよう。2020年1月17日。



おひとりさまの昼メシ2019-2020 青息吐息あっち向いてホイ編_d0027243_13275826.jpg

中華丼みたいなもの。前の晩、白菜やらなんやらと豚肉で中華風の炒め物をこさえて食った。炒めただけだから汁気はない。フリーザーに冷凍食品の「シーフードミックス」つうのが残ってたので、それを少し取り出して野菜炒めの残りと炒め合わせ少し味を足したのちお湯と紹興酒少々を差して煮込み、片栗粉でトロミをつけてご飯に乗っけた。

まあ見かけどおりの味のもんです。2020年1月29日。



おひとりさまの昼メシ2019-2020 青息吐息あっち向いてホイ編_d0027243_13280785.jpg

ポトフのスープが残った。「具」の残りはベーコンと牛肉が1個ずつ。おれは市販の調合済み「カレー粉」というのはめったに使わないんだが、奥さんが市販のカレースパイスセットを調合したカレー粉があるのでそのスープをやや煮詰めて味を濃くしたのち、くだんのカレー粉を投入さらに仕上げにガラムマサラを少々。

これは意外にイケたね。ポトフのような煮込み料理って大量に作らないとウマくないから、老夫婦だけだとどうしても何日も続けて食わなきゃなんなくなる。最初はウマイウマイと食ってても最後は飽きる。そうか、このテがあったか。こうすりゃまるで別モンだ。それになにより各種肉野菜のダシが効いてるからウマいに決まってら。なんで今まで思いつかなかったんだろか。2020年2月12日。

ところで今回は前回までのように皿全体ドンブリ全体の画像を載せるのをヤメて、小汚いところをできるだけ隠蔽すべく大胆にトリミングすることにした。今までは全体を見てもらったほうがビンボ臭くて小汚い感じがよくわかるかと思ってそうしてたんだけど、まあなんちゅうか、自分でも小汚い昼メシにウンザリしてんだろうな。

つうわけで、これで11か月分だからさ。このぶんだと次回は来年中にやれるかどうかすらアヤシイ。それにさ、奥さんも勤めを辞めてフリーになったからウチにいることが増えた。つまりウチで昼メシ作って食っても「おひとりさま」じゃないことが多くなった。「おひとりさまの昼メシ」の機会そのものが減ってるんである。



なので事情ご賢察のうえ次回を期待せずにお待ちくださいませ(誰も待ってないって)。










タグ:
by god-zi-lla | 2020-02-16 22:43 | 食いモンは恥ずかしいぞ | Comments(2)
近ごろ、ひょっとしてハヤリの言い回しになってんのか「フォーカスする」つうコトバをときどき見たり聞いたりする。

ようするに、ここと定めたところに注力するとか注目するとか、そういうことなんでしょうけど、すわりのいいような悪いような言い回しではある。「…スす…」てとこがよくないのかもしれない。「ディスる」とか「バズる」みたく、そのうち「カスる」とか言うようになったりして。

そういや大昔「フォーカスされる」っていう言い方があったな。たいして有名でもない芸能人がサングラスしてゴミ出ししてるとこやなんか写真撮られたりして。写真週刊誌のアレ。あれがなくなってみんなの記憶からあとかたもなく消えたから「フォーカスする」が出て来れたんだな、きっと。

それはともかく、たまにゃあハヤリの言い回しに倣ってこのブログも年初にあたりガラにもなく所信でも表明しとくとするか。


しょうむないことにフォーカスする。



ずっと前からしょむないことしか書いとらんやないかと言われりゃそうなんだけどさ。虫眼鏡でお日さまの光り集めるが如く、そこんとこにより一層フォーカスしてやろうと。

つまりアレだ。神はどーだっていいところに宿る、っつうブログのテーマにもっと忠実にやってこうという所存なのでございます。ひとさまが面白いかどうか一切考えない。もちろんひとさまの役に立とうなんて、鼻毛の先ほども思わない。

だけどこれが難しいんだ。いつもそう思ってんのに邪心が混ざる。

そして冬の京の旅の思い出の続き。

京都駅に急がなきゃと後ろ髪を引かれるように扇型機関庫を後にしたのにもかかわらず、ふらふらと「ミュージアムショップ」という名の土産物屋に寄ったんである。

それというのもホラ。あの肉うどんに浮かんでいた〈ドクターイエロー〉のカマボコがぜってー欲しいじゃないか。あれを薄く切って片方裏返しにして並べたら「2両編成」になるよな。売ってたら帰って試してみたい。もうひと編成作って「上り」「下り」でドクターイエローがすれ違うという夢のようなシーンだって、うどんの上でなら実現できる。サイコーじゃん!

そしたら売ってないんだよこれが。すごい残念。

でもまあ、せっかく覗いたんだからなんか買って帰りたいよなー。梅小路だから「梅糀漬け」なんてモンがあったりなんかしてさー。まさかそんなモンあるわけないよなー。




京みやげは梅小路で梅小路_d0027243_11184630.jpg




そしたら、ありやがんの。

京都鉄道博物館の地名
「梅小路」にちなんで、
「梅」と「糀」で大根を漬け込みました。
梅のさわやかさと、糀の甘味が
絶妙の京つけものです。

だって。しかも「西利」製だって。ゼツミョーだって。
わはは、なんだかいいねえ。京都のひと、ちょっとだけ見直しちゃったぜ。

ドクターイエローの代わりはこれだ。
冷静に考えればこっちのほうがいいかもしれない。
いや、そもそもこういうおミヤゲを買うというところでもう冷静さを失っているのかもしれないが。

とにかくミヤゲは買った。
急げ京都駅へ。






タグ:
by god-zi-lla | 2020-01-04 12:33 | 食いモンは恥ずかしいぞ | Comments(2)
おのぼりさんの京みやげ その1野菜編_d0027243_17034460.jpg
おのぼりさんの京みやげ その1野菜編_d0027243_17035807.jpg
おのぼりさんの京みやげ その1野菜編_d0027243_18201965.jpg






つうわけで南座で歌舞伎見物してきたんでした。
そして旅といやあミヤゲである。

芝居が跳ねて新幹線まで時間もたっぷりあるので四条河原町の高島屋の地下をうろうろ冷やかしてたら、青果売り場に見慣れぬ葉っぱが並んでる。近寄ってみれば「葉唐辛子」と書いてあるじゃんか。ぢつは、佃煮じゃなく「野菜」として売られてるのを我が六十有余年の人生で初めて見たのである(大げさだなあ)。

しかしね。こっちが人生振り返るくらいの勢いなのに、当の葉唐辛子といえばとくに特別な感じでもなんでもなく、ふつうにほかの(京都の伝統野菜とかそういうのじゃない当たり前の)野菜といっしょに並んでるんだよ。

いやーすごいなー、京都の人ってこれ買ってきてフツーにおウチで佃煮にしてたりするんだろうな。だよなー。きっと作ってんだろうなー、東京のイナカもんなんかにはヒミツでコッソリと。やだねー、イケズだよねー。うらやましいよねー。

もう葉唐辛子の佃煮好きとしちゃあコレ買ってって自分で佃煮こさえて食う以外の選択肢はありません。なにしろ葉唐辛子。「佃煮」でさえウチの近所じゃあめったに見ないんだからさ。大きなデパートかなんかの立派な佃煮屋さんの陳列ケースを仔細にチェックでもしないかぎり見つけらんないからね。

それで、どうも調べてみると葉唐辛子ってのは京阪神を中心に作られ、かつ食べられてる野菜らしい。そもそもは「伏見辛」という唐辛子の茎と葉っぱの部分が日常的なオカズになったり佃煮にされたりしたのが始めのようだから、品種の名前からして京都発祥だよな(『伏見甘』がいわゆる伏見唐辛子みたいね)。

よーするに「葉唐辛子」っていう野菜があるんじゃなくって、トウガラシの葉っぱを野菜として食べてるってことなわけね。

つうわけで能書きはそんくらいにして早速佃煮にしてやろうと袋から取り出して葉っぱを掃除してみると、青い唐辛子の赤ちゃん(青いのに赤ちゃんもないもんだけど)がいくつもくっついてる。どうしようかと思ったが、一緒に佃煮にしてやることにする。

高島屋でこの葉唐辛子を置いてあったカゴに小さな手書きのPOPが添えてあって、それには「一度茹でてから調理するほうがよいです」とあった。帰って調べてみるとアクがけっこう強いらしいので、注意書きどおりざっと茹でて湯を切ってから佃煮にしてみたのがその次の写真なり。

炊き上がってみると、おー、ちゃんと佃煮屋で買ってくるのと同じ葉唐辛子の香りがするじゃんか。もちろん食べてみれば紛れもないおれの大好きな葉唐辛子の佃煮ちゃんである。

しかしそんなに辛くはないね。ためしに一緒に佃煮になった青唐辛子も食ってみたがこれも辛くない。でも、なかなかいい感じに出来上がったじゃないか。これで材料代は299円(ちなみにボウルは直径22センチ)。ほいでもって出来上がった佃煮は、ちょいと偉そうな老舗で買やぁこんくらいの量で千円はラクに超えますぜ(ちなみにタッパーの1辺10センチ)。

まあ、しみったれた話はともかくとしてだな。葉唐辛子ってのはどうやら夏の真っ盛りに収穫する作物のようで、それをたまたま覗いた京都のデパ地下で見つけたわけだ。じつにラッキー。旅のミヤゲはすべからくこうでありたいモンだよなーなんてね。

贅沢だよな。299円のわりに。



to be continued

by god-zi-lla | 2019-09-07 00:01 | 食いモンは恥ずかしいぞ | Comments(2)
慶楽の牛腩飯(Come Back KEIRAKU!)_d0027243_11393029.jpg




日比谷の、晴海通りからJR高架脇の狭い道を帝国ホテル方向に向かっていく中ほどあたりにある古い中華料理店〈慶楽〉が昨年末で「一旦閉店」してたなんて。ショック! そういえば今年になってから行ってなかったんだな。店頭に貼ってあったっていう閉店を知らせる貼り紙も見てない。んー。

おれにしちゃ極めて珍しいことにたった1枚だけ写真を撮っていた。2014年にひとりで昼メシに入ったときに撮ったらしい〈牛腩飯〉。スープも写っている。右上隅の調味料のトレイにあるのは唐辛子を甘酢につけたもの。

まったく知らなかったんだけど、閉店したと知ってからネットで検索してみると同店は昔、タイの大使館の人からの要望で彼の国の若い人に食事を出してたことがあったんだそうだ。この、昔っから当たり前にある唐辛子漬けはその名残りなのかもしれない。

そういえばこの店には〈タイ式焼きそば〉って頼むと出てくる辛い焼そばがあった。いま風にいえば「裏メニュー」ってヤツかもしれないが、もしかしたらメニューにはあったかもしれないけど漢字で書いてあるだけだからわかんなかったのかもしれない。だけどとにかく、「タイ式焼きそば下さい」といえば当たり前のように出してくれました。

そういえば(そういえば続きでスマン。思い出すままに書いてるもんで)写真の〈牛腩飯〉も最後までどう読むのか知らないままだった。ギューナンハン?

昼間はテーブルにランチメニューのプレートが立ってて、そこにこう書いてあるだけだった。

だけどね、べつに読めなくても「牛バラご飯下さい」といえばコイツが出てくるので、40年近くの間そう頼んでるだけでなんにも困らなかった。

あーでも〈炒飯ランチ〉の写真もこんなことなら撮っとけばよかった。オカズが2品とゴハンは炒飯(白いゴハンのはたんに『ランチ』)とあとザーサイと胡麻団子が楕円形のワンプレートに全部乗っかってて、別にスープが付く。当然食べ進むうちにオカズ2品と炒飯が混ざり合ってきたりするわけで、几帳面な性格の人にはオススメできないランチでしたがボリュームは満点。

若いときは普通に平らげてたのが50を過ぎたあたりからちょっと荷が重くなってきてね。

そうそう、そのランチに付いてくる甘い胡麻団子ですけど、まあランチだから作り置きで冷めてるのが普通なんだけど、たまに「胡麻団子は後でお持ちしますねー」って言われたときは思わずココロの中でラッキーと叫ぶ。こういうときは必ず作り置きが終わってアツアツのが来るんです。なんかうれしい。

写真を見てると、あーそういえばあそこはずっと昔からコップに水じゃなくってこの懐かしい湯飲み茶碗(昔はどこへ行っても『会社』や『食堂』の湯飲みといえばコレばっかだった)でお茶だったね。お茶のおかわりを頼むと、この水玉の湯飲みとお揃いのこれまた懐かしい大きな急須で淹れてくれた。

夜もよく行きましたけども、たまたま去年の秋ころに娘と息子を誘って四人で晩メシに行ったんだよ。で、そのときは子どもらにメニュー持たせて全品注文させてみたら、おれが注文したことない料理ばかり頼んでこれがどれも面白くかつ美味いものばかりで、あーやっぱり慣れたモンばっかり食ってても世界は広がらんなーなんてみょうに感動したりなんかしたんだけどね。

あれも「想い出」になっちゃった。

これでとうとう日比谷界隈に真っ当な中華料理店はひとつもなくなった。

店頭の貼り紙には「一旦閉店します」とあったそうだから、その「一旦」に一縷の望みを託したいものであります。




タグ:
by god-zi-lla | 2019-02-21 12:37 | 食いモンは恥ずかしいぞ | Comments(4)



しばらくぶりでございます。

いやーしかしアレだな。これもずいぶん長いことやってんなーと思って下のタグをクリックして見てみたら今年で10年目じゃんか。

ところでひとりのときの昼メシに食ってきたのは基本、前日までの晩メシの残り、朝メシと晩メシだけじゃ使い切れそうにないモノ、賞味期限の大幅に切れたモノ、ミヤゲにもらったが捨てるに捨てられず迷惑してるモノ、おれは好きだがほかの人が嫌うモノ、というような食い物が状態、形状、価格を問わず99パーセント以上を占めている。

残り1パーセントは昼メシに食おうと思ってあらかじめ買い込んであったブツである(つまり昼メシ作るために買い物に出るということはない。それだったら店で食うか弁当買うでしょ)。

つうわけで今回はそれが残りモノか賞味期限切れか困ったミヤゲか(この二つは往々にして重なるんだ)、ほかの人が嫌うモノかを明らかにしながらご紹介いたしましょう。なーんちて。



おひとりさまの昼メシ 2018-19夏秋冬いっきに在庫一掃_d0027243_08124399.jpg
ガパオうどん

イナバの缶詰に〈鶏そぼろとバジル〉というのがあって安い。タイで製造ってのがイナバくんのウリらしいな。ちゃんとしたスーパーにはわりかし売ってなくてたまに〈まいばすけっと〉とかのようなチープ系の小型スーパーやコンビニで見かけたときに昼メシ用に買っとく。安ければひとつ80円台。下に敷いたのはちょっっとしなびてきたレタス。それに常備してある冷凍さぬきうどん(もしかしたらタレを少しだけ作って一緒に和えたかもしれないけど忘れた)。

ぐるぐるかきまぜて食うと気分はチェンマイ。なんつて。




おひとりさまの昼メシ 2018-19夏秋冬いっきに在庫一掃_d0027243_08132934.jpg
酒盗ペペロン

奥さんが勤め先で同僚から旅行ミヤゲにもらってきた酒盗の瓶詰めがあって、それがしかもわりかし大きな瓶でさ。おれは日本酒好きだがこーゆーのをチビチビ嘗めながら飲む習慣てのがまったくないもんだから(もらった本人はシカトしてるし)、もらってそのまま冷蔵庫の奥の奥に押し込んどいたら賞味期限が切れて1年くらいたったときに発掘したんである。

仕方なく開栓して少しだけ食ってみたところ酒盗は酒盗だったが、賞味期限内と変わらぬ味かどうかは当然わからない。まあしかしもともと発酵してんだしな。キムチなんかは賞味期限を半月たったあたりからが食い頃だし(半月と1年を比べちゃいかんよ)。

でもまあちょっと不安でもありましたので「加熱」するということにしてアーリオーリオと一緒にパスタにまぶして食ってみた。

正直いってもう少しウマくてもいいかなと思ったが、それと賞味期限切れとの間になんらかの関係があるのかどうかはわからない。

酒盗の瓶はまた冷蔵庫へ。それからもう半年。





おひとりさまの昼メシ 2018-19夏秋冬いっきに在庫一掃_d0027243_08135442.jpg
茄子Pキムチ丼

前の晩の残りの茄子とピーマンの味噌炒めとキムチをゴハンの上に乗っけただけ。茄子Pをこさえるときは中華風に仕上げるばやいと街の定食屋風に仕上げるばやいがあるんだが、このときどうだったか覚えてない。

それだけじゃちょいと物足らない感じだったのでキムチも乗せてグリグリ混ぜて食ってみたが、これは意外とイケたね。キムチは近所のスーパーで買った韓国産を賞味期限が切れるまで待ってから開栓するのがキマリです。




おひとりさまの昼メシ 2018-19夏秋冬いっきに在庫一掃_d0027243_08142169.jpg
オクラカレー

カレーはまあ必ず残る。老夫婦ふたりで食べ切るくらいの分量作るのは難しいし美味しくもないからね。

オクラのカレーはここんとこ気に入ってしょっちゅう作ってる。オクラとジャガイモと鶏がメインの具でココナッツミルクで少しだけ煮込む。スパイスはクミンシードとターメリックとパプリカなど。トマトは入らない。

こういうのがあるときは何の苦労も文句もないね。




おひとりさまの昼メシ 2018-19夏秋冬いっきに在庫一掃_d0027243_08144550.jpg
南瓜パスタ

いつだったか奥さんが、面白そうなパスタがセールで売ってたから買ってきたといって持ち帰った茹でると輪切りにしたゴムホースのようなぶっとい筒状になるパスタ。じつは見た瞬間ヤな予感がした。こーゆーのって1回は物珍しいから使ってみるんだよ。だけど、よっぽどウマくないと残りはそのまんまストック棚の奥深くにしまわれて忘れ去られるのが運命なのさ。

それをハインリヒ・シュリーマンのごとく地層の奥深く埋もれた地の底の、そのまた底の底のソコらへんから発掘して、たまたま大量に作り置きしてあったカボチャのピュレで即席ソースを作ってからめてみたんだが、このヘンテコリンなパスタとまるで合わない。とほほ。

このあとさらにまだ残ったこのパスタは後日別のものに仕立てて昼メシにして使い切ったが、買ってきた当人はこれを買ってきたことも半年以上残ってたことも、それを艱難辛苦のすえにおれが昼メシで使い切ったことも、今日にいたるまでまったく知らない。




おひとりさまの昼メシ 2018-19夏秋冬いっきに在庫一掃_d0027243_08151169.jpg
キムチそうめん

夏場の昼メシっちゃあソーメンが定番だわな。これは到来物の徳島の半田素麺。コシがあってウマいのよねー。

ソーメン以外になにもなかったので仕方なくまたもや熟成キムチ登場せり。ただ付け汁にブチ込んだだけで別段の工夫とかなし。しかしこれはよいですね。ちょっと冷麺ぽいですし。付け汁は自家製めんつゆだし。ウマいのは当然かもしれない。

夏の間、こればっか食ってると夏バテしそうだけどな。





おひとりさまの昼メシ 2018-19夏秋冬いっきに在庫一掃_d0027243_08154267.jpg
お茶漬けメンチポテサラぬか漬け

チョロチョロと晩メシのおかずが残ってたので冷凍ご飯解凍して食う。しかし解凍ゴハンは炒飯にしたりドンブリ物にしてなんかぶっかけたりするのはいいんだけど、そのまま白いご飯として食うとあんましウマくない。そこでお茶漬けね。浮かんでるのは葉唐辛子ではあるまいか(忘れた)。当たり前だがメンチカツは前夜おれが作った。そいつを魚焼きグリルで温め直す。ぬか漬けはウリとキュウリとナス。




おひとりさまの昼メシ 2018-19夏秋冬いっきに在庫一掃_d0027243_08163688.jpg
トマトチキンカレー

以前は定番だった鶏とトマトのカレーの残り。ここんとこオクラカレーに定番の座を譲ってる。ブチ込むトマトは缶詰でなくてふつうに売ってる生のトマト。そのほうがウマいと思うし、なにしろ缶詰トマトってのが信用できん。やたら安いじゃんか。イタリア産と書いてあってもそれは缶詰の「原産国」で、肝心のトマトはチャイナ産がほとんどなんだってね。「トマト・ロンダリング」。そういうのって、知ってしまうとなんかヤじゃん。





おひとりさまの昼メシ 2018-19夏秋冬いっきに在庫一掃_d0027243_08172178.jpg
揚げびたし冷中

鶏の唐揚げとナスとカボチャの素揚げを南蛮酢に漬けたのが残ってたので、中華麺を茹でてその漬汁と自家製めんつゆから冷やし中華のタレをこさえてぶっかけた。

ところでこの器が何回も出てきますが、去年蔵前あたりをぶらぶらしてたときに古ぼけた事務所ビルの一室に若い人が店番をしてる食器屋を覗き、そのとき気に入って買った1枚なり。店番の青年(店主かもしれないけど)の話によれば、まだ「作家」なんて呼ばれない半人前の若い陶工が焼いたものらしい。ちょっと厚ぼったくて重たいんだが大きさと深さが冷やし中華みたいなのにちょうどいいんだよ。

こういう店がすごく増えてんだよね、さいきんの蔵前界隈って。古い事務所や仕舞た屋を借りて若い人がいろんなショーバイを始めてる。まあ長く残るところもすぐにダメになるところもあるのでしょうが、面白いエリアになってきてるのは間違いない。

おれんちの近所でもやれそうなシャッター降りたまんま朽ちかけてる空き店舗がけっこうあるんだけど、そういうことがヤレるヤレないっつうのは地元の商店会やなんかの意欲のモンダイもあるんだろうな。






おひとりさまの昼メシ 2018-19夏秋冬いっきに在庫一掃_d0027243_08175186.jpg
白菜あんかけ棒ラーメン

夏からいきなり冬って感じですけど、デカい白菜ってのは老夫婦にはなかなか消費しきれないもんで、2回くらいナベしたりギョーザの具にしてみたり、それでも最後の最後に残ったところを刻んで生姜とベーコンの切れっぱしと一緒に炒めてからちょっと煮て溶き片栗粉でトロみをつけたのを作っといて、マルタイ棒ラーメンのうえにとろろっと乗っけた。

ようやっとこれで白菜にカタをつけてほっと一安心ってやつだな。ほっとする味だし。





おひとりさまの昼メシ 2018-19夏秋冬いっきに在庫一掃_d0027243_08182247.jpg
ケール天ねぎ天おろしうどん

レッドロシアンケールってのが、いつだったかどこやらかに頼んだ「おまかせ野菜セット」に入ってたのが困ってね。ケールってあの「青汁」のやつだよなー。青汁なんてウチじゃぜってー飲まないし。まあ葉っぱだし揚げたら春菊みたいになるんじゃね? って天ぷらにして食ったのの残り。ただしケールだけじゃ足らなそうだったから長ネギも揚げ大根のシッポをおろして冷凍さぬきうどんに温めた自家製めんつゆぶっかけて食った。

だけどケール。天ぷらにしてまあまあイケますけどけっこう固いっすねコレって。
自分じゃ買わない野菜だな。これからもきっと。






おひとりさまの昼メシ 2018-19夏秋冬いっきに在庫一掃_d0027243_08185858.jpg
水菜お吸い物雑炊

前夜、寒いので土鍋で水菜の吸い物(アブラゲ入り)をつくりハフハフ言いながら啜った残り汁に少し塩っ気を足し、解凍ご飯をブチ込んでグツグツっと軽く煮たとこに溶き卵をかけ回して二度目のハフハフ。2月に入ってからわりかし冷え込んでるもんねえ関東地方も。

今夜もナベにするか。また、でっかい白菜があるんだよなー。








タグ:
by god-zi-lla | 2019-02-17 18:07 | 食いモンは恥ずかしいぞ | Comments(2)


つうようなわけで元興寺の続きのあるわけでもなくランサー101の近況というんでもなく、このクソ暑いのにウマそうにも見えない(実際ウマいわけでもない)主夫のひとりメシなのである。

まあ毎度毎度似たようなモンではあるんだが、よーするに第一にとにかくハラを満たせればそれでいい、第二に材料は冷蔵庫の整理が最優先、第三にカネをかけない、第四に手間もヒマもかけないという大原則をほぼ守ってるもんですから、必然的に似たような材料で似たような品をデッチ上げちゃあ食うという日々にならざるをえないのよね。

そして今年も早半分を過ぎて撮った写真のストックも増えてきたんだが、これ以上ほっぽっとくとそれがなんだったか思い出せなくなるところまで来たので、以下なんとか覚えてるのだけを今回は材料・工程についてもじゃっかんの説明を加えたりなんかして読者諸賢のお役に立つようにしてみようかしらなんて思っているのであった(じっさいに作って『再現』されても困るんけどね。いないとは思いますが)。



おひとりさまの昼メシ2018 独航船荒海を行くの巻 なんのこっちゃ_d0027243_11311645.jpg
小松菜と青唐辛子のパスタ。

お湯をたっぷり沸かす。沸く間に小松菜をテキトーな大きさに刻み、ニンニクと青唐辛子を細かく刻む。フライパンを火にかけオーリーブオイルをどぼどぼ注いでニンニクと青唐を放り込んで弱火にして炒める。ニンニクが黒焦げにならないよう生かさず殺さず炒め、あーおれっていまパスタ料理を作りつつあんだよなー的香りがしてきたとこで取りあえず火を止めとく。で、湯が沸いたら小松菜を茎のほうを先に葉っぱ部分を時間差でブチ込み軽く茹でる。茹で上がったらザルみたいな器具で小松菜をすくい上げお湯を切ってフライパンに放り込む。お湯を再び沸騰させてパスタを茹で始める。フライパンに再び火をつけ小松菜をゆらゆら炒めるでもなく炒めて塩をして火を止める。パスタが茹で上がる2分前にフライパンに点火、弱火とトロ火の間くらいを維持する。パスタが茹で上がる1分前に鍋の火を止めパスタのお湯を切って手早くフライパンにブチ込む。フライパンでは絶対炒めないようにしつつパスタに塩を振りブラックペッパーをゴリゴリしてパスタの茹で上がり時間になったら皿に乗せて食う。

それだけ。

なぜ青唐かといえば青唐が残ってたからで、なければ赤唐辛子を使うんだけど、青唐が好きなんだよ。だからわりといつも青唐が野菜室の片隅にある。ただ青唐ってのは辛かったり全然辛くなかったりマチマチなので、出来上がりの辛さもマチマチになっちゃう。でもまあ、そういうもんだしなーと思いながら食うのが正しい。




おひとりさまの昼メシ2018 独航船荒海を行くの巻 なんのこっちゃ_d0027243_08472270.jpg
キムチうどん。

自家製めんつゆを薄めたとこに消費期限過ぎるまで熟成発酵させたキムチを入れて煮たところへ冷凍さぬきうどんを解凍してブチ込み、ちょっとだけ煮る。キムチがウマければウマい。そうでなければウマくない。万事キムチ次第。




おひとりさまの昼メシ2018 独航船荒海を行くの巻 なんのこっちゃ_d0027243_08483068.jpg
ビーフカレーキャベツ乗っけ中榮風。

築地市場の場内に中榮(なかえい)ってカレー屋さんがあってさ。事務的に愛想のよいおばちゃんが、いらっしゃーい、って気の抜けたような声で言ってくれて初めて入った40年近くも前、インド大盛りキャベツ乗っけ味噌椀玉落ち〜、なんて厨房に通すのを聞いて呆然。

でその「キャベツ乗っけ」を再現してみましたけど、カレーは食うモンがないとき用に備蓄してある1袋百円未満のレトルトカレー。これがさすが百円未満、まるでウマくないんだわ。こんなモンに中榮風なんて名前つけたら営業妨害だぜ。すみません、おばちゃん。

しかしあのおばちゃんはさすがにいないのでしょうが、中榮は豊洲に引っ越すんでしょうか。場外の店はどうにでもなるけど、場内の店は建物ごと市場が消えてなくなるんだからそこで営業を続けるわけにいかんもんなー。




おひとりさまの昼メシ2018 独航船荒海を行くの巻 なんのこっちゃ_d0027243_08491113.jpg
ひよこ豆のカレー。

これはひよこ豆を茹でたのが残ってたので、それを消費するために昼メシのこのひと皿ぶんだけ作った気がする。

材料のメモを残してあるとこを見るとあらためて作るつもりだったらしいが、その後一度も作ってない。ようするにひよこ豆を茹でるのがメンドくさいんだな。

でその材料メモ。ひよこ豆、トマト、玉ねぎ、スナップえんどう、すり下ろしニンニク、すり下ろし生姜、クミンシード、ベイリーフ、パプリカ、ターメリック、コリアンダーシード(砕いた)、一味唐辛子、油、塩、水。

ヴェジタブルカレーだな。こいつらを刻んで炒めて煮るだけのハナシだがそれだけでじゅうぶんウマい。




おひとりさまの昼メシ2018 独航船荒海を行くの巻 なんのこっちゃ_d0027243_08494928.jpg
冷やおろしうどんチクワと天かす入り。

大根のシッポの大根おろしが辛くて好きなのよ。つーんと鼻に抜けて涙が出るくらいのヤツがね。辛くない大根おろしなんて食う意味ないと思うくらいです。その大根おろしを冷凍さぬきうどんを解凍して水にさらして冷やしたのに自家製めんつゆ(甘くない)をぶっかけ出来合いの天かすとチクワの輪切りと一緒に乗っけてかき混ぜて食う。



おひとりさまの昼メシ2018 独航船荒海を行くの巻 なんのこっちゃ_d0027243_08503559.jpg
鮭茶漬け。

まあ、あれだ。塩鮭の焼いたのがちょっとだけ残ってたんで永谷園のお茶づけ海苔と柚子胡椒(緑色のやつ)と一緒にゴハンに乗っけてお茶かけただけのもんだ。

このドンブリはずいぶん昔、ある大手広告代理店の賀詞交換会へ上司にくっついて行ったところお土産にゴロンと1個くれた沖縄読谷のじつにざっかけない普段使いの器でさ。これがきっかけで読谷の器ってのを気に入っちゃってね。以来安くて使いよさそうなのを見つけちゃあ、ひとつふたつと買って使ってる。

大きな会合の手土産に出すくらいだから特別に大量に焼かせたものだと思うんだけど、どこにもその広告会社の社名もなにも入ってない。器ひっくり返して会社の名前が入ってたりなんかしたら十中八九使わないでしまい込む。そして忘れる。




おひとりさまの昼メシ2018 独航船荒海を行くの巻 なんのこっちゃ_d0027243_08511893.jpg
青唐ケチャップごはん。

青唐辛子に玉ねぎにあとなんか。それだけのもんです。




おひとりさまの昼メシ2018 独航船荒海を行くの巻 なんのこっちゃ_d0027243_08520148.jpg
冷やおろしうどん焼き油揚げ冷凍青ネギ入り。

また大根のシッポの大根おろし。油揚げってのは日持ちしないけどわりといつも冷蔵庫にあって、まあたいがいは味噌汁の実ですけど昼メシじゃ「肉」代わりだったり増量要員だったりする。

ところでこの万能ネギとかいろんな名前で売られてるうんと細い青ネギだけど、こいつが意外とツブしの効かないやつでね。牛肉と一緒に煮たらイケるなんてことは金輪際ないうえに、わりかしすぐにしなびて日持ちしない。そのわりに結構な分量の束になって売ってるからどうしても持て余す。で仕方ないから細かく刻んでジップロックなどに入れて冷凍し、こういうときに薬味にパラパラする(マルタイ棒ラーメンとか)。つか、それ以外の使い道はほぼない。一体全体どこが万能なのかしらね。




おひとりさまの昼メシ2018 独航船荒海を行くの巻 なんのこっちゃ_d0027243_08530960.jpg
チクワと油揚げのチャーハン。

ほら、こっちも油揚げだ。肉代わりかつ増量剤。




おひとりさまの昼メシ2018 独航船荒海を行くの巻 なんのこっちゃ_d0027243_08542513.jpg
サンマ蒲焼き缶丼。

迫り来るウナギ絶滅時代にそなえ代用食で味覚を訓練中、なんちて。

でもまあウナギは絶滅しますね間違いなく。だって、だれにも本気の危機感ないもん。今年の土用の丑の日はどうなる、程度の話題でしかないもんな。消費者もメディアも。

でサンマ蒲焼き缶丼の調理法だ。サンマ蒲焼きを缶から上手に取り出す(わりかし砕けやすい)。煮汁は涙を飲んで捨てる。手作りめんつゆを少し薄めてタレを作り温める。解凍ゴハンにタレをたらたらとかけ回す。その上にサンマ蒲焼きを乗っけてそこにもタレをたらたらする。そのまま電子レンジにブチ込みサンマをゴハンごと温める。粉山椒は常備してないので花椒(ホワジャオ)をゴリゴリ挽いて大量に振りかける。

うな丼の代わりだと思って食うと人生暗くなるから決してそういうことは思わないようにする。




おひとりさまの昼メシ2018 独航船荒海を行くの巻 なんのこっちゃ_d0027243_08535102.jpg
キュウリとツナ缶と壬生菜古漬けの冷やしうどん。

壬生菜の漬け物は京都の錦で買ってきた。しかしこの組み合わせがモンダイであった。しゃきしゃきとしたキュウリの歯触りとツナ缶のバサバサと、壬生菜のハリハリがまるで合いません。しかも下にあるのは解凍さぬきうどんのグニグニだ。

写真はもちろん食う前に撮るわけだけど、なんかウマそうに出来上がったなあと思いながら撮ったのに、数分後には、二度目はないと思って箸を置いていたのであった。

まあこういうこともあるのさ。合掌。




おひとりさまの昼メシ2018 独航船荒海を行くの巻 なんのこっちゃ_d0027243_08552209.jpg
精進ごまだれ冷やし中華。

ハムとか蒸し鶏とかチャーシューとかそういうのないから焼いた油揚げがトマト、キュウリとともに乗っかって「精進冷中」。麺とタレはたんなる「シマダヤ」の即席ですけど、これが意外とイケたのよ。ヘンな安いぺらぺらのプレスハムなんか乗っけるくらいなら焼いた油揚げのほうがずっといい。わざわざ油揚げ買ってきてでも作りたい。油揚げは魚焼きグリルで焦げ目がつくまで焼いてから刻む。

それから紅ショーガ必須。




おひとりさまの昼メシ2018 独航船荒海を行くの巻 なんのこっちゃ_d0027243_08555917.jpg
ソース焼きそば。

これはちょっと写真写りを意識しちゃいましたね。マヨネーズちゅるちゅるして青ノリ振って紅ショーガ飾って。

焼きそばの玉が賞味期限寸前で投げ売りしてたのを買って冷蔵庫のキャベツを大ざっぱに切ったたのと豚肉の切れっ端(老夫婦ふたりだとスーパーの肉のパックを使い切れないこと多し)をブルドックソースだけで炒める。

ウマかったけどマヨネーズのぶんカロリー過多だった。



---

ではまたそのうち。


by god-zi-lla | 2018-07-15 07:44 | 食いモンは恥ずかしいぞ | Comments(6)

いかにもカブ

いかにもカブ_d0027243_14082820.jpg

朝メシにぬか床から引き上げたのを刻んで何も考えずにそのまんま皿に盛ったら、なんかとってもカブ、カブしてる気がしたので思わずiPhoneで撮ってしまったのだった。

なんとなく、いい感じがしないでもないでしょ。
カブをまるごと漬け物にしちゃったもんねーっつうヨロコビが横溢しててね。

だけどぢつをいうと葉っぱのほうは実とは別の、赤カブの葉っぱなんである。
実のほうの赤カブはいま甘酢に漬かっていて、あと二、三日もすればきっとおいしい甘酢漬けになるはずだ。

きっと、というのはこの白いカブがすごく美味しいからそう確信してるわけで、なんとなればこの写真の白いカブと葉っぱの部分だけが写ってる赤カブはどちらも同じ生産者が育てた野菜だからだ。

つまりこの白いカブはすごく美味しいんだ。
おれの漬け物づくりの腕が、にわかに上がったかと勘違いしそうなくらい美味しい。

そういうウキウキとした美味しさの感じがこの写真にも、つい出てしまった。
ような気が、おれはしてるんですけどね。



by god-zi-lla | 2018-02-20 16:22 | 食いモンは恥ずかしいぞ | Comments(0)

ちっこい人参のぬか漬け

ちっこい人参のぬか漬け_d0027243_08494712.jpg
こういう小さい人参がたまたまあってさ。葉っぱは盛大に繁ってるので鍋で炒りつけてふりかけ状の箸休めにしたんだけど、さて肝心の赤い根っこはどうしたもんか。そのまま囓るだけってのもアレだからぬか床に5本ばかりキレイに洗って刺しておいて二日目に引き上げた。

なかでも一番小さいのが写真の2本、なんだか可愛くて良いでしょ。
相棒はカブと、刻んであるのがセロリの葉っぱに近いとこの細い茎。

こういうのがたまに手に入ると食卓がなごんでとても良いんだがなあ。
山形のちっちゃい茄子も漬けて一緒に盛ってやったら眺めてるだけで満足だったりしてね。

by god-zi-lla | 2017-11-13 08:49 | 食いモンは恥ずかしいぞ | Comments(0)
つい先日〈ドリーム〉という映画を見てきたんだが、劇中NASAの建物のなかにあるトイレの洗面所で主人公のひとりが備え付けのティッシュで手を拭くシーンが出てくる。ジョン・グレンがフレンドシップ7で宇宙に飛び出す直前のことだから62年だ。

日本のこういうビルのトイレに、備え付けのティッシュなんてものが普通に置かれるようになったのって多分80年代以降のことじゃあるまいかと、ヘンなことに感心してしまったのであった。

それにしてもこの映画の主人公3人、人種差別と女性差別の両方と戦って、しかもぶ厚いドアをいくつもこじ開けてったんだから、なんてすごい能力と意思なんだと驚くほかありません。

原題〈HIDDEN FIGURES〉。
差別のカベに阻まれて見出されない才能のある人びと。その才能のある人びとを見出せないばかりに発見できない、宇宙飛行に必須な数字。そういうタイトルなのかしらん。

だけど明るいトーンの楽しめる映画になっててさ。サントラが出てたら欲しいような60年代ブラックミュージックのオンパレードな音楽もかっちょいい。

マイルスの〈So What〉もチラっときこえてきた。

で、そんな映画とはなーんの関係もない久しぶりの昼メシ特集なり。いままで登場したことないのを選んだつもりなんだけど、それもぼちぼち限界だな。
おひとりさまの昼メシ〈青雲の志編〉 なんのこっちゃ_d0027243_08045362.jpg
これがなんだったかもう忘れた。菜っ葉とベーコンの入った汁気のあるパスタみたいだ。汁気のあるパスタって好きじゃないから進んで作るなんてことないもんですから、どうしたのかなあ。

それとこの器は直接火にかけても大丈夫な土鍋みたいなものなんだけど、実際そうやって作ったとも思えないし、ナゾだ。

自分で作って食ってるのにさ。
おひとりさまの昼メシ〈青雲の志編〉 なんのこっちゃ_d0027243_10395340.jpg
これは前夜の残りの麻婆豆腐を乗っけたマーボー丼なり。
自分で言うのもナンですけど、ちゃんと作った麻婆豆腐だからたいていの中華屋で出てくる麻婆豆腐よりもウマい。花椒を山ほど挽いてぶっかけて食う。口の中がヒーヒースースーする。

こういう昼は楽しいんだけどね。
おひとりさまの昼メシ〈青雲の志編〉 なんのこっちゃ_d0027243_10400244.jpg
これは何もない日にさささっとこさえたツナ缶のカレー。玉ねぎとトマト少しに小さいツナ缶1個。それからニンニク、生姜、青唐辛子。クミンシードにパプリカとターメリックのパウダー、それから塩。

これはあっという間に出来たわりにけっこうイケた。
おひとりさまの昼メシ〈青雲の志編〉 なんのこっちゃ_d0027243_10400832.jpg
焼きうどん。おばちゃんがひとりで切り盛りしてる昭和なスナックの軽食をイメージしてみました、なんちて。

だから具はチクワ。紅ショウガを添えるのが常識。
おひとりさまの昼メシ〈青雲の志編〉 なんのこっちゃ_d0027243_10401915.jpg
これは非常食のパック入り白飯の消費期限が来たので空けて消費しているの図。貧乏暮らしの娘と息子にも10数食ずつ供与。おれもこの時期連日10食くらい食った。

もちろん食い始める前に次のぶんを備蓄済みなり。消費期限は5年先。そのときはまた。

あ、オカズは我が家のソウルフード「ドライカレー」。たぶん前夜の残り。あるいは冷凍してたのを解凍か。
おひとりさまの昼メシ〈青雲の志編〉 なんのこっちゃ_d0027243_10401439.jpg
これも非常食放出メニュー。牛肉大和煮丼、ってまあゴハンの上に乗っけただけですけど。

紅ショウガ乗っければ牛丼みたくなるかと思ったんだがダメだった。昔は御馳走だったのにさ。

つうわけで牛肉大和煮缶は戦力構想外にして、代わりにサンマの蒲焼き缶を補充。
おひとりさまの昼メシ〈青雲の志編〉 なんのこっちゃ_d0027243_10402449.jpg
なんだかわかんないでしょうけどじつはおれの昼メシの定番のひとつキムチ炒飯。具は熟成しきったキムチのみ。あとは塩。

どんくらい熟成してるかというと、いつも同じ韓国製キムチのパック詰めをスーパーで買い求め賞味期限が切れるまで放置して、それから使い始めます。賞味期限内ではコクも酸味も足らないので他の具や調味料を加えなきゃならない。それだったらいつもキムチを冷蔵庫に貯蔵して賞味期限切れるのを待って使うほうがラクチン、でしょ。
おひとりさまの昼メシ〈青雲の志編〉 なんのこっちゃ_d0027243_10403162.jpg
これはチリコンカーンの残りを茹でたパスタとフライパンで和えただけのもの。豆は北海道産大正金時をちゃんと水で戻して茹でたもの。まあ、こういうものは美味しいに決まってます。
おひとりさまの昼メシ〈青雲の志編〉 なんのこっちゃ_d0027243_10403638.jpg
全国名産品を使った昼メシ特集第1弾。
といっても新潟の村上で買った岩船麩を半分に割って素うどんに浮かべただけです。
おひとりさまの昼メシ〈青雲の志編〉 なんのこっちゃ_d0027243_10404112.jpg
チョリソー乗っかりドリア。忘れたけど多分このチョリソーまとめ使いは賞味期限切れたのに気づかなくて在庫処分だろうな。ふつう昼メシにソーセージ4本なんか食わない。

いちおうオーブンで焼いてますね。ヒマだったんだろうな。
おひとりさまの昼メシ〈青雲の志編〉 なんのこっちゃ_d0027243_10404645.jpg
これは前夜のグリーンカレーの残り。具は赤パプリカと鶏肉と茄子と多分ヤングコーン。ヤングコーンはタケノコの代用品。

グリーンカレー、そういえば最近あんまり作ってないな。
おひとりさまの昼メシ〈青雲の志編〉 なんのこっちゃ_d0027243_10405283.jpg
ベーコンの浮かんだ煮麺。わからん。忘れた。
おひとりさまの昼メシ〈青雲の志編〉 なんのこっちゃ_d0027243_10405609.jpg
マルタイ棒ラーメン。博多万能ネギ乗っけ。それだけ。
棒ラーメン、大好きなのさ。
おひとりさまの昼メシ〈青雲の志編〉 なんのこっちゃ_d0027243_10410188.jpg
タケノコとピーマン入りペペロンチーノ。タケノコが余ってるときもあるんだな。
おひとりさまの昼メシ〈青雲の志編〉 なんのこっちゃ_d0027243_10410673.jpg
イナバの「チキンとバジル」ガパオ風の味の缶詰と刻んだキュウリを載っけた素麺。グルグルしてから食べます。

この缶詰、百円しないんだけどなかなか悪くなくてね。だけどふつうのスーパーに売ってなくて「まいばすけっと」とか100円ショップとかチープな店にしか置いてないです。

ちなみに同じイナバのチープ缶詰シリーズではグリーンカレーとトムヤムスープがわりかし気に入ってて、おひとりさまの昼メシのときだけコソコソ食っている(奥さんに見つかったら、こんなの食べてんのアンタとかってバカにされそうだし)。

以上でございますが写真がキタナイのは腕が悪いのと食う前に慌ててスマホで撮るのの相乗効果なので許してたもれ。

とはいえ、とりあえず写真を残してあるのは最低限マズくなかったやつのみなり。マズかったものは一刻も早くこの世から消し去るために大急ぎで胃の中へ流し込んで跡形もありません。

つうわけで次回はいつになるかわかりませんけど、好評不評にかかわらずそのうちまた。

by god-zi-lla | 2017-10-28 08:05 | 食いモンは恥ずかしいぞ | Comments(7)