神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

カテゴリ:音楽つか屁理屈すね( 15 )

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のようなもの、とか言っといてサリフ・ケイタなんだ。しかも古い。

うちのCDの棚はおおむね最上段右端から最下段左端へ向かって昔買ったやつから最近のやつまでが1段1段折り返しながら、ジャンルや音楽家に関係なく並んでる。なにしろ買った順ですから棚だけ見たらなんの脈絡もなく、持ち主の混沌とした脳内を反映するのみ。だからトンでもないものが時として隣り合ってたりもするわけだ。ざっと見ただけでソニック・ユースのとなりがバッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータだったり、クルト・ヴァイルの三文オペラの横に〈歌う小沢昭一的こころ〉があったり、福田進一とジェフ・ベックが並んでたりするのも考えてみたらなんか楽しい。この闇ナベ状態が面白いもんだから時々わりと上段のほうからテキトーに1枚引っぱり出して聴いたりする。

おとついもそんなことをして引っぱり出したのがサリフ・ケイタだった。

ちょっと気になって探してみたんだがサリフ・ケイタのアルバムというのをおれはこの〈アメン〉しか持っていないのだった。ちょっと自分でも意外だ。アフリカの音楽が大好きでしょっちゅう聴いてるというほどのことはないんだけど、それでもなんだかんだと買っちゃあ聴いてる。ティナリウエンなんかはアルバムが出るたびに買ってるくらいなのに、このアフリカのポップ音楽のビッグネームのアルバムを1枚しか持ってないなんて自分のことなのにびっくりだ。けどまあ1枚っきりしかないってのは聴いてみたけどあまりピンとこなかったってことなわけで、ピンとくる、来ないとビッグネームかどうかの間に相関はない。

で、久しぶりに聴いてみたんだけど、これがすごくいいんだ。途中からグイっとヴォリウムを上げてみたらさらにいい。歌詞を読むとどれもメッセージ性の強い曲ばかりなんだが、それはそれとして明るさと哀調とビート感とスピード感と独特の艶っぽさがないまぜになってサイコーである。

けっきょく続けて3回ほど聴いてしまったんだが、なんでこれを聴いたときピンとこなかったのか、いまのおれにはそっちのほうがピンとこない。リーフレットを見るとプロデューサーはジョー・ザヴィヌルとなっている。もしかしたらザヴィヌルがプロデュースしてるっていうのでちょっと興味があって買ってみたのかもしれないが、それもぜんぜん覚えてない。

そうかあザヴィヌルのプロデュースなのかあ。そうえばザヴィヌルも亡くなって10年近くたつんだっけなと思いつつ再びリーフレットを見るとこのCDは91年の産なんだ。たしかにおれんちの棚の上のほうに刺さってるんだからそのくらいだろうな。91年といえば25年も前に買ったのかこのサリフ・ケイタ。

それで、せんだってのミュージックマガジンのベストアルバム特集のこと書いたエントリを思い出したんだよ(つまりアレだ。to be continueなんてすっかり忘れてましたと)。たしかその特集の号を保存するようになった初めの1冊がその91年のベストアルバム特集だったんじゃあるまいかしら。

棚から出してみるとたしかにそれは92年の2月号で(そのころは1月売りの2月号掲載だったが、いまは12月売りの1月号に繰り上がっている)、見ればサリフ・ケイタの〈アメン〉はアフリカというジャンルの4位にランクインしてるじゃんか。そおかー、そーだったんですか。

それでまたまた思い出したんだけどね。そもそもなんでベストアルバム特集なんかのことが気になりだしたのかといえばだな。それは最新の2016年 1月号のベストアルバム2015をパラパラと見てみたところ掲載された全ジャンルのベストテンだのベスト5だのすべてのなかで、おれが買ったアルバムが〈ロック「日本」〉部門4位の佐野元春〈ブラッドムーン〉1枚っきりなんだよ。とにかく端から見ても見ても、おれが買った覚えのあるアルバムがないの。いやーたしか毎年5枚くらいは最低あったような気がすんだけど、2015年は1枚。しかも30なん年ぶりに買った佐野元春だ。

さてこれには何か意味があるのか、はたまたたんなる偶然なのでありましょうか。そう思ったもんだから昔のやつを確認してみようと思ったんだよ。それでこのバックナンバーを刺してある本棚を見たところ、この特集の号を取り置くようになってからちょうど25年(四半世紀!)たったんだってことに気がついた。そしたらなんとしたことかその瞬間ほかのことがアタマからすっ飛んでバックナンバーの並んだ背だけ写真に撮ってそれっきりになってしまったのであった。

でサリフ・ケイタ見つけたついでに数えてみたところ91年ミュージックマガジンのベストアルバム全ジャンルのなかでおれんちにあるアルバムが10枚、やっぱりたしかに以前はこんくらいだよなあと思ったとおりだった。まあこの雑誌の読者のなかでそれが多いんだか少ないんだかは知りませんけど、おれとしたら毎年そんなもんだったのがとうとう1枚っきりになったってことでさ。

でもねえ。こうやって見てるとなかなか面白くってね。たとえばこのサリフ・ケイタが4番目に入ってた「アフリカ」ってジャンルは2015年版にはないの。アフリカのポップミュージックは「ワールドミュージック」つう、なんだか今となっちゃあいかにも古めかしいようなジャンルに一緒くたに押し込められている。ちなみに91年版のほうにはワールドミュージックってジャンルはなくてその代わりというか「インターナショナル・ポップ」っていうジャンルがある。

きっと90年代前後にワールドミュージックつう言葉が喧伝されはじめてちょっと手垢にまみれた感じになってきたのを嫌ってこの雑誌はインターナショナル・ポップなんて言い方をしてたんじゃないかって気がするね。それがいまじゃあ当のワールドミュージックのほうがひょっとしたら死語に近い。

あー、これもちょっとバックナンバーひっくり返して確認してみようかな。「アフリカ」がいつ消えて、「ワールドミュージック」がいつ復活(?)したか。

(つことで、またいつの日かto be continued)
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by god-zi-lla | 2016-02-03 14:14 | 音楽つか屁理屈すね | Comments(0)
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ウチには本棚というのがほとんどない。置いとく場所がないんだから読んだ本はどんどん処分してくしかない。ちょっと前までは子供たちに古本屋へ持ってかせて小遣いの足しにしてやってたんだが、敵も自分で稼ぐようになってきたのでヤメにしていたところ、ちょうどおれたち夫婦が卒業した学校が卒業生から古本かき集めて売り飛ばし、その上がりを給付奨学金の基金の足しにするっつう事業を始めたと聞いたもんだから、近ごろはもっぱら溜まった本をそこへ送りつけている。

それが貸し付ける式の奨学金だったらやらなかったんだけどね。

とにかくそうやって本さえ片っ端から処分してるくらいだから雑誌なんてのは読んだ先から捨てている。まあ、もともと雑誌をそれほど買うほうじゃないからそうモッタイナイという感じでもないんだが、それでも昔はステレオサウンド誌なんてのを30冊くらい(つまり7、8年分か)取り置いてたこともあったんだ。だけどある時突然バカバカしくなって全部捨てた。

ミュージックマガジンて雑誌を買うようになったのは多分80年代のおしまいくらいのことで、それ以前のアタマに「ニュー」のついてる時代からしょっちゅう本屋で立ち読みはするもののめったに買うことはなかった。それを毎月買うようになったのはスイングジャーナルって雑誌を毎号買って読むことをやめたからで、それはただなんとなくというようなことじゃなくキッパリ決めてそうしたのでよく覚えてる。ようするにスイングジャーナルという音楽雑誌はもう毎号買って読む意味がないと思ったわけだ。

そのミュージックマガジン、年に一度の恒例の特集が〈年間ベストアルバム〉ってヤツである。

この雑誌を定期的に買って読むようになった頃にはすでに雑誌を取っておくということを一切しなくなってたもんだからマガジンも用済みになればすぐに捨てるようにしてたんだ。それがある年ふとこの〈年間ベストアルバム〉の号だけは取っとこうと思い立った。それが写真いちばん左の1992年2月号だった。

多分89年か90年くらいから毎号買って読むようになっていて、ということははじめの1年か2年はベストアルバム特集の号もかまわず捨ててたわけだ。とにかく取ってあるのは92年のこの号からで、この特集を何年か後で見返したら面白いんじゃないかと思ったからだ。

そしたらとうとう25年分の〈年間ベストアルバム〉が並んでしまった。
それが写真である。25年はしかしわずか1メートルにも満たない。

(to be continued)

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by god-zi-lla | 2016-01-16 22:25 | 音楽つか屁理屈すね | Comments(0)
苦手というわけじゃないのに、なんとなく縁遠かった(ホレス・シルヴァー死去)_d0027243_14304277.jpg
うちの居間の壁にいまは亡きエスクヮイア日本版92年4月号の綴じ込み付録だったポスターを貼ってあるんだが、その端っこのほうに白っぽい上着に黒っぽいシャツを着て少し眩しそうな、もしかしたら寝起きで不機嫌そうな顔をして写ってるのがホレス・シルヴァーで、つい先月の18日に亡くなったと新聞に訃報が載った。

ちなみにこの写真の、シルヴァーの左隣りにいるのはドラマーのエディ・ロック、さらにその左でスーツにポケットチーフを覗かせて、チンピラ風のシルヴァーとはまるで正反対な姿で立ってるのは2010年に亡くなったハンク・ジョーンズ。ついでにいうとハンク・ジョーンズの横にはジジ・グライスが小脇に抱えている書類袋(楽譜か)だけがチラっと覗いていて、シルヴァーの右で半分切れちゃってるのは19世紀生まれのピアニスト、ラッキー・ロバーツだが、ようするにおれのトリミングの仕方がハンパなだけです。

それはともかくとしてホレス・シルヴァーのレコードっておれの棚にはどのくらいあるんだろうと数えてみたらリーダーアルバム3枚しかない。じゃあサイドマンで入ってるのを、このあたりならいてもおかしくなさそうだってとこを探索してみたけどブルーノートのJ.J.ジョンソンの1506番と、あとアート・ブレイキーの10インチを復刻した日本編集のエマーシー盤を1枚見つけたきりなんだよな。

これが同じピアニストで、たとえばレッド・ガーランドだったら多分リーダーアルバムはやはり3、4枚しか持ってないんだけど、リズムセクションの一員で演奏してるのを数え始めたらマイルスだのコルトレーンだの一体何枚あるのかわかんない。ウィントン・ケリーなんかもきっとそうだな。これがソニー・クラークにいたってはリーダーアルバムただの1枚も持ってない(あのクール・ストラッティンも)、にもかかわらずリズムセクションとして入ってるレコードを数えたらきっと10枚どころじゃない気がする。

レッド・ガーランドもウィントン・ケリーも大好きなピアニストなんだが、ふたりともリーダー作を聴いて好きになったんじゃなくってマイルスとかコルトレーンとかショーターとかそういう連中のアルバムで聴かせるピアノがめちゃくちゃかっこいいから好きになった。だからリーダーアルバムはそういうリズムセクションの一員としてのプレイを聴きなじんでから買うようになったんだよ。
苦手というわけじゃないのに、なんとなく縁遠かった(ホレス・シルヴァー死去)_d0027243_17153287.jpg
ところでこれがその写真の全貌なんだけど、1958年に米Esquire誌の企画でニューヨークのハーレムの路上で撮影されたジャズファンにはつとに有名なミュージシャンの集合写真なのだった(ただし、うちの居間に貼ってあるのはこれとは別カットだからジジ・グライスが書類袋を反対の手に持ってたりする)。写真のいちばん右にいるのはディジ・ガレスピで、階段のいちばん上の中央にいるのがアート・ファーマー。最前列のまん真ん中には当然のようにコールマン・ホーキンズで、歩道の縁石に腰掛けた子どもたちの右にいるのがカウント・ベイシー。ほかにポークパイハットかぶったレスター・ヤングもソニー・ロリンズもお洒落なセロニアス・モンクもメリー・ルー・ウィリアムズもチャールズ・ミンガスもピー・ウィー・ラッセルも、ジーン・クルーパだっている。当時もすごい写真だったんだろうけど、60年近くたった今となってはもう信じられないような写真だ。

それはさておきホレス・シルヴァーだ。おれはウェザーリポートからジャズを聴きはじめて最初のうちは当時のクロスオーバーと呼ばれた8ビート16ビート系のジャズから、聴く範囲がコルトレーンやマイルス、しばらくしてドルフィーが加わったりするうちに「ファンキージャズ」と呼ばれてたアート・ブレイキーやジャズメッセンジャーズ系のリー・モーガン、ハンク・モーブリーそれからホレス・シルヴァーというような人たちをとうとう聴きそびれちゃった。まあビンボーだったからね。レコードのオトナ買いなんてしたことなかったし。

それとさ、若いころってちょっとムツカシそうなものを背伸びして聴いてるほうがかっちょいいんじゃないかとか思ったりするじゃんか。ちょっと聴いてみるとファンキージャズといわれてる音楽はすごくかっちょいい。だけど、かっちょいい音楽を聴くのはかっちょ悪いことなんだって、若く愚かなおれはきっと思ってた。

だけどまあ、それはそれで若い頃背伸びしてたのがいろんな面ですごく良かったと思ってるんだけど、おかげでリー・モーガンにもホレス・シルヴァーにも出会うのがすごく遅くなってしまったってのは残念ながらある。つかリー・モーガンは数年前あるキッカケからレコードを買い始めて遅まきながら聴いてはいるんだけど、ホレス・シルヴァーはちゃんと聴き始めないうちに本人の訃報を聞いてしまったのでした。

それにしてもホレス・シルヴァーって人は他人のバンドにリズムセクションで入るような仕事をあまりしなかったんだろうな。もしかしたら若いころからけっこう売れて、そういうスタジオ仕事をする必要があんまりなかったってこともあるかもしれない。だけどシルヴァーは若いころから一貫して2管3管のバンドをずっとやり続けて、トリオとかソロとかっていうピアノだけの仕事をほとんど残してないのをみると、自分のアタマの中で鳴ってる音楽をピアノ単体じゃなくバンドっていう楽器を使ってカタチにするのが彼のアイデンティティーだったってことは間違いないんだろう。

だから、おれみたいにリズムセクションの仕事からピアニスト聴き始めるような聴き方してるヤツにとっちゃホレス・シルヴァーを聴き始めるきっかけが見つからなかったわけだ。聴けばぜんぜん取っつきにくい音楽じゃないのにね。曲はどれもグルーヴィーだしホーンのアンサンブルはかっこいいし、なによりシルヴァー自身のソロがいかにも真打ち登場って感じで出てきて、しかもものすごくスイングするのが最高にかっちょいい。もう聴かないでやり過ごすテはないって感じがするもん。

まあ、ちょっと遅きに失したかもしれないけどこれからもうちょっと聴いてもいいかなと、ウチの棚の数少ないホレス・シルヴァーのなかからホレス・スコープを聴きながら、あらためてホレス・シルヴァー入門を誓ったりしたのでした。

ところで上の写真の撮影セッションにまつわるドキュメンタリー映画があってね。自分自身も写っているベーシストのミルト・ヒントンがこの歴史的撮影セッションの前後を8ミリフィルムカメラで撮影してて、その貴重な映像を挟みながら、この写真に写っていて1995年当時健在だったミュージシャンたち、たとえばディジ・ガレスピ、ソニー・ロリンズ、ジョニー・グリフィン、ミルト・ヒントン、ジェリー・マリガン、バド・フリーマン、ハンク・ジョーンズ、マリアン・マクパーランド、それにわれらがホレス・シルヴァーというような人たちに、写真には写ってるけどすでに亡くなっている、たとえばコールマン・ホーキンズ、レスター・ヤング、セロニアス・モンク、チャールズ・ミンガス、ロイ・エルドリッジ、カウント・ベイシーというようないずれもジャズジャイアンツの思い出を語らせて制作されている。

なにしろ、この写真の人たちがそこでカラーで動いてるんだからね。薄暗いジャズクラブじゃなく、明るい夏のお日さまの下で動いてる往年のニューヨークのジャズの巨匠の映像なんてほかにないよ。それにしてもみんな近所に住んでたんでしょうけど、このメンツをよく同じ時間に集めて一か所に並べて、よく撮れたもんだよな。それだけでもすごいことな気がする。

1958年も遠い昔のようだが、この映画ができてからだってすでに20年だ。先月ホレス・シルヴァーが亡くなって、さっきざあーっと見てみたところ、ここに写っていたミュージシャンのうち今日の時点で存命なのはベニー・ゴルスン(階段最上部アート・ファーマーのとなり)とソニー・ロリンズ(中央やや右寄りマリアン・マクパーランドとメリー・ルー・ウィリアムズの女性二人のすぐ後ろにいるローレンス・ブラウンの後方、サングラスしてる若者)だけになっちゃってるんじゃあるまいか。たぶんソニー・ロリンズがこの58人のなかで最年少だと思う。
苦手というわけじゃないのに、なんとなく縁遠かった(ホレス・シルヴァー死去)_d0027243_10164638.jpg
(このDVDの日本語版が出てたのにさっき気づいた。amazon.comで買った当時はamazon.co.jpにはなかったのに、くそっ)
by god-zi-lla | 2014-07-03 13:08 | 音楽つか屁理屈すね | Comments(2)
エリック・クラプトン2014.02.21日本武道館セットリスト_d0027243_958534.jpg

ホントにこれが最後のワールドツアーなのかなあ。
淡々と、しかし味わい深くブルーズを奏でるクラプトンなのだった。

そしてこれでツアーおしまいということだからレイラはとうとう「アンプラグド」でしか聴けずじまいになっちゃった。

しかし、リアルタイムで曲名思い出せたのはプリテンディング、フーチー・クーチー・マン、ドリフティン・ブルーズ、レイラ、クロスロード・ブルーズ、それにコケインだけだった。まあ、そんなもんかな。しかしセットリストをネットにアップしてくださる皆さんには毎度ホントに頭が下がります。ありがとうございます。

01. Pretending
02. Key to the Highway (Charles Segar cover)
03. Tell the Truth (Derek and the Dominos song)
04. Hoochie Coochie Man (Muddy Waters cover)
05. Honest Man
06. Wonderful Tonight
07. After Midnight (J.J. Cale cover)
08. Driftin' Blues (Johnny Cash & The Nashville Grass cover) (Acoustic)
09. Nobody Knows You When You're Down and Out (Mike Cox cover) (Acoustic)
10. Alabama Women Blues (Leroy Carr cover) (Acoustic)
11. Layla (Derek and the Dominos song) (Acoustic)
12. Tears in Heaven (Acoustic)
13. How Long (Ace cover)
14. Before You Accuse Me (Bo Diddley cover)
15. Cross Road Blues (Robert Johnson cover)
16. Little Queen of Spades (Robert Johnson cover)
17. Cocaine (J.J. Cale cover)
---encore---
18. High Time We Went (Joe Cocker cover)

エリック・クラプトン (G, Vo)
ネイザン・イースト (B, Vo)
スティーヴ・ガッド (Dr)
ポール・キャラック (Key, Vo)
クリス・ステイントン (Key)
ミッシェル・ジョン (Chor)
シャロン・ホワイト (Chor)

ポール・キャラックとクリス・ステイントンはソロがあるからクラプトンに名前を紹介されてたけど、ネイザン・イーストとスティーヴ・ガッドはジャズ業界じゃ巨匠ですけど紹介なし。まあ、常連ツアーメンバーだし別にいいんですけどね。親方はスーパースターだし。

それからテデスキ・トラックス・バンドの来日ツアーとわりかし日程が近かったんで、もしかしたらデレク・トラックスも参加するのかと一瞬期待したけどたんなる妄想に終わったのであった。テデスキ・トラックスは日本のあとインドへ回ったみたいね。

*セットリストはこちらからコピーさせてもらいました。
*写真はウドーのサイトから。

(わしの席は2階席正面やや上手寄りの前から3列目あたり)
by god-zi-lla | 2014-02-26 09:43 | 音楽つか屁理屈すね | Comments(0)
2014.02.06渋谷公会堂のテデスキ・トラックス・バンド_d0027243_9362943.jpg
いやー最高だったわあ。

最新アルバムMADE UP MIND中心の選曲だけど、中身はアルバムで聴き慣れたところまでが「イントロ」でそこからデレク・トラックスのスライドギターのインプロヴィゼーションがぎゅいいいいーんと炸裂、どっちかっていうと最新アルバムがスーザン・テデスキのヴォーカルのショーケースっぽいイメージも少しある感じでデレクのギター聴くにはやや物足らない気がするのが(夫デレクの妻スーザンへの心遣いか)、ライヴは天才ギターリストのギターとバンドの掛け合いが全開で大満足なのだった。

そのうえ途中からゲストのドイル・ブラムホールⅡ が加わってギター合戦(笑)
堪能しましたね。いやホントに。

それにしてもデレク・トラックスはヴォーカルマイクもMCマイクもなんにもなくて一声も発せず。ほんの少しだけあるMCはすべてスーザンの仕事でデレクはギターに没頭したままほとんど客席のほうを向きもしなくて(ほとんど上の写真の、この位置のまんま)最後もひょいと手を上げて挨拶して引っ込むのみ、ホントこのひとってばギター小僧だわ。だけど正直言ってスーザン・テデスキのヴォーカルもパワフルでストレートでとってもいいですけど、やっぱデレク・トラックスのギターのすごさがこのバンドの魅力の80パーセント以上な気がするよ。

また来たら、また行こう。
(写真は公式HPから当日のステージ。おれは2階席)

☆セットリスト(ウド−のHPから)

MADE UP MIND [A]
DO I LOOK WORRIED [A]
IT'S SO HEAVY [A]
MISUNDERSTOOD [A]
I KNOW [B]
ST. JAMES INFIRMARY
MEET ME AT THE BOTTOM
ALL THAT I NEED [A]
PART OF ME [A]
PALACE OF THE KING
MIDNIGHT IN HARLEM [C]
BOUND FOR GLORY [C]
THE STORM [A]
〜 ENCORES 〜
SPACE CAPTAIN

各曲を収録したアルバム
[A]『MADE UP MIND』(TEDESCHI TRUCKS BAND/2013)
[B]『ALREADY FREE』(THE DEREK TRUCKS BAND/2009)
[C]『REVELATOR』(TEDESCHI TRUCKS BAND/2011)

スーザン・テデスキ (Vo, G)
デレク・トラックス (G)
コフィ・バーブリッジ (Key, Fl)
タイラー・グリーンウェル (Dr, Perc)
J.J.ジョンソン (Dr, Perc)
ケビ・ウィリアムズ (Sax)
モーリス・ブラウン (Trp)
サンダース・サーモンズ (Trb)
マイク・マティソン (Chor)
マーク・リバーズ (Chor)
ティム・ルフェーヴル (B)
ドイル・ブラムホールⅡ (G)

ところで最新アルバムのMADE UP MINDでスーザンとデュエットしてる女性ヴォーカルが聞こえる曲があるんだけど、ライヴで見てたらそれは女性じゃなくってトロンボーンのひと(写真右端)がファルセットで歌ってる声なんでした。ははは、そうだったのかぁ。
by god-zi-lla | 2014-02-10 09:24 | 音楽つか屁理屈すね | Comments(0)
ジャズ・ロックって何だ? って何だ_d0027243_948066.jpg
けさも地震で目が覚めちゃった。
いつまでも困ったもんだねえ。

ジャズ批評って雑誌も、もうずいぶん長いこと買ってなかった。
ほんとにごぶさたでございましたがしかし、ジャズ・ロック特集だもんなー。
女性ジャズヴォーカル特集とかヨーロッパのピアノトリオ特集なんていわれたって、まーったく立ち読みする気にもなりませんけどこのなんというアヤシげでインチキ臭くも魅力的な特集タイトルなんだ、ジャズ・ロック特集。

しかしジャズ・ロックってホントになんなんだ?
すくなくともロックじゃ、絶対ないです。
それは間違いない。

ある種のジャズをジャズの側からジャズ・ロックって呼んでるだけなんだ。
たぶんフォービートじゃないジャズをそう呼んだんだろうな。

もしかすると正統的なジャズから仲間はずれにするためにそう呼ぶようになったんじゃないかなという気がおれにはするんだけど、どうなんだろうね。だからどっか投げやりで邪険な感じに、ジャンルというよりはツマハジキというのか、ホントはジャズじゃねーよって言いたいのに言わないでする婉曲表現というかなんというか。

だからね、ファンクもブルースもソウルも、そういうものも全部ロックって言っちゃってるフシがある。いやもしかすると各種ラテン音楽だっていっしょくたにしてるかもしんないぞ。

戦後ニッポンで、ポップスもハワイアンもカントリーもラテン音楽も
みんなジャズって呼んでたみたいな、どっかそういうノリに近いモンがあると思うよ。

よーするに、そんなジャンルはもともとなかったんだよ。
だからそれを特集にしちゃったジャズ批評はエラい!
なにしろ、どうやって括っていいんだかわかんないんだから。

あげくのはてに名盤69選だっていうんだもんな。
モンゴ・サンタマリアとジャコ・パストリアスが同居する69枚って
たんなるロックの語呂合わせだそうです。

ご丁寧にロックだから54ってことはない、とも書いてある。

まったく笑止千万な特集で、ロックとかぜんぜん関係なさそうなじいさんたちが対談してその69枚選んだりしてんだけど、なんかもうサイコーですね。岩浪洋三翁がいつものとおりテキトーなことかまして断定するとこなんかこの特集にぴったしですし。

ホント、こういうマジメなんだか冗談なんだかわかんない特集って大好き。

それで恥ずかしいハナシなんですけど、あれなんです。
こーゆー雑誌の特集で名盤50選とか100選とか挙がってるときに自分が持ってるアルバム数えてみると、なぜかたいていどんな切り口の名盤でもせいぜい5~6枚、あっても10枚くらいなモンでさ。よーするにおれのレコードコレクションてぜーんぜん正統派じゃないってことなのねって思い知らされるんだけど。

この69選のうちおれのレコード棚にある数が30枚超。
よろこんでいいのか悲しんでいいのか、あたくしの好みにピッタリ。

いやまったくその、近来まれに見る好企画ですね。

しかも、それだけじゃ特集が成り立たなかったようで、
「ジャズファンにオススメするロック30選」とか
「ジャズファンにオススメするプログレ20選」とか、

えージャズ・ロックの特集じゃないのぉ?
まじで笑える。

けっきょく、この特集作ってた人たちも、
ジャズ・ロックって何だ? って問いを立てときながら
答えを出せなかったんだろうね。

でも、おれはそのテキトーであいまいなとこがけっこう楽しいです。
だいち、ここでジャズ・ロックって囲いに追い込まれたアルバムってのが、
なんつうかどれもこれもひとクセありつつ楽しそうなヤツらばっかなんだもん。

この特集で初めて知ったアルバムから2枚、すでにHMVに発注ずみでございます。
それがなによりこの特集が楽しい証拠だと思うんだけどね。
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by god-zi-lla | 2011-09-04 13:11 | 音楽つか屁理屈すね | Comments(6)
中村とうようIt\'s a good day to die_d0027243_73859.jpg
ミュージックマガジン先月号のとうようズ トークになにか書き残してるのかと思ってたら、この9月号だった。

人生こういう始末のつけかたもあるのか、というか、老いるということを中村とうようはこういうふうに考えていたのか、というか、そんなことがいいことなのか悪いことなのか、許されるのか許されないのか、さらにいえば自分が起こした雑誌とはいえそこに死後こういうものを掲載させること自体がいったいどうなのか。

どれもこれも、おれにはよくわからない。
よくわからないから、とりあえず書き留めておく。

すくなくとも後味の良い内容じゃないから、ひとさまに勧めるようなものでもない。
後味のよくない、なんだか納得いかない「とうようズ トーク」ってのは過去いくつもあった。当たり前だけどそれとは違う後味の悪さ、納得のいかなさだ。

来月号で追悼特集をやるというから、もう1号はこの雑誌に付き合ってみる。
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by god-zi-lla | 2011-08-27 07:12 | 音楽つか屁理屈すね | Comments(2)

中村とうようさん死去

中村とうようさん死去_d0027243_7535693.jpg
じつは先月号を最後にもうミュージックマガジンを買うのはよそうと思ってた。
ここ数年どんどん自分とは関係のない雑誌になってきてたから。

ずっと何年も、たぶん20年以上発売日の20日に本屋で買ってたけど、今月は20日の日にべつの書籍買うために本屋覗いたのにミュージックマガジンはやっぱりもういいやと思って買わないですませた。

それを、とうようさんが自宅のあるマンションから身を投げたというニュースを見て、親しい知人にはその「当日」届くようにメッセージを送ってたという記事を見て、きのうあらためて本屋に行って買ってきた。

この、とうようズトーク、という連載コラムを読むためです。

いや、親しい人にはメッセージを送ったというのだったら、読者にも何か言い残していったのかもしれないと思ったんだけどね。

読んでみても、よくわからない。
というか、このコラム書いた時点ではその気はなかったように読める。

なんなんだしかし。
79歳の自死って。

いずれにせよ合掌。
この雑誌を通して、中村とうようさんには長年お世話になってきました。
by god-zi-lla | 2011-07-23 07:53 | 音楽つか屁理屈すね | Comments(0)

また地震だもんなあ。

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本人不本意ながら京都からふたたび江戸に下ってきた虎吉っつぁんと銀座で呑んだ帰り、トーデン本社とミズホぎんこ本社がなんともはや揃いも揃って立ち並び(帝都有数ノ奇観ナラズ哉)、いまや放送各社の中継車が二六時中駐車しっぱなしな通称ダメダメ会社横丁(略して、ダメ横)を歩いて地下鉄内幸町駅ホームに降り立つと、突然おれのも含めたいくつもの携帯電話からあの忌まわしい緊急地震速報のびぃーっびぃーっびぃーっつう音が鳴り渡ったんであった。

こんな地下で地震に遭うのはやだなあと思うか思わないかでぐらぐらっときて、おれは酔いが醒めるくらいの被害だったからまあいいんだけどマグニチュード7.4とか仙台で震度6強とかって大揺れなのに余震だってんだからなあ。ふつうそんくらいの地震だったら単独でなんちゃら地震て名前つきそうな大きさじゃんか。

もう、かんべんしてほしいよ。

なんてことを思ったその日のまだ陽のある明るい時分、おれはそろそろいいかなとターンテーブルのうえにレコード乗っけてみたりしてたのでした。

それがこの3枚。
左のミンガスと右のアリーサ・フランクリンはたまたま手近に置いてあっただけなんだけども、まん中ベイシーのブレックファスト・ダンス・アンド・バーベキューはひさびさに買ったステレオサウンド誌に載ってるベイシーの菅原さんの文章に出てきたんで棚から引っぱり出してみたのね。ざわざわとしたライヴの雰囲気がもうサイコーな1枚す。

3枚ぶじ聴き終えて、あーこれでまた平常心でレコード聴けるようになるかなあ、そしたらうれしいよなあなんて、そのときは深くため息などつきながら思ったわけなんですけどね。

それが呑んだ帰り道のグラグラッだもん。
ダメ横なんか歩いたのがよくなかったのか。
やっぱりレコードを心穏やかに聴ける日はまだ少し先になりそうだよなあ。

ホントは、
きょうはレコード聴いたモンね、わーい! 
みたいなブログにするつもりで写真撮ってあったんだけどね。

なんだかなあ。

でも聴けたから、まあいいか。
余震の合間に、また聴こう。
いつが合間なのか、それがムツカシイとこだけど。
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by god-zi-lla | 2011-04-08 14:56 | 音楽つか屁理屈すね | Comments(4)

さよなら GARY MOORE

さよなら GARY MOORE_d0027243_1229984.jpg

けさラジオで知って驚いた。
昨日亡くなったそうだ。58歳。

おれがゲイリー・ムーアを知ったのは彼がブルースをやるようになってからだから、そんなに古いファンてわけじゃない。聴きはじめてせいぜい15年とかそんなもんと思う(追記。20年以上たってました。時のたつのは早いわ)。

だけど、この80年代後半に作られたWILD FRONTIERというアルバムをずいぶん後になってから聴いてぶちのめされた。
ブルースやってもやらなくても、男っぽいアイリッシュロッカーだったんだ。

来日ライヴも1回だけだったけど、こうなってしまうと聴けてよかった。
ごろんと太った中年ロッカーがギター掻き鳴らしながらジャンプしてた。
会場から思わず「…、と、飛んだ」と呟きがきこえた。

2010年4月27日。
おれがいままで行ったなかで最高音圧ライヴのひとつだった。
JCBホール出て水道橋駅に向かう雑踏がしいんと静まり返ってると一瞬思ったくらい。

きょうはまずこのWILD FRONTIERから聴こう。
男の、ブルースはそれから。

さよなら GARY MOORE_d0027243_1229407.jpg
こっちはインナースリーブのウラオモテを繋ぎました。
by god-zi-lla | 2011-02-07 12:30 | 音楽つか屁理屈すね | Comments(2)