神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

シルクジャスミンの実!

シルクジャスミンの実!_d0027243_18552255.jpg
じっさいの大きさはトンガリ頭からお尻までが8ミリくらいの小さな実。調べたら小さくて真っ赤な実がなると物の本にはあったんだけど、いやこれはほんとにまっかっかな実だわ。こんな色でも柑橘類だってけどキンカンみたいな味がするのかな。かわいくてもったいないから食ったりしないけどさ、どんな味だか興味あるね。

実はあと3つばかしなってて、こいつらもうまくまっかっかに熟すといいんだけどさ。とにもかくにもちっこくて貧弱なポット苗だったのがここまで成長してくれると、なんか無性にうれしくなっちゃうよね。

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マークレビンソンNo.38SLを送り出して1週間。なんかわかんないけど音が非常にこなれて好ましくなってきてるような気がすんだよ。レビンソンが普段使わない筋肉をほぐしてってくれたからかとも思うけど、まあQUAD 405が加わってからこっち、英瑞混成バイアンプにしたとか、バイアンプの高域用のスピーカーケーブルをベルデンの細っこちいのにしたとか、平方電気製のRCA-DINケーブルにしたとか、ダウンミックス・アンプとCSEの下に御影石ボードを敷いたとか、おれとしちゃ短期間にそうとういろんなとこいじってきたんで、そのもろもろがエージングっつーかバーンインっつーか、とにかく落ち着いてきたってことなのかもな。

きょうの夜、奥さんと娘が旅行から帰ってくる。
晩メシの買い物も終わったし、今夜はみやげ話肴に一杯やるとすっかな。
# by god-zi-lla | 2007-02-17 13:33 | 日日是好日? | Comments(0)

マーク・マーフィー

マーク・マーフィー_d0027243_8521664.jpgけさの朝刊に出てた「壮快」っていう雑誌の広告。
富士山の写真を飾ったら 現金商品券が当たった、就職、結婚ができた、不眠、ひざ痛が消えたと大反響」。

うひゃーなんじゃこりゃ。

そんなことはともかくマーク・マーフィーの新譜。
なんか後ろに置いた大傑作「RAH」のアイビーっぽい写真とくらべると、いやーワイルドなじいさまになってますなあ。ホームレスは言い過ぎかもしんないけど(言ってるじゃんかよ)。

外見は歳とともに変化してますけども、内容は変わらず豪速球やなあ。歳とったから「鼻歌」歌うなんてことは考えもしない人なんだな。オビの惹句に「暖炉の炎にあたりながらソファでゆったりと聴いてみたいアルバムです」なあんて書いてあったけど、まあ、それで売り上げ上がるならご同慶の至りですが的外れ。あたしなら「ソファでゆったり聴こうとしてたら、思わずガバっと起きあがってしまいました」てなもんだな。キャッチコピーにはならんけどさ。

もう70歳をいくつも過ぎてると思うんだけど、ラクに稼げるところに安住せず、懐メロの人になんか全然なんないのがスゴイよ。いまやジャズといわれる音楽の大半が懐メロだっていうのにさ。ほんとの「実力者」ってのは、こういう人のことなんだろうな。

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MARK MURPHY / LOVE IS STAYS
(VERVE UCCM-1107 CD)
山野楽器で面陳されてたのがうれしいぞ。売れるといいな。
売れて売れて、是非来日してほしいもんだよ。
# by god-zi-lla | 2007-02-16 11:57 | 常用レコード絵日記 | Comments(0)

LOST HOUR

LOST HOUR_d0027243_859568.jpgカレーはウマかったもんね。少し残ったからけさもカレー。父子二人の食卓は穏やかに過ぎゆくのであった。

てなわけでホントに久しぶりにこんなレコードを引っぱり出して聴いてみましたですよ。西島三重子。あの「池上線」の。なつかしいねえ。おれのレコード棚のなかでは非常に異質なんですけど、これが思い出の1枚なんだな。

たぶん81年ころ、新米サラリーマンで毎日毎日働きづめに働いて、たまたま並はずれて身体頑健だったから過労死せずにすんでたような日々のある日、くたくたになって深夜アパートに帰ってつけたラジオからきこえてきたのがこのLPのなかの「ローリングストーンズは来なかった」だったんだよ。

そんなこと一度もしたことなかったのに(このあとも一度もしたことない)、そのとき曲名をあわててメモしたもんな。なんなんだろう、疲れた心身に突然染みこんできたとしか言いようがない。ついこないだまで学生だったのに、いつのまにか寝る間もないほど働いて疲れ切った生活のなかで、ふとこの曲聴いて、ちょっと前までの自分を思いだして泣けてきたのかもな。

たぶん近所の商店街のレコード屋か紀伊国屋のなかの帝都無線で買って、そのころはジャズ一辺倒だったのに、くる日もくる日も時間ができるとこのレコードかけてたな。

このLPの西島三重子の曲ってどれも微妙に詞と曲調がフィットしてない感じがして、もしいま初めて聴いたら笑っちゃうんじゃないかと一瞬思ったりもするんだけどさ、それ以上にやはりこれをかけると条件反射的に当時のことが思い出されて少し気分が沈む。

じつはそのあと82年に出た「image」というLPと「記憶の空間」という2枚組のライブアルバムも買って聴いたんだけど、そこまで。けっきょくおれにとって西島三重子がどうとかいうことでなくこの「LOST HOUR」だけがピンポイントであのころのガサガサした心にヒットしたんだろうな。

なんてことを思い出しながらかけてみたんだけどもね、そこはやはり25年以上も時間が過ぎてるわけだから相当冷静に聴けるようになってるわけだ。それで針を降ろして出てきた音にちょっと驚いた。なんだかじつに朗々と鳴ってくれるんだよAE2が。というかこのレコードに導かれて引き出されてる感じ。過去にこのAE2がこういう音で鳴ったことなんてないような、ちょっと不思議な印象の音。

しかしなんなんだろう。もしかするとそんな音はおれの頭の中で鳴ってるだけでじっさいには存在せず、昔の記憶がただ醗酵してきただけかもな、と思ったりもする。
# by god-zi-lla | 2007-02-14 16:22 | 常用レコード絵日記 | Comments(2)