神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

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(中間報告)この背中も久しぶりだねえ_d0027243_12182918.jpg




少し涼しくなってきて蠢き始めたオーディオの虫。この虫はウチじゃ夏のあいだ「冬眠」してたんである。でもって秋なのに漢字のなかに「春」が入ってたりしてウゴメクのも楽しいよね。

なんのこっちゃ。

先週じつは普段リアチャンネルに使ってるエレキットのKT88シングルをNo.29Lの代わりにランサーに繋いでたんだけど、これが悪くなかった。つか、悪くないだろうなあと思いながら音を出してみたところが案の定悪くないというような音なのであった。

そしてこんだはこのQUAD405をひさびさにマイナーリーグから呼び戻してみたわけね。

じつに懐かしい風景なり。いちばん左のDIN4Pinの入力ケーブルは秋葉原の平方電気特製である。特製も特製、なにしろラジオセンターのまわりをぐるっと散歩してくる間に中村店長さんに作ってもらったんだからね。ベルデンの線材にスイッチクラフトのプラグが付いた1.5メートル。あれから12年もたったんだねえ。

マークレビンソンをどけるのは大変だからこの405はヒミツの場所に仮り置きしてあるんだけど、オーディオマニアにあるまじきヒミツの「台」に乗っけてるのはヒミツ。

きのうから音を出し始めたところなんですが、これはひょっとして近々レビンソンをどうにかすることについて考えることになるかもしれない、というようなことが脳裏をよぎる今日このごろなのであった。

でもまあ、ランサーが来たときからクオードとの組み合わせに一定の期待感を抱いてたのは間違いないんだ。

もうしばらく聴き続けてみる。

405ってのはホントたいしたヤツだぜ。


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by god-zi-lla | 2018-09-16 22:53 | オーディオもねぇ… | Comments(4)
QUAD405は独立リーグ移籍で登板機会倍増って感じ_d0027243_14342558.jpg
それにしても暑すぎるよ。まさかこれで梅雨がおしまいなんてこと、あるわけないよね。いまウチのなかで摂氏32度くらいありますが、さっき近所の洗濯屋へ行って預けっぱなしで文句言われちゃったもこもこのダウンジャケットとか引き取って日なたの歩道を歩いたらこの世の地獄というのに少し近づいてたのであった(Seven Steps To Hellなんつって)。だけどダウンってのは持ってるだけでも気分的に暑いもんなんだな(しかも3着も抱えて炎天下を歩いたんだからすごい)。

マークレビンソンのNo.29Lを買い込んでロジャースを鳴らすようになったからクオードの405が居間のステレオの戦力構想外になってしまったのが3月末のことだった。最初はクオードをリアチャンネルのパワーアンプにコンバートするつもりでいたんだが、考えてみたらクオード405には音量調節機構がないんだ(インプットレベル調整はあるけど)。マルチのリアチャンネルはけっこう音量をいじりますからこれは現実的じゃないよな。だけどこの傑作パワーアンプを使わないのはいかにもモッタイナイじゃありませんか(とりあえず売り飛ばすという手は先送りしてだ)。

それで、ふと物置部屋のラジオを鳴らすパワーアンプをこいつに取っ替えてみたらどんなもんだろうと思いついて試したんだよ。それで写真に写ってる卵形のタイムドメインminiの内蔵アンプが壊れてパッシブ仕様にしちゃったヤツに、それまで繋がってたエレキットのKT88シングルアンプを外して鳴らしてみたんです。

そしたらこれが笑っちゃうような大当たりでさ。鳴るわ鳴るわ、このチビ助はいままでこんなふうに鳴ったこと一度もありません。壊れた内蔵アンプ外してエレキットで鳴らしたときもこりゃあいいやと思ったんだけどね。ただ内蔵アンプはそれなりにスピーカーの特性に合わせてなんらかイコライジングしてたかもなあと思わせないでもない音だったのが、QUAD405だとなんかもう問答無用、四の五のつべこべ有無を言わさずチカラ技で鳴らしまくる感じになっちゃってさ(405がこんなふうに言われることだってめったにないだろうな)。ロジャースが相手のときにはちょっと頑張ってるとこが見えたりもしたのが相手がチビ助だとなんだか余裕綽々でね。

というわけでQUAD405はここに居座ることになってしまったのであった。もっとも考えてみたらエレキットのほうはヴォリウムも付いてるからマルチのリアでも他の用途でも、こっちのほうがパワーや音はともかく使い勝手はいいんです。だからまあクオードはおさまるべきところにおさまったということにいたしたい。しかし好事魔多し。

たしかに見違えるようにブリブリと鳴りわたるタイムドメインminiなのであったが、ひと月ほど聴いているうちに「もしかして、も少しシッカリした普通のオーディオ用の小型スピーカーを繋いでやればもっとブリブリした音が出るんじゃないかしら」というイケナイ考えがむくむくと沸き起こってきてしまったんである。ダメだねえオーディオマニアってやつはまったく。なにしろ物置ですからここに座って音楽じっくり聴くなんてことはないんだから。ここでFMなりAirMacで飛ばしたファイルなりを鳴らして、聴くのは晩メシの支度しながら台所とか、居間で朝ごはん食べながらとかさ。だからあれこれ音的に求める必要なんかないの。

しかし気がついてみればタイムドメインminiと同じスペースに置けそうな超小型スピーカーの出物をネット上でうろうろ探し回ってる自分が情けないのであった。

と、それからさらにひと月ほどあちこち覗き回ってたんだが、この窓枠のとこにぎりぎり乗っかる〈奥行き150ミリ〉つう寸法がいろいろ邪魔をしてね。きょうびはこういうミニスピーカーですら幅より奥行きのほうがあったりするんだよ。さらに近ごろこのテのミニスピーカーってのは大抵「デスクトップ」ってやつで、大概パワーアンプ内蔵だもんだからさ。外付けアンプをあてがってやるミニスピーカーというのがほとんどないの。思いつくのはせいぜい昔からあるJBLのControl 1くらい。

で、ある日ネットでさる中古オーディオ屋さんのサイトを覗いたら、モニターオーディオのRadius 90というのが奥行き15センチくらい、10センチのウーファーが付いた2wayリアバスレフのパッシブスピーカーで、しかもふつうに四角い木のハコで(笑) なおかつ安い。写真で見るかぎり外観もそんなに汚くなかったしさ。いやあもう、これしかないだろうと最近のおれとしたら珍しくほとんど迷わずに買い求めたのが上の写真にあるウーファーとツイーターそれぞれに丸いパンチングメタルのグリルが付いたスピーカーなのであった。

ところで写真に写り込んでる帽子だけど、ウチには帽子掛けなんて洒落たもんがないので普段からこんなふうに放り出してあるんです。それをまあボロかくしのためにちょっと動かしたりなんかはしたけど意味があるわけじゃないから気にしないよーに願いますね。念のため説明しときますとFMの卓上アンテナが乗っかってるのがQUADの405なり。

ぢつはメインのステレオから外して物置に移動してからのほうがクオードの稼働時間は長くなっててね。なんてったって朝決まった時刻に必ずスイッチを入れて(ほんとは電源スイッチというのがないのでコンセントにプラグを刺すんだけど)、それから最低2時間、場合によったら4時間とか5時間、ほとんど毎日このセットで音楽を聴くとはなしに聴いてるわけですから。

もしかしたら、こっちのほうがクオードとしたら働き甲斐があるってもんかもしれないな。スピーカーのナリは小さくなりましたけどテクニクスのSL10があるからレコードだってかけられるしね。それに、なんつったってプリアンプはかつてずうーっとAE2Rを鳴らしてきた相棒AGI511だもん。おおう、久しぶりじゃねえかクオードの。オマエさんもこっちに移ってきたのかい。狭いけど、ここも悪かないぜ。また二人で毎日楽しくやろうや相棒、なんてね。いざとなったら居間のマランツ+レビンソンと全取っ替えしたって大丈夫な頼もしい物置コンビなのであった。

で、こんどはタイムドメインminiがあぶれちゃったから、コイツをテレビに繋いでやったらどうかと思案中。そう簡単に引退はさせません。
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by god-zi-lla | 2015-07-15 10:24 | オーディオもねぇ… | Comments(4)

新入りです

新入りです_d0027243_935383.jpg
つうようなわけで3月末、QUAD405が壊れたわけでもキライになったわけでもないのにマークレビンソンのNo.29Lというパワーアンプを買い込んでしまったのであった。

深い理由などありません。なんだかんだ言い訳してたって所詮おいらもオーディオマニアだったってことよ。なんちてね。

そりゃまあ8年鳴らし続けてきたクオードが壊れたわけでもないのに新しい(古いけど)パワーアンプを買うのには自分なりの理由がないわけじゃないんだ。といいますのも20年くらい使ったアコースティックエナジーのAE2Rってスピーカーを3年ほど前に売り払い、そのあと長年ちゃんと使ってやってこなかったJBLの4412を久しぶりに引っぱり出して聴くようになってから1年ほどして、ロジャースのStudio 2aつうこれまたちっとも新しくないスピーカーを買い込んで聴き始めたのがたしかおととしの春頃のことだったと思う。

QUAD405はだからこの8年のあいだにAE2R、4412、Studio 2aと3組のスピーカーを鳴らしてきたわけなんだが、AE2Rのときにも4412のときにもまるで感じなかったのに、Studio 2aになってしばらくしたあるとき405がすごい一生懸命頑張ってるような音をたまに出すのに気づいてね。ふだんはそうでもないんだけどかけたレコードによっては音量を上げたときに、あーここから先はあんまり余裕がないのかなという音になることがあってね。

まあ4412はさすがJBLのブックシェルフといいますか、とっても鳴らしやすいスピーカーでどんなアンプあてがってやっても軽々と音が出ます。AE2Rも先鋭的なイメージのわりには鳴りにくいという印象はなくて(基本的にシャープな音を出しますが)、むしろ初めてQUAD405に繋いだときには、さすが英国産同志コイツは相性がいいよなあと感心したくらいなもんでね。だからクオードがどうなんて思いもしなかった。

カタログデータだけ見比べてると4412もAE2RもStudio 2aも出力音圧レベルにそうそう違いはなくて90dbから91dbの間なんだよ。4412はさておいても、AE2RとStudio 2aだったら数値的にみたらStudio 2aのほうがじゃっかん高能率なんだけどね(図体見たってそういうだしさ)。だけどもそういうことじゃない何かがあってですね。

じつは4412のときよりAE2Rの頃よりStudio 2aになってからのほうが実感として自分が聴く音量が上がってるんだよ。うまく言えないんだけどスピーカーによってヴォリュームを絞った状態から徐々に音量を上げていって、あーこのあたりから本領発揮って感じかなあっていうところがあるでしょ。それが4412よりもAE2Rよりも、ロジャースのほうがそう感じる音量が大きい。いや、時計の文字盤でいったら10時の位置とか12時まで上げるとかっていうヴォリュームの角度のことじゃなくてさ。実際にスピーカーから出ている音量のモンダイです。

ある程度の音量までのロジャースStudio 2aは比較的穏やかで優しい音がする。だけど、そこからもう少し音量を上げてみると少し獰猛な表情が出てきて、おれはそこのところがとても好きでね。もしかしたらロジャースの30センチ口径のポリプロピレンウーファーというのが意外と重たくて(なにしろタッパーウェアみたいな半透明の樹脂素材で叩けばボコンて重たい音がして、同じ30センチでもJBL4412のパルプコーンの指ではじけばパンパンといかにも軽いのとは全然違うんだもん)、ちゃんと動くようになるためにはそれなりの駆動力というヤツが必要で、ひとたびウーファーさえ動き始めればけっこうガシっと音楽を聴かせるようになるってことなんだろうと思ってるんだけどね。

というわけで悲鳴を上げるまではいかないけど、クオードのヤツけっこう頑張っちゃってるかもなー的になることがあってさ。それでたとえばアメリカ産のよく言われる「駆動力の高いパワーアンプ」ってやつをあてがってみたらどんなもんなんだろかと思ったわけだ。それにStudio 2aの作られた80年代末から90年代にかけてマークレビンソンとかスレッショルドとかクレルとかが競ってそういうアンプを市場に出してた頃ですから、年代的にもそこいらへんのアンプでいっぺん鳴らしてみたいもんだと、横着なオーディオマニアが横着なりに考えたわけなのであった。

それで1年くらい前からお金を貯めつつ、候補を探すでもなく探し始めたんだよ。

(to be continued)
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by god-zi-lla | 2015-05-07 23:50 | オーディオもねぇ… | Comments(4)

横浜で再会するなんて

横浜で再会するなんて_d0027243_8261616.jpg
あのとき釜山の某氏宅でドイツのクラングフィルムシステムを鳴らしていたプリアンプ(ラック左上)が、
横浜で再会するなんて_d0027243_8264495.jpg
まさか玄界灘を渡って再び横浜のS氏宅でタンノイを見事に鳴らすのに出会うなんて、まったくもって人生不可解なり(でもないか)。

SIEMENSの古典球DaとBaによる、なにからなにまで(使われるハンダまで)ヴィンテージなプリアンプ。音もさりながらヒーターの灯りがじつに妖しいんである。この世界にはまるで疎いおれでもウットリと見とれてしまうのであった(なぜ、このアンプがはるばる海を渡ってやってきたのかは日韓外交上の機密に属するハナシなり)。

聴かせていただいたのはオークレール、シュタルケル、松田聖子、米朝(!)、ゴジラ(!!)、エトセトラエトセトラ。まったくもう、なんという早春の昼下がりなのだ。



(そういえば釜山オーディオ日記、とうとうブログでやらずじまいだったですね。わははは)
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by god-zi-lla | 2015-03-29 11:28 | オーディオもねぇ… | Comments(0)
物置ラヂオ外伝その1(わははは、続いてないぞ)_d0027243_1862832.jpg
じつはチューナーが壊れるよりずっと前、去年のいまごろだったか物置ラジオに使ってるタイムドメインmini(ここ写ってんのをご参照くだされ)の内蔵アンプが壊れて音が出なくなった。

えーと、このろすでに買って2、3年みたいなこと書いてるから、かれこれ10年は使ってるんだろうな。旅行に持ってったのも2回や3回じゃなかったと思う。その後いまのウチに引っ越してめでたく物置ラヂオのメインスピーカーにおさまってからは連日短い日でも3時間、日によっちゃあ10時間くらい、しかも物置に置いて台所で聴いてんだからデスクトップ用にはあるまじき用途と音量で鳴らしっぱなしにしてきたわけで、そりゃあガタもきまさね。

とにかく10年といえばそろそろ潮時でもあろうしスピーカーそのものを取っ替えてやろうかと一瞬思わないでもなかったんだがシミったれの性格が災いしたのか幸いしたのか、内蔵アンプだけすっこ抜いてスピーカー自体はそのままに新しいパワーアンプをあてがってやろうと、長年しまいこんであるCECのヘッドフォンアンプにスピーカー出力がオマケでくっついてたのを利用することにしたのだった。

なのでこんだはこの写真ご覧いただきますと、右チャンネルのベース部分にふたつ穴が穿たれてさながら野ざらしのされこうべの如くなっているのにお気づきいただけるかと存ずるのでありますが、この穴ぼここそアンプ部から突き出たメインスイッチとヴォリュームつまみを取り外した跡なのでした。

そう思って見ればちょっとブキミでしょ。

で、古いCECのヘッドフォンアンプ(写真ありませんけどあの懐かしいUSB/DACのDA53と同じデザインす)をごそごそと引っぱり出しまして繋いでみたところ、なんとまあこいつも片チャンネル音が出ないの。

まあでも物置ラヂオだしね。おまけにヘッドフォンアンプのオマケのスピーカー出力ですし。しかも物置に置いておだいどこで聴いてんですからステレオじゃなくったってかまやしない。どっちにしたって近いうちにアンプをどうかしなきゃなんなくなるだろうから急ぐこたぁねえや。

つうわけで去年の3月4月、そして5月の中旬くらいまでモノラルじゃなくってステレオの片チャンだけでラジオを聴いてたんだった。じつにズボラな生活である。

しかしいくらなんでもずっとソレじゃアレだしぼちぼちアンプの手当をしてやんなきゃなあと思ったんだけど、たとえば安い中古のプリメインアンプ適当に見つくろってくるみたいな、そういうブナンなことしたって面白くもなんともないじゃんか。かといっておカネがうんとあるわけでもないしね。なんか限られた予算で面白おかしく遊べないものかと考えたすえ、アンプのキット買って組み立てて使うってのはどうかと思い立ったんだ。

それからあーでもないこーでもないとあちこちネットをつんつんつっ突いてたらエレキットに6L6GCを使ったTU-879Sつうキットがあってさ。おー6L6GC! いっぺんこういうぶっとい真空管のアンプ使ってみたかったんだよねー、なんの意味もないけどオーディオってな見かけが9割だもん。

これならブナンてとこから半歩くらい踏み出してるでしょ。
それとこいつだったらおれにもやっつけられそうだしさ。

なにせアンプのキット組み立てるなんて学生のとき必死にバイトして買ったラックスキットのKMQ-60を死ぬほど必死に作って以来なんですからもう40年近くも前だもん。自慢じゃないけどいまやこちとら目は見えないわ手は震えるわ目一杯じいさんしてんだからそんなにややこしいものはできっこないの。

だけどもうあと半ヒネリ、なんかないのかと思ってたら6L6GCをKT88と差し替えたカスタムヴァージョンがあることが判明、こいつはザ・キット屋さんが扱ってるということがわかった。んーKT88いいっすねー。なにがいいのかわかんないけど、やっぱKT88でしょ。6L6GCもぶっといがKT88もぶっとい。しかも途中に段々がついてるんだぞ、ふふふふふ。つうわけでこいつを買い求めることにしたのでした。

でそのキットが届いたのが去年の5月22日、段ボール箱に宅急便の伝票が貼ってあるからわかるんです。そして2日くらいしてから梱包を開けてちょっと組み立て始めたのでした。

そしたらあなた。その次の朝だったかいつものように7時になったのでチューナーのダイヤルをインターFMに合わせて片チャンネルしか鳴らないCECのヘッドフォンアンプのスイッチオンしたら、なぜかちゃーんとステレオで朗々と鳴るじゃんか。ありゃま。新しいアンプ買い込んだらこいつショックで生き返っちゃったぜ。

これはまたなんとしたことか。
風薫る2012年5月も末にかかるころのことであった。

to be continued(笑)
by god-zi-lla | 2013-02-26 05:48 | オーディオもねぇ… | Comments(0)
marantz7のトーンコントロール_d0027243_1747881.jpg
こいつのトーンコントロールのこの絶妙な効きかたってのは、いったいなんなんでしょう。
こういうのをセンスっていうのに違いないね。
ソウル・マランツさんのセンス。

JBLについてる左右合計4個のアッテネーターとこのトーンコントロールをぐりぐりやってるうちに、なんだか落ち着くべきところに落ち着く日はかなり近いような感じになってきた。

とくに低音のつまみをワンステップ上げたときの快感てのがもう「うーたまりませんこの絶妙なハイファイ加減」て、まるでお風呂みたいな感じでね。その絶妙さがたんに「ここ動かすとなんデシベル変化します」なんてモンとは天と地ほども違う何かなのでした。

AE2Rが売れて1か月ちょっと。
壊れかけの古いJBLを引っぱり出してから5か月。

うふふ、だな。
by god-zi-lla | 2011-03-09 17:47 | オーディオもねぇ… | Comments(0)
marantz7のパイロットランプ交換_d0027243_202434.jpg
切れた。

さてと
by god-zi-lla | 2009-06-15 20:03 | オーディオもねぇ… | Comments(2)

ぼちぼち終わりかな

ぼちぼち終わりかな_d0027243_8244161.jpg
marantz7の内蔵フォノ回路でレコード聴き始めて1週間。ホントにただの1枚のCDもかけてないしZYXも取り外したまんま。AGIも離れたとこでひとりぽつねんと佇んでおられますね。

この1週間というものジャズでいえばコルトレーンの〈VILLAGE VANGUARD AGAIN〉とかウディ・ショウの〈BLACKSTONE LEGACY〉とかマイルスの〈JACK JOHNSON〉とかクインシー・ジョーンズの〈QUINTESSENCE〉とかハンプトン・ホースの〈MIDNIGHT SESSION VOL.3〉とかその他いろいろ。クラシックだとグヮルネリ四重奏団のドヴォルザークとかドラティ/LSOのフランス近現代管弦楽曲集とかジークフリート・パルムのクセナキス他とかその他いろいろ。あとスティーヴィー・ワンダーの〈KEY OF LIFE〉とか浅草で買ったアトランティックのレイ・チャールスとかポインターシスターズが4人だったころの〈THAT'S A PLENTY〉とかその他いろいろ。

いやーポインターシスターズは何10年ぶりかで引っぱり出したような気がしますが、うまいねえこの人たちは。あらためて感心しちゃったよ。このレコードはいつものソウル系とはちょっと違って、たとえばディジ・ガレスピーで有名な「ソルト・ピーナッツ」とかサンハウスの古いブルースとか、なんというか少し古いアメリカ音楽を中心に歌ってんですけども、いやそれがまたいいんだな。

って、そーゆー話じゃなくてですね。

じつは借りてきた翌日CDを聴いてみて、まあその時点で勝負あったという状態だったわけですけど正直言って先週木曜日に初めて内蔵フォノでレコードかけた音ってのは切れ味鋭いとかスパルタンなとかそういう形容を通り越した音でした。

marantz7てのは「絶叫マシン」ですか。

いやーこれはどうしたものかなあ。とにかくCDを鳴らしたときのあのシャープだけど陰影の深い、ああこりゃちょっとAGIとくらべるとオトナとコドモだよなあと思わざるをえない音からは想像のできない許容範囲を超えたキビシイ音だったのよ。

で、まあオーディオマニアっぽいこともやってみました。アームケーブルを取っ替えるわけには諸般の事情でいかないもんだから、一緒に借りてきたAudio Interfaceのトランスとmarantz7の間のケーブルをもともとのAETから手持ちのもう少し穏やかな音になりそうなやつを取っ替えひっかえしてみたんだけどね。どーもその程度のこっちゃダメな感じなんですなこれがまた。

ああもうこれはとにかくフォノ回路に音楽信号どんどこ流し込んで待つしかないと。そう思ったわけです。marantz7が機嫌良く鳴ってくれるのを待つしかなさそうだなあ。待てば回路の日和ありっていうしね。あ、海路ね。

そう考えたのにはほかにも理由があってmarantz7のフォノ回路だけを単独のフォノイコとして使ってる人もあるくらいだって話はよく耳にするし、なによりもともとCDなんか存在する以前のプリアンプに対する音の評価の大部分てばレコードを聴いてのもんでしょ。そりゃ2トラ38やらFMやら聴いての評価がないわけじゃないでしょうけど、でもやっぱそれはちょっと特殊だよな。

だからしょっぱなレコードかけてみてギャって音が出たときに、こんな音でこのアンプが神棚に祭り上げられたわきゃないと思ったんでした。こりゃなんか事情というか都合というか問題というか、なんかあるなと。

それでとにかく聴いてて変化のわかりやすい盤にしようてえわけで、たとえばグヮルネリ四重奏団のドヴォルザークとかね。そもそも一般的に弦楽四重奏のレコードってのはどれもキツい音が出やすいわけで、とりわけこのグヮルネリ四重奏団のドヴォルザークがまたデッドな録音でどーしてまあこんなに辛口な録音するんかと思うような盤なのよ。

これは絶対ヤバい音するだろうと思ってしょっぱなにかけてみたんですけども、案の定死ぬかと思うような音が出たもんね。

コルトレーンも別の意味で厳しいよ。コルトレーンよりもファロア・サンダースのテナーの咆吼が耳の許容範囲を超えるか超えないか。ウディ・ショウの盤もショウとゲイリー・バーツとベニー・モウピンのフリーキーな音がちゃんと聴けるかどうか。

しかし叫ぶオーディオを前にして厳しいレコードをかけるってのはなかなか辛いけど楽しいもんでもあるよ。最初はやっぱ逃げ出したくなるような音がしてるんだけども、同じ盤のA面からB面に移ったくらいの時間経過でも変化はある。

やっぱりフォノ回路に長いこと信号が通ってなかったせいなんでしょうかね。たんなるシロートの当てずっぽうで始めたんですけども、いやーどんどんマトモになってさらにどんどん良くなってくんのがわかるんですよ。

で、ぐるぐると同じ盤かけたり違う盤にしたりしてるうちにふとハンプトン・ホースの〈MIDNIGHT SESSION VOL.3〉をおれとしちゃやや大音量でかけてみたら、いやーこれがいいの。この数寄屋橋のハンターで買って以来何回聴いたかわからない70年代プレスの米盤が文句なしの自己ベストの音で鳴るんですよあなた。ZYXだとこういうハードヒッティングな音にはたぶんならない。よーわからんけどハンプトン・ホースはアメリカ人だなあって音がする。正直ちょっと感動しました。

ようやっと本調子が見えてきたかなこれは。

念のためグヮルネリ四重奏団に戻ってみたら厳しい音は厳しい音なんだけど筋の通った太い音っつう感じが出てきた。もとがもとなのでとても美音とはいえないんだけど、至近距離で聴く弦楽四重奏ってのはもしかしたらこんな感じかもしれないと思わせるような音に変化してきてたね。

いやこれでZYXを処分してmarantz7の購入資金(つうかすでに支払ってるから『穴埋め』だけどさ)の一部にメドが立ってきましたね。

ZYXの妖艶な音の魅力ってのもすごいものがあって、これはこれで大変な実力者だということは間違いないんだけどね。でもこのmarantz7のシャープな感じっていうのがもしかして歪みっぽさと紙一重みたいなとこもあるのかもしんないけど、それを含めておれには非常に好ましい。

さてぼちぼちおしまいかな。
by god-zi-lla | 2008-10-26 08:45 | オーディオもねぇ… | Comments(9)
続きをいかないとな あるいは恥の上塗り_d0027243_948935.jpg
Now, Back to Marantz 7 !! わはははは。ん?

てなわけでございまして、もうしばらく古いアンプのお話でお付き合いをいただきます。

まあmarantz7について持ってた印象といやこのパネルデザインだな。
ぱっと見左右対称のように見えるけど丸いツマミの直径が左右のブロックそれぞれではっきりと違ってて、小さい直径のブロックの端にパワースイッチの黒くて四角いツマミが付いてる。こいつを右端につけるために右ブロックのツマミ4個の径をひとまわり小さくして全体の均衡を図ったんだろうねソウル・マランツさんは。

平々凡々にみえてじつは非凡というか。
たんにシンメトリーにするだけだったら簡単だもんな。

これ以上どこをどうさわっても崩れてしまうようなギリギリの危うさのうえに成り立ってるデザインだと思うんだけどね。

ラックスマンがSQ38FD以降ながい間基本にしてたデザインとか70年代ある時期のデンオンのプリメインをはじめとしてmarantz7を下敷きにしたと思しきデザインの国産アンプって山ほどあったけど、それだけインパクトあったってこどなんでしょうね。

個人的にはJBLのSG520やSA600の、こっちはまた左右非対称なところで徹底勝負したデザインのほうが好きだけどね。とくにSA600はいいよねえ。大好き。

まあそういうわけで、いい機会だからウチで聴いてみっぺ。くらいな軽い気持ちで借りてきたんです。AGIのプリだってまだ使い始めて1年だしさ。もともとオーディオ装置をつぎつぎ買い換えるような趣味なんてまるっきりなくて、アンプをセパレート化して以来20年プリアンプはAGIで3台め。それもようやっと馴染んできたとこだもん。

もっと申し上げればだね。AGI Model 511ってプリアンプは隠れた逸材といいますか、相当な実力者だと思ってんですね。少なくとも我が家ではGOLDMUND SR PRI2をこいつが追い出しました。まあこういう比較は主観ですからいろいろご意見もあろうかとは存じますけど。

だからmarantz7がいかに伝説の名機だっつったってAGIがイチコロなんてことあるわけないと正直思ってたのよ。
「まあマランツ君もけっこうではございますけど、大枚叩いて買い込むほどAGIと差があるわけでもないやね。やっぱ湯島のスタジオであんだけの音で鳴ってたってなあ山本さんのスキルのなせるワザてえもんでしょ」ぬあんて結論を予定稿として用意してたくらいなもんです。

それが買い込んでしまったんだよな。
よーするにイチコロだったってことです。
なにごとも先入観で決めつけちゃいけませんです。

しかしまー毎度毎度思うことですがオーディオ機器ってなあ自分ちで聴いてみないとわかんないもんだねえ。こんかいもまたつくづくそう思ったんでした。雑誌広告の惹句やら雑誌記事やら世評やら風評やら伝説やらネット上のおれのこのブログのような無数の無責任な言辞の垂れ流しやらなんやら。そういうもんによって自分のアタマん中に形作られた先入観がいかに役立たずなもんか。

だから書いてる本人がいうのもナンですが、このブログを読んでくだすってるみなさまにおかれましても、こいつバッカだなあとか笑って面白がってくださるぶんには人畜無害ですけど、けっして書いてることを信用なさらぬようにお願い申し上げる次第でございますもんね。

なんたって書いてることの9割方はその場のデマカセですから。
だからmarantz7買ったなんていうのもさ、ホントかどうかわかったもんじゃないよ実際問題。

なんてミもフタもないこと言っちゃあいけません。

肝心のとこになかなか辿り着きませんが、とりあえず話の筋道(そんなもんがあったのか!?)はちょっと置いといて、今週はずっとレコードをかけ続けてます。それもなるったけ厳しい音のするやつを選んでターンテーブルに乗っけてんだよ。

なぜかといえば湯島の親方はZYXのフォノイコをもっぱら使ってmarantz7のフォノ入力はぜんぜん使ってなかったということ。おれもZYXの同じフォノイコ使ってますが(ただしウチんちは伊藤式巨大AD/DCアダプター使用)、マランツ使うんなら内蔵フォノ回路でいきたいと思ったのね。

だってZYX売らないとマランツ購入資金が調達できないんだもん。
それになりより、そもそも
to be continued
by god-zi-lla | 2008-10-24 20:36 | オーディオもねぇ… | Comments(2)
なんでこういうことになっちゃったんでしょうね あるいは事故の顛末。_d0027243_1527093.jpg
先週の水曜日に朝からAGI(AIGじゃないからね)をどけてセット。その日はずっとCDを聴いて木曜日はZYXのフォノイコ経由でレコード聴き、金曜日になってZYXを外して内蔵フォノ回路でレコード聴き始めて以来こんにちに至るまでずっとレコードばっか聴いてます。

そもそもおれはこのmarantz7てやつに特別な思い入れなんてぜーんぜんなかったのよ。だいたいおれがオーディオに興味持った70年代なかばにはすでにこいつは現役選手じゃなかったもんな。マランツってブランドはもうソウル・マランツさんの手を離れて日本のスタンダード電子(日本マランツの前身)が国内生産始めてたんじゃないですかね。

あ、おれ学生のとき相模原の日本マランツで長期バイトしたことあるんです。関係ないけどね。当時の親会社の米国スーパースコープ社のトランジスタ・ラジオの補修用基盤なんかの生産。

本社からテレックス(古いなあ)で「アレを何個作れ。コレを何個」って少量の発注があるので、それを量産ラインとは別棟の事務所の片隅でもって手作業でハンダ付けしてこさえてたんです。最後のころはプリメインアンプやレシーバーのわりかしデカい基盤もやりました。ヤバいよねえ。おれが生産してたんだぜ。しかもまるまる2か月間。全米大混乱だったんじゃないかね。わはははは。

まあそんなことはともかくとしてだな。
べつに相模原でバイトしたのだってマランツに憧れてたからじゃなくてたまたま相模大野駅に貼ってあった求人ポスター見ただけの話で、だいたいそのころはmarantz7なんて名前も知らなかったと思うね。

それからだんだんオーディオにのめり込んでって「名機」marantz7の名前も知るようになりましたけど、ふーん、て感じ。当時のオーディオブームのさなかアキバの大きな店にいきゃジムラン(こう呼んでたよな)の4341だってパラゴン(現行製品だった)だってアルテックのA7だって、マッキン(こう呼んでたよな)のアンプだってマークレヴィンソンのLNP2だってなんだって店頭に並んでて、運がよけりゃおれら若造が聴くチャンスもあったもんね。

しかし白モノ家電売ってる量販店にマークレヴィンソンも売ってたんだよなー。いま思えば信じらんないような光景だよな。そういやおれシュア−のV15/III買ったのって今は亡きダイエー藤沢店の家電売り場だったもんなー。

そーゆー時代だったのね。

でもmarantz7なんてなかったよ。
すくなくともアキバの表通りにはなかったですもんね。そういうヴィンテージオーディオってのはきっと深く静かに潜行してたんでしょうね。おれら若造のあずかり知らんとこでさ。

いや大昔のことはともかくとして、最近だってぜんぜんなんの思い入れもなかったのね。もしかしたら今だってmarantz7つう「ブランド」に特別の思い入れなんてないかもしんない。

Studio K'sで聴いて「こいつは古いくせにすげープリだなあ」と思っても、いっぽうで「けどこの音ってば、山本さんが出してる音であってマランツの寄与するところ大だとしても、でもやっぱこれは山本さんの音というべきもんでマランツの音ってわけじゃないよな」とまあ、そのように思ってたんでした。

だから興味ないわけじゃないけど、だからどうってことでもなかったのね。

そしたら先週の火曜日アヤシイ料理教室でStudio K'sに行ったら山本さんはすでにmarantz7をシステムから外してしまっていて、そこにはフェーズテックの新しいプリアンプが鎮座してた。興味ってことでいえばこの時点じゃマランツよりかこのフェーズテックの新しいプリのほうによっぽど惹かれるものがあったりしてさ。

でロールキャベツなどやっつけた料理教室も終わって夜遅く、山本さんが「マランツ持ってって聴いてみる?」って聞くもんですから、まあそりゃこんな大それたシロモノを自宅で聴ける機会なんてえものは多分金輪際ないだろうし、ハナシのタネにエアキャップに包んでもらってトートバッグ借りてえっちらおっちら雨んなかを担いで帰ったんでした。

だから1週間くらい試聴して、ほんらいならば1週間後のきのうのアヤシイ料理教室のときには「いやーいい経験さしてもらいましたあー」かなんか言いながら返してたはずのもんだったのよな。

それがまあ
to be continued
by god-zi-lla | 2008-10-22 18:22 | オーディオもねぇ… | Comments(1)