神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

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重箱編というのはようするに写真が3段のお重になってるという意味でもあるしハナシが重箱のスミだって意味でもあるということを、まずもって冒頭おことわりしとくわけでございます。

まあそんなこたどーだっていいんだけどさ。お重のいちばん上の段にあるのはフォステクスのFE103-Solつう103シリーズ最新作の、コーン見えてるほうが8オームでマグネット見せてんのが16オーム仕様でしたけど外観は一緒だよな。しかしこれがさ、小さなバスレフの標準箱に入ったのがたまたまブースに入ったときに鳴ってたんです。もう長いことフォステクスのフルレンジ使って自作なんてしなくなったおれが知ってるFE103といえば初代のワラ半紙色のコーン紙に布エッジのヤツだけで、当時マグネット2枚重ねのΣがすでにあったけど高くて買えなかった。

その遠い昔の記憶をたどると元気いっぱいだけど非常にドライでカサカサ一歩手前みたいな音だったような気がするんだけど、そのとき目の前で鳴ってたSolってやつはなかなか侮りがたい滑らかさと元気さのブレンドされた音でちょっと感心してしまったのだった。じつはコイツを使って長岡鉄男先生の名作マトリックススピーカーMX1を新たに作った人がいて、明日それを聴かしてもらえることになったもんですからこの鳴りっぷりに期待はいや増しに増すばかりなのでありました。

で元気といえばそのSol付きの小さなハコが片付けられたあとスタンドに載せられたのが今年11月発売予定のGR160って16センチウーファー2wayの小型スピーカーなのだったが、こいつが開発テーマの「体に感じる低音」というのがまさにそのまんま音になっちゃった感じの、ほとんど笑っちゃうくらいブイブイいうスピーカーでね。いやコレはたいしたモンだな。それでこのブイブイの低音以外はむしろ昔のFE103を思い出させるような感じがして、こりゃあひとつデカい音で音楽聴けるシアワセな境遇の青少年諸君に是非バイトして買い求めてほしいもんだと思ったね。予価69,000円ペア税抜き。この生意気野郎を爆音で鳴らした挙げ句に近所から怒鳴り込まれてもおれは一切責任持ちませんけど、せいぜい人生経験を積んでもらいたいもんである。

しかし、すごいお値段のスピーカーばっか聴き歩いたあとでこういうのを聴かしてもらうと、なんかホッとするよ。オーディオってこういうもんだったよなーって感じ。できたらアキュフェーズじゃなくってTIASにもブースを構えるようになったヤマハの最近のプリメインアンプかなんかで鳴らしてくれてたらもっとうれしかったけどね。

で、二の重を飛ばしていちばん下の写真なのだったが、おれんちのと同じSME3012Rに取り付けられた奇っ怪なヘッドシェルに目がクギ付けになってしまったんである。へえ、いまどきユニバーサルタイプのヘッドシェルを新規に作ろうっていう外国の会社があるなんて思いもしませんでした。だいたい欧米のトーンアームっていまどきみんなヘッドシェル一体ばっかりじゃないか、つか、昔からあのコネクタのついたトーンアームって欧米じゃオリジナルのオルトフォンとそれを蹈襲したSME以外にはなかったわけだから、それだけでもいかに奇特なメーカーか判ろうというもんだよ。

いやよくわかりませんが、とにかくおれとしたら3012Rにコイツが取っ付いているというその事実だけで激しく反応してしまって写真まで撮ってしまったんであった。だけどハッキリ言ってフォルム的には3012Rとぜーんぜん似合ってないんだな。

だけどなんだかよくわかりませんがヘッドシェルのくせしてじつにチマチマとした細かいパーツで出来てるようでさ。パンフレットを見ると「垂直トラッキング角」だの「針先すくい角」だのを調整する機構のためにそのようなパーツになってるらしいんだが、ところで針先すくい角ってなんですか? いやしかし、なんだか面白そうじゃんか。こういうチマチマした細かいパーツで出来てる精密っぽいの大好き。

だけどそのナントカ角とかを調整するのにネジを緩めたり締めたりするんでしょうけど、そもそも緩まないネジなんてものはヨノナカにはない。つまり、よしここで決まり! となった瞬間から否応なくどんなネジも少しずつ緩んでいくわけだ。ヘッドシェルにカートリッジを取り付けてあるネジだって年に1回くらいは緩んじゃいまいかと疑ってやってもいいくらいだから、うっかりすると精密に調整したつもりがある日気がつくとあちこちユルユルのグラグラになってたりしないとも限らない。そういう意味じゃあコイツはなかなか気の休まるヒマもないようなヘッドシェルかもしれないよなあなんて思わないでもないのだった。

でもね、ちょっと欲しい。
いろんなこと調整するとどーなるのか、やってみたい気もするんだ。
だけどいちばん安いサテンブラック or サテンシルバー仕上げのやつですら69,000円税別とあるじゃないか。んー、なんだかちょっと遊んでみるだけにしたら躊躇しちゃうよなあ。このヘッドシェルとさっきのフォステクスの元気なブックシェルフスピーカー、同じ値段だけどお前だったらどっち買う?っていきなり言われたらどっちかなあ。体積的には圧倒的にフォステクス有利だけど、そんなこと比べてどーよってもんだしなあ。困った困った。なんちて。

まあこれも、おカネ余ってたら欲しいかな。
ちなみにシェルリート線は付属してないようなので、その出費もあります。

で、二の重はヨシノトレーディングの小さなブースで、以前はここに永らくスキャンテックが店を構えて繊細かつ神経質なサウンドを発していたのが去年はたしかトライオードがここに来て大らかな(あるいは大雑把な)音を出していたのだったが、今年は外の受付机にティム・デ・パラヴィッチーニ本人が座って店番をしていて道行く人々を驚かしていたんである。

(to be continued)
by god-zi-lla | 2014-09-27 19:43 | オーディオもねぇ… | Comments(0)
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ことしのギョーカイ的な傾向なんてものはよくわかんないしべつに興味もないんだが、すくなくとも数年前に比べるとLPレコードをかけて音を出せるブースが間違いなく倍以上になってる。だけどいっぽうで世間がハイレゾハイレゾといってるわりには相変わらずCDを回してるブースがほとんどで、デジタル系はデータだけで音を出してCD回してなかったのはおれが覗いたなかではリンとタイムロードだけだった気がするんだ。

このへんはやっぱり来てるお客さんの層を考えてみたら、そんなモンなのかもしれないって気はする。「コンピューターでどうたらこうたらって言われてもオレたちはちょっとなぁ」世代つうか。

ところで今年はピーター・バラカンと久保田真琴のトークショーというこれはちょっと聞き捨てならんという付帯イベントがあって、それがちょうど25日の13時からあるというので整理券もらうために珍しく家事を放り出して朝10時すぎには国際フォーラムに着き、整理券もらってトークショーの始まるまでの間オーディオショウを見物することにしたんでした。

でそのトークショー。ピーター・バラカンはCDを何枚か持ってきてたのに、久保田真琴は出てきたときから手ぶらだ。その日の会場はB&Wのスピーカーを除く音出し担当の機材一式がCHORDで、それが真琴さんの座ったすぐ隣りのテーブルに乗っていたんだが、あの一風変わったデザインのCHORDのアルミ色のなかに1台見慣れないブラックフェイスのひと時代前のCDプレーヤーかカセットデッキみたいなキカイが混じっててさ。その古くささがかえって目を引いてね。

これがじつは真琴さん持ち込みの音源で実際仕事でいつも使ってるHDレコーダーだっていうんだよ。サンプリング周波数96kHzまではオッケーだけど192はムリな最新式とはいえないこれがHDレコーダーで、しかし古いんだけど真琴さんは音質的にこれを手放せないんだそうだ。つうことはつまりこれが真琴現場におけるマスターレコーダーだってことで、それを持ち込んで音を聴くということは考えてみたら、いや考えるまでもなくマスターの音をみんなで聴きましょうってことだもんな。いやー大胆なことをずいぶんサラっとやってくれるモンだよなー。

で、それを知って会場全体が色めき立った、かというと全然そんなことはなくてさ。んー、見回すと平日の国際フォーラムに朝から来るような年輩のお客さんが中心だからやっぱ「コンピューターっていわれてもちょっとなー」世代のひとたちで、ことによったら久保田真琴にピーター・バラカンっていったいそれ誰よ? だった可能性すらかなり高かったかもしれない。

つうようなわけですから、まあどこのブースでもCDがメインなのはある程度仕方ないのかもしれないよな。ぬあんてことを言いながら今朝もamazonから1枚CDが届いたおれだって考えてみたら、いや考えるまでもなく平日の東京国際フォーラムに朝から来てるような年輩のおっさんのまさに一人なのであった。

ところで今年いちばんいい音してんなーと思ったのはエレクトリの部屋で聴いたマジコのS3というヤツだった。なんつうか、近ごろのあのひょろ長いトールボーイの箱にあんまり口径の大きくないウーファーを複数つけたスピーカーって、おれが気になるだけかもしれないけどなんか共通のクセがあんまり低くない低音にあるでしょ。それがあのマジコには感じられなくてすごくキモチよく聴けたんだな。これほどフツーの音ってのもめったにないよなあって、正直これは欲しいと思った。まあ、おカネがあればのハナシですけど。

それからあとは毎度おなじみのYGアクースティックスとかLINNとかが、やっぱり良かった。LINNのあれはアイソバリック方式のやつをなんていうんだったか忘れたけど、あれもたいしたモンだな。昔のアイソバリックみたいにバケモノじみた凄味はないけど、ああいう深い低域をフツーに出してくるのはやっぱりたいしたもんです。あれはまじでマジコの次に欲しいと思った。もちろん、おカネがあればのハナシですけど。

で、ここまで書いて思いだしたんだけど、そういえばハーマンインターナショナルのブースがなかった。んー、なんかJBL聴かなかったよなー、もしかしておれ1フロアすっ飛ばして歩いてたりしたかと一瞬思って出展リスト見てみたらやっぱりハーマンの名前がない。ううむ。そういえばハーマンは六本木のミッドタウンにショールーム構えたって聞きましたけど、もしかしてそれでヤメたとかってことかな。

あの会場でJBLのバカでかいのを聴けないのはちょっと残念だな。やっぱJBLってばこういうお祭りのいわば「華」のひとつでしょ。そんなことない? そうかなあ。おれが古いニンゲンだからでしょうか。おれ自身残された人生でもうJBLのスピーカーを買うチャンスはほとんどなさそうだけど、それでもやっぱりオーディオってばJBLの名前が見えないと寂しい。

だけどまあいいか。こんどミッドタウン行ったら覗いてみよう。

(to be continued)
by god-zi-lla | 2014-09-26 10:34 | オーディオもねぇ… | Comments(2)
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つうようなわけで文化の日。

そのレコード会社のテント村で買い求めたのがひとつはフォンテックのブースで高橋悠治の弾くバルトークの初期ピアノ作品集の24/96データが入ったDVD。それからもう1枚がカメラータ東京のブースで高橋アキの弾くシューベルトの長い長い17番のソナタとさすらい人幻想曲の、こっちはふつうのCDなんでした。

高橋きょうだいだったのはホントにたまたまなんだ。
買う気になったディスクが2枚で、その2枚が悠治さんとアキさんだっただけなの。

うちに帰ってから気がついたんですけど、おれ高橋悠治がピアノを弾いたアルバムっていうと大昔DENON(デンオンね)レーベルにバッハからケージまでさかんに録音してたころ、そのバッハやケージのレコードが大好きでしょっちゅう聴いてた学生のころ以来CDになってからは買ったことがなかったんだよ。

ほいでもってついにCDをすっ飛ばしてDVDのデータディスクだもん。
それがどうした、かもしれないけど、なんとなくね。

それはともかくとして2枚のディスクをぶら下げて会場に入ってなーんにも考えずに最初に覗いた太陽インターナショナルの広いブースが超満員でね。あちゃーこれはまいったなあと思ったら後ろから押され押されしてるうちに引き返せなくなっちゃって、そしたら三浦孝仁さんがdCSのヴィヴァルディ・システムの解説を始めるとこだった。

とにかく出るに出られないもんですから半分仕方なく三浦さんの話を聞いてその音を聴きはじめたんだけどね。

んー。たんにトランスポートとDACをSPDIFで繋いだだけでアップサンプリングもなんにもしてない音を最初に聴いていただきますと三浦さんが言ったんだけど、これはいい音だったねえ。

はっきり申し上げてたんにCDトランスポートとDACをたんなるSPDIFで結んであの音が出せるんだったら、おれはしちめんどくさいPCなんかいじくってるのヤメにしてあれひと揃いもらっていきたいもんだって思った。

なにせリモコンでポン、パッであの音でしょ。

だけど、どーせすごく高いんだからね。
三浦さんもすごく高いとコメントしてたもんな。

オーディオ評論家が高いっていうんだから、おれからすれば天文学的数字ってやつだなきっと。
どーせ買えっこないモノのお値段なんか知る必要もないので調べもしませんけど。

だけどさ。ああいうものを買えるひとたちはPCオーディオなんて爪の先ほども考えなくったっていいんだからシアワセだよなあ。やっぱおカネで買える種類のシアワセってのもヨノナカにはあるんだよなー。なんちて。

まあしかし、わしらシモジモにはあんまり関係ない世界ではあった。
ということでそのあとアップサンプリングとかいろいろやる音は聴かずに出てきました。
神保町、行けなくなっちゃうしね(笑)

それからほかのブースもぼちぼち覗いて回ったんだけど音で感心したのはユキムのいつものちっちゃいブースで聴いたエラックのFS407ていう機種だっけね。あれはなんというかすごい良かった。非常に気に入りました。

おれは新しい(けど古い)スピーカー買ったばっかだからもういいんだけど、もしまだスピーカー物色してるときにこれ聴いてたら間違いなくグラっときてたと思う。いやホントに。

去年までこの会場で聴いてたおれの印象だと、も少しクールに鳴ってるイメージだったんですけどねエラックのスピーカーっていうと。それがなんかすごく闊達な感じでたんにクールとかホットとかいうのよりもう少し上の段階の音だったように思えるんだけどね。ホットもクールも両方とも内に秘めた音っていいますか。

いやなかなかのモンだとおもいますね。
それにあれはそんなに高くなさそうだったけど。どうなんだろうな。
スピーカー買ったばかりじゃなかったら値段調べるとこなんだけどさ。

しかしあれですよ。あの片側が壁面じゃなく全面ガラス窓でなおかつけっこう狭くて、音のデモンストレーションをするのに条件がいいとはとてもいえない部屋でもって、よくああいう音を聴かせるよなあとつくづく感心しちゃいますね。

エラックその他の機材がいいのかユキムの人たちのセンスがいいのか、たぶん両方なんだろな。

ユキムといえばその背中合わせの部屋、去年まではスキャンテックの陣地だったとこにトライオードが陣取っててね。その部屋で去年までのスキャンテックのシビアで繊細、ちょっと転べば神経質になりそうなサウンドとは好対照のざっくりと大雑把で古めかしい音を新参のトライオードが鳴らしてるのが、たんなる偶然とはいえなんとなく面白かったな。

英国のスペンドールはいまトライオードが輸入してるんだね。そのスペンドールはもちろん現役の機種を鳴らしてたんでしょうけども(箱形の3wayだった)、同じイギリスの四角いスピーカーでもウチのロジャースのほうが製造年月日的にはずっと古いに決まってるんだろうに音はスペンドールのほうがずいぶんと昔風にきこえる。

そういえばアンプだってウチのほうが断然古いのに、あそこにはそういう音をきっと出してやろうっていう確固たる意志のようなものが充満してるような感じではあったな。

ざっくりと大雑把で少し古めかしい音。
オーディオらしいといえば、いかにもオーディオらしい音。
まあ、あれはあれでいいかって、おれなんかは思っちゃう音。

じゃあ、ウチもああしたいかっていうと、
そうは全然思わない音でもあるんだ。

さて先を急ぎませう。古本祭りが終わっちまうぜ。
心底古めかしい古本祭りにはお堀っぱたを歩いて駿河台下へ抜けるもんね。

(to be continued)
by god-zi-lla | 2012-11-06 10:18 | 物見遊山十把一絡げ | Comments(1)
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朝洗濯干すのもいつのまにかTシャツ1枚じゃ寒くなり、舗道に落ちた銀杏踏んでクサい足元にいよいよ東京にも秋がやってきたと感じる今日この頃みなさまにはいかがお過ごしでございましょうや。

おれはきのう東京国際フォーラムの東京インターナショナルオーディオショウから神田神保町の古本祭り、それから水道橋の東京ドームと午後から夜にかけて徒歩でとぼとぼと経巡って過ごしてまいりました。

ことしのTIASは3日、文化の日に国際フォーラムの中庭というのかコンコースというべきなのか恒例の大江戸骨董市が開かれる場所に音楽ソフトの市が立つというのでそれも目指して行ってみたんだけどさ。

じつはこっちの願望つうか妄想と申しますか、いろんなレコード会社がそれぞれデッドストックというか不良在庫というかそういうガラクタかはたまたゴミの山かっつうようなレコードやCDを捨て値でぶちまけて、ひと山いくらでどうだ! 持ってけドロボー! みたいなのを勝手に想像しちゃっててですね。こっちはそのガラクタの山んなかにうずもれてるごくごくわずかなお宝を血マナコになって物色するっつうような図を想像してたんだけどさ。

考えてみたらそんなとこするわけないよな。

みなさん真っ当なレコード会社ですから整然かつ上品かつ明朗会計なご商売をなさっておりまして「お客さん、こいつはジャケットがキレイなら絶対5万は下らないからね。3千円ならホント安いよ。ウチなんかこれじゃ利益でないもんね、いやホントにホント。え、ひとまわりしてきてから考える? なくなってても知らないよ」なんてことは言いません。どんなリッパに見えるお店でもどっか絶対胡散臭さの漂っている骨董市とは完全別もんなんでございました。

あはは。テメー勝手なことを考えてたあたくしがバカでした。
そりゃそうだよなー。かりにも天下のTIASのイベントだもんなー。

まあしかしそうはいってもアレだ。こういう催しは客も一体になって盛り上げていかにゃオーディオなんてシュミはあっというまにどっかに吹っ飛んじまいますからね。これはたぶんAmazonでも買えるよなーと思いながらカメラータ東京のブースでCDを1枚と、こっちのほうはもしかするとe-ONKYOあたりからダウンロード購入できるんじゃないかと思いつつ24/96のWAVファイルの入ったDVDをフォンテックのブースで1枚買ったんでした。

だけどさ。憎まれ口叩いといてこんなこと言うのもアレなんですけどこういう催しはとてもいいんじゃないかと思うよ。

なんつったって普通の人たちが通る場所だからね。もしかしたらお客の大半はオーディオショウとは関係ない通りすがりのお客さんだったんじゃなかろうか。若い女性とかも結構覗いてたし(買ったかどうかは知らないけど)オバちゃんがデカい声で「なーんだ、安く売ってるわけじゃないのねっ」なんつってるのも聞こえたしさ。

だけど人目につかないとこでやってるオーディオショウの会場内でコソコソCD売ってたって音楽業界の未来が開けるわけがないからね。あれはやっぱり天下の往来でやったとこに結構な意義があったとおれは思うんですけどね。

まあ高音質ソフト中心のわりかし偏った品揃えだから事情を知らずに覗いた一般のお客さんはヘンに思ったかもしれないけど、一部のオーディオマニアしか知らないような歌手のCDとか自衛隊の演習とかそういうモノを売ってたわけでもないからね(売ってたかもしれないけど)。来年はもっと拡大してあの広場いっぱいの店が出たりしたらほんとにいいと思う。

考えてみると銀座、有楽町界隈でさいきんCDをマトモな品揃えで売ってる店なんて山野楽器くらいしかないんだよ。ヤマハの銀座店はビル建て替える前からどんどんCD売り場がショボくなってて、新しいビルが出来たら一気に壊滅状態になっちまって行かなくなっちゃった。

昔は中央通り2丁目だか1丁目だかに十字屋っていうレコード屋もあったし数寄屋橋には2つのハンター、コリドー街にはハルモニアなんていうちょっと敷居の高いクラシックレコードの店もあったし、ついさいきんまでINZ(むかしの有楽町フードセンター)のなかにHMVもあったのにいつのまにか全滅しちゃっててさ。

そういう意味でも国際フォーラムのとこで年に1回でもそういう市が立ったらずいぶんと楽しいんじゃなかろうか、どうせ年に1回だし山野楽器の商売をジャマするとはとても思えないし悪くない催しなんじゃないかとちょっと思ったりもしたわけです。

だいち、秋晴れの空の下にたくさんのCDがきらきらと並んだ市場なんてイメージ的にもキレイでいいじゃないですか。丸の内仲通りを(買わずに)ウィンドウショッピングしてるひとたちだって、ひとつくらいお買い物して帰りたいでしょ。なんちて。

って、そんなこと書くつもりじゃなかったのに。
オーディオショウその他のことはまたあらためて明日でも。
by god-zi-lla | 2012-11-04 08:18 | 物見遊山十把一絡げ | Comments(2)
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なんか熱帯植物園みたいだ。

去年は忘れて行かなかった東京インターナショナルオーディオショーなんです。
今年は忘れる前に行ってきたぞ。つか、今日しか行く日がないの。

良かったのはスキャンテックのブースで鳴ってたミョーにやぶにらみな小型スピーカーとJBL4365。

視覚的に楽しかったのはユキムのブースで見たトラッキングエラーを極小におさえるつう触れ込みの80何万円だかのトーンアーム。機構が面白いうえにすごい精緻。要所要所の精度が高くなかったら動かないんじゃないでしょうか。当然職人さんがなにからなにまで手作りでしょうから80万円なんて全然高くないと思いますけどしかし。

そんなややこしいことするよりリニアトラッキングのアーム作ったほうがいいんじゃないの。

なんて混ぜっ返したら、いけませんよね。

シュミの世界だもんな。
作るほうだって。

1000万円級の上下に筐体が分かれてるロボットみたいなカタチのデカいスピーカー2機種聴いていずれも感心しない音だったんですけど、あれってきっと初日で鳴らし始めだからなんだろうと思いたいね。ウチのボロスピーカーで聴くワーグナーのほうがまだよっぽどワーグナーらしいってば。

レンタカーの安物カーステレオだって、まる1日鳴らしてるだけで返すころにはそこそこいい音で鳴ってますからね。

それにしたって「高解像度」と「音がバラバラ」ってのは同義じゃないはずなのに同義かと一瞬思ってしまうよーな音ではあったな。もしかしてあーゆー音がトレンドすか。 んー。だったらおれはオーディオマニアじゃなくてもべつにいいんですけど、そうじゃないよな。そうじゃないと思いたい。

ぜひ最終日には実り多からんことを。

4365のちょっと荒っぽい感じってのはD66000よりもおれは好き、つか、ツボを刺激してくれる感じがするんだけどね。

いずれにせよあくまで聴くのはジャズ中心でほかの音楽もそれを前提になんとかしましょうねっつう、山口孝さん言うところのジャズオーディオってんですか。まーそのようなリスナーにとっちゃ結局のところJBLがいちばんブナンなのかなあとつくづく思う今日このごろではございます。

4365はちょっとおカネ的にも部屋の広さ的にも完全射程距離外なんで買うつもりもなにもないんですけど、4365見たその目でもって4429見てみるとちっこくてすごくかわいいのよね。4365の孫みたいな感じ。あれならちょっといいかも。

しかしスピーカーを取り替えてみると、ずいぶんと見える世界が違ってしまうもんだなあ。
つか、すっかり耳がJBLになじんでる自分を見つけてしまったってのか。

そのことがなにより新鮮な、今年のTIASなのでした。
by god-zi-lla | 2010-11-05 23:14 | オーディオもねぇ… | Comments(0)
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そのうち、と思ったけど忘れちゃいそうだから。

それにしても凄まじい光景ではあるよなと思うのはデジカメ持ったヒトビトが音も聴かずに機器の写真を撮ってるとこにあちこちのブースで遭遇すること。

まあ楽しみ方は人それぞれで結構ではございますけどね。モーターショーなんかだとクルマにゃこれっぽっちの興味もない野郎小僧爺どもが大勢カメラ持って押しかけてますからね。それにくらべりゃまあそんなに異様な光景でもないんでしょうけどさ。

そんなわけで会場各ブースの写真はきっとあちゃこちゃのブログやらなんやらで速報公開中でしょうから、そちらをご覧くださりませ。

てなわけで「たぶん買わないけど、もし自分ちで聴くんだったらどーゆースピーカーがいいかな」つうテーマ(前のエントリーと微妙に違ってるけどごめん)ちゅうか心構えでいくつか気になったスピーカー聴きましたけども、いちおう今回のメダマかなと思ったVIVID AUDIOのG1 GIYAってのも聴いてきました。

感想はとくにありません。
あんなもんがウチんなかにあったら毎日ツラい思いをしながら生活しなきゃなんないだろうなーってだけだな。

はい、次。

たまたまおれが行ったときだけの現象だったんかもしれないけど、アナログプレーヤーを扱ってる会社のブースはかなりの割合でレコードかけてたな。去年よりかなり多かった気がします。あれはどう解釈すればいいんですかね。自社扱いのCDプレーヤーがない。あるいはロクなのを扱ってない。自社扱いのなかじゃアナログのほうがCDより音がいい。アナログのほうがいまどき商売になりやすい。そのへんのどれかですかね。

まあなんでもいいんだけど、レコード好きのおれとしちゃうれしい。
とくにいつもうれしいのはスキャンテックのブースで、あそこはいつもちょっとグッとくるレコードかけてんだよな。ことしもちょいと惹かれるレコードがかかっててSONICSのスピーカーで聴いてまいりましたが、去年のやつよりウーファーがひとまわり大きいのか非常にいい感じで鳴ってましたですね。ウチの奥さんは気に入ってました。

背中合わせのユキムは変わったトーンアームのくっついたオラクルのターンテーブルで(カートリッジはとうぜんベンツマイクロだろうね)エラックのなんだったかなあ、カタログ見るとFS210CEってやつかなあ、たぶんそれが鳴ってましたけどこれもよかった。よかったけどおれの聴き方とはちょっと違うのかなというとこもあったかな。すごくキレイでね。音も姿形も。

あ、レコードは当然SK-EXに入れてから再生しとりましたですね。
CD用のやつも出すんだね。CDケース大のやつ。いいかも。

そういえばあとでカタログ見たらベンツマイクロ。スケルトンボディのカートリッジ、グライダーの上位機種みたいのが出てますな。グライダーL2愛用者としちゃこれちょっと興味あるぞなもし。

キレイな音といえばピエガの大きめのやつ。あれもキレイな音だった。けど奥さんは「キレイだけどいかにもオーディオって感じ」って言ってましたね。そういえばそうかもしれない。ハイエンドオーディオ的立体音場感てのは音楽ほんらいのリアリティとは無関係の世界なんだな。あれはあれの快楽的世界観つうかさ。

オルトフォンは前の社長さんがケーブル会社作って独立したあと全然ちがうブースになってますが今回入ったら30センチ2発の大型ブックシェルフみたいなKailasってスピーカーがアコースティック・ソリッドの銀色のターンテーブルにオルトフォンのダイナミックバランスのアーム、またもや性懲りもなく登場のSPUのアニバーサリーモデルでもって鳴ってました。

なんだか鳴りに鳴るって感じのスピーカーなんだけどさ。なんの屈託も屈折もなくスパンスパン鳴るのね。でもねえ。奥さんが「やっぱり値段なりってのはあるのかもしれないねえ。音楽の奥行きみたいのがないもんねえ」としみじみ申すわけでございますよ。いやじつにまったく道灌じゃなくて同感。

奥さんはほかのとこでも「安い材料とか使ってると、それなりの音に聞こえる」と言ってましたけど。使いこなしでやれる範囲の外のことってのはやっぱりありそうだよな。

ディナウディオのX32ってほそっこちいトールボーイにはちょっと期待するもんがあったんだけど、これもちょっとおれの聴き方とは違ってたな。ああいう小さいスピーカーでセッティング追い込むと面白いかもと思ったんだけどね。これも奥さんは音楽の奥行きがないっつう感想。

マジコのV3つうのも聴きましたけど、これは「完璧」の2文字を音にしたような鳴り方だと思うんだけどさ。でもなんか思わず「So what !」とか言いたくなっちゃうのはなんなんだべな。よけりゃ良いでなんだかんだ困ったもんだと思うんだけどさ。われながら。高額商品にたいするたんなるヒガミかもしれん。

ソナスファベールとかリンは今年もいい音がするに決まってるって思いつつ聴いてみると案の定そうなんだよな。このツボを外さない安定感てのはスゴいことだよなと感心。奥さんも感心。以上。

おれがもし買えるんだったら欲しいと思った一番はやっぱり今年もATCのSCM50SLPT。たぶんわが家的にはここいらへんの大きさが実用最大限。なによりもウチのAE2Rが大きくなって実力倍増したらこんなんだろうって音するし。おいそれとなついてくれそうにない感じもいいし。無骨過ぎず繊細過ぎず。ステレオサウンド誌でも絶賛されてないとこがまた頼もしいしさ。今年の各ブースのなかでもベストな音で鳴ってたとは思わないんだけどね。それでも惹かれる音なの。

でもなあ170万円だもんなあ。中古で半額ならなんとか。いやいやそれも厳しいか。

買えたら一生使い倒すね。
でも奥さんは「買えばー」みたいな感じでちょいと突き放しぎみ。
やっぱビミョーにシュミが違うなー。

ことしも無差別級でいったらウエストレイクの12インチウーファーでひらべったいホーン挟んだ仮想同軸の巨大タワー。お金がじゃぶじゃぶあってリスニングルームが30畳以上で天井高3メートル以上なんてんだったらぜひ欲しい。毎年そう思いますね。悠揚迫らざる風格があってそのくせ雑な感じはないし最高。いいなあ。アブサートロンのブースであれ聴くと毎年癒されますね。すいませんね買う気もないのにくつろいじゃって。

d0027243_1157181.jpg帰りしな、受付んとこに出してる出版社のブース覗いてたらMJの誠文堂新光社のテーブルにこれを発見。そういやMJ誌のうしろのほうの自社広告かなんかで見たよなーと思いつつ手にとってたら奥さんが「これ5250円が1000円て書いてあるよ」って言うじゃありませんか。そしたらブースにいたおじさんが追い打ちをかけるように「そうそう千円千円。そっちのCDも千円だよ」ってまるで縁日の夜店だね。たしかに2枚組180グラム重量盤が千円は安い。それにいまどきオーディオチェックLPは珍しいもんなあ。

うーん誠文堂新光社さんにはガキのころの愛読誌「子供の科学」からさんざっぱらお世話んなってますからこのさい2枚2千円で求めてまいりました。

そして冒頭の写真下のほうに写ってるおなじみの都バス「東98」系統等々力行きに国際フォーラム前停留所から乗って帰ったんでした。めでたしめでたし。
by god-zi-lla | 2008-10-05 15:07 | オーディオもねぇ… | Comments(0)
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ことしの東京インターナショナル・オーディオショー最大の収穫は会場の東京国際フォーラムのなかで太田道灌の銅像を発見したことだな。おなつかしや道灌どの。

かつてこの東京国際フォーラムのブロックが旧東京都庁だったとき新宿の新庁舎と同じ丹下健三先生設計の古ぼけた庁舎の前に、たしか庁舎のほうを向いてこの銅像が立ってたんだよな。いやあ知りませんでした。その道灌さんがまさか有楽町に置いてけぼりだったとは。おかわいそうに。

まーしかし内藤新宿ちゃあ昔は江戸の外だったんですから、太田道灌もそんな辺鄙なとこには行きたくなかったかもね。

つーくらいなもんでした。おしまい。

それでおわりってのもなんだから、あと目についたのはワディアとかゴールドムンドとかあとどっかとかがiPod差すやつを出品してたこと。なんつうのあれって? 「iPodさすやつ」なんつう名前じゃねーよな。ドックってんですか。知らんけど。

まあ、あーゆーものを作って売らないと会社が持たんつーことでしょうけども、ワディアだらゴールドムンドだらいうブランドを善良な市民は知らんわけで、そういう会社がああいうものをたくさん売るってのも並や大抵のもんではないな。なんて余計なお節介のひとつも言いたくなってくるんでした。

だって相も変わらず世間の片隅に生息している(そのわりにはエラソーだったりするけど)「絶滅予定種」のオーディオマニア相手にショーバイしてたってウダツは上がらんでしょうに。

それにLINNがクライマックスDSその他でデジタルオーディオの新しい領域に積極的に踏み込んでいく、つか明らかに自分とこで流れを作ってこうとしている態度と経営方針(ショーでも大々的展開)には刮目すべきものがあると思うけども、なんかハヤリのiPodで小商売のひとつもやってみようてえ魂胆との間にはその企業の見識の差が見えちまってるよなーなんていうのは見方がイヤミに過ぎるってもんでしょうかね。

あと「ウチでもし新しいスピーカー買うんだったらどれですかね。買えないんだけど」つうテーマ(ちゅうほどのもんではないけどさ)でいくつかスピーカーを奥さんと聴いたんで、それはまたそのうち。
by god-zi-lla | 2008-10-04 21:00 | オーディオもねぇ… | Comments(2)
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いやー三浦和義がなんだって? ロス市警がどうしたって?

それはともかく今日っつーか昨日23日土曜日「A&Vフェスタ」ってのに行ってきたんでした、春一番の強風を突いてひとっ走りパシフィコ横浜まで。これって昔のオーディオフェアですな。

いや行くつもりなんか全然なかったんだけどさ、前の日に小野島大さんのブログを見てたらオーディオベーシック誌のイベントで広瀬陽一さんと組んで、超高額ハイエンド機器でもってロックを爆音で鳴らすと告知が出てたんでした。ほおー、それはいかねばの娘(すんまそん古過ぎやね)。あの名物連載の実演版ちゅうことやろな。

ワディアのSACDプレーヤーにFMアコースティックスのプリにリンのクライマックスソロ4台がパワーで、スピーカーがATCとPMCだって。総額1900万円だかっつーのはまあ置いといて、まずは爆音を楽しみにしてたんでした。

それでさコーネリアスにクラムボンにPILにディランにエイフィックス・ツイン(だっけ?)、ゆらゆら帝国に、あとなんだっけクリムゾン? ほかいろいろ。まあとにかく各方面のロックかかって楽しかったんだけどね。しかしなぜか爆音じゃないのよ。デカい音ではあるけども耳を聾せんばかりの爆音までパワーが入らない様子。

なのにPMCのウーファー飛ぶ。うむむ。

両講師も嘆いてましたけど、部屋が広すぎるんだろうねえ。300人くらい平気で入りそうな宴会場のよーな部屋だったからねえ。大空間の空気を動かすってのはスゴいパワーが必要なんだなあ。音の善し悪しはべつとしてPA用スピーカーの凄まじさをかえって思い知った感じでしたね。

でもPMCとATCのキャラクターの違いは面白かったな。凝縮感の強いATC。音を広げてみせるPMC。好一対ってやつでございますね。でもおれはやっぱATCのがいいな。

音量的にはイマイチ不満の残るイベントだったけど、広さ3分の1以下のスペースで同じスピーカー鳴らしてくれたら最高だったかもな。小野島さんがリベンジを期しておりましたが、実現したらぜひ参加したいものやね。お願いしますよ金城編集長。

そういえばこちらの方を発見。忙しそうだったんで声かけず退散す。

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と、写真とはなーんの関係もない話になってしまいましたがブッカー・リトルとブッカー・アーヴィンの共演CD。jazzamuraiさんが紹介されてたんでさっそく買ってきたんですけど、同音源の演奏を含む別なCDでございましたね。ジャズの発掘盤にはこのテのもの非常に多し。おれドルフィーなんかダブっていろんなCD買ってますもんね。

いやーしかし、こんないい演奏がなんでいままで埋もれてたんでしょうか。音質も悪くないし演奏はじつにまったく正々堂々のハードバップ。素晴らしい。なんでこれが当時オクラ入りになってしまたんでございましょうか。

ゴリゴリな人のようでいて、リーダー作じゃわりかしいつも煮え切らないプレイをしてるとおれは思ってるアーヴィンがリトルと組んでのびのびと非常に楽しそうだよ。リトルだってもしかして双頭コンボ組むんだったら、ドルフィーよかアーヴィンのほうが音楽的には相性良かったんじゃないですかね。

後半にはjazzamuraiさん購入のCDには収録されてないリトルとフランク・ストロージャーのバンド(アーヴィンはいません)が入ってて、このまたストロージャーが聴きごたえたっぷりないいソロ取ってます。

アーヴィン入りのバンドのピアノがマル、ストロージャー入りのほうがフィニアス・ニューボーン・ジュニアってのがまたよいですね。

下にデータ書いときます。
ひさびさだな。最近横着になってんだよね。

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Booker Little Featuring Booker Ervin / New York Sessions
(LONEHILLJAZZ LHJ 10110 CD)
1 Scoochie, 2 Cycles, 3 Stardust, 4 The Confined Few, 5 Blues De Tamour, 6 Witch Fire, 7 Things Ain't What They Used to Be, 8 Blue 'n' Boogie, 9 After Hours

track1-5 Booker Little(tp), Booker Ervin(ts), Teddy Charles(vib), Mal Waldron(p), Addison Farmer(b), Ed Shaughnessy(ds) Aug.25,1960
track6 Little, Don Ellis(tp), Curtis Fuller(tb), charles(vib), Waldron(p), Farmer(b), Philly Joe Jones(ds), Shaughnessy(ds), Willie Rodriguez(conga) 1960
track7-8 Little(tp), Louis Smith(tp), Frank Strozier(as), George Coleman(ts), Phieas Newborn Jr.(p), Calvin Newborn(g), George Joyner(b), Charles Crosby(ds) 1959
track9 Newborn Jr.(p), Calvin Newborn(g), Joyner(b), Crosby(ds) 1959
by god-zi-lla | 2008-02-24 09:17 | 常用レコード絵日記 | Comments(2)
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d0027243_7571526.jpgで、上の写真はその丸の内仲通に面したビルの裏側にある横浜は南太田にある酒屋さんの支店ですけどもね。

【ATC SCM100SLPT欲しいかも】
まあそれでも印象に残った音てえものはあるわけで、あたくしにとって今年一番の音はエレクトリのブースで聴いたATCのSCM100SLPTでしたね。ATCっつーとなんかもう少し鳴りにくいというか、そうとうパワーを入れてやらないと鳴り切らない感じがしてたんだけども、こいつは軽々と穏やか且つシャープに鳴ってたね。

ウチの奥さんも太鼓判。去年のYGとリンに続いて3つめの太鼓判。

これは欲しいかも。でも200万円だってさ。
さいきんはベラボウなお値段のオーディオ製品が跳梁跋扈してるもんだから、200万円なんつうとつい「安いなあ」なんて思ったりしますけども、思うだけで買えません、実際問題。

買えないという意味では去年最高に気に入ったYGアコースティクスも相変わらずよい音でしたね。こいつはもうATC以上に買えませんけどもね。

リンのメインのブースは混雑してて入れませんでした。残念。
そのかわり隣の部屋の新製品らしい小さいトールボーイを聴いてきましたけども、うーむ、去年あのアキュレイトを聴いてちゃってるからねー。買える値段なのはこっちなんだけどねー。そういやATCのSCM60も聴いたんだけど、これも100SLPTの音聴いちゃうとやっぱねえ。困ったもんだねえ。買える値段のものには満足できないんだもんねー。

なんか罪作りな見本市。


【ディナのデスクトップSPは侮れんな】
あと、ほおーっと感心したのはディナウディオのデスクトップ・スピーカー。ノートPCにつないでCDをHDDにリッピングしたものを鳴らしてましたが、こいつはあなどれません。まーデスクトップスピーカーとしちゃかなりなお値段だから当然ちゃ当然かもしれませんが、これは見事なもんです。

それにしても、ごく一部とはいえいよいよPCでデモするブースも出てきたっちゅうとこが時代ですかね。


【それにしてもデンキの音って】
ルーメンホワイトのスピーカーについてウチの奥さんは、「ピアノがそこにあるようにリアルにきこえるね」。おおー、なるほど。「でもあれはエレピ?」。ううむ持ち上げといて思いっきり落とすもんなー。ようするに「電気臭い」んだね。

あと「1個1個の楽器はリアルだけど、オーケストラが鳴るとぜんぜん違ってきこえる」とも。うーむそれはもしかするとかけたソフトのせいじゃ…、と、ついメーカーや代理店の弁護をしそうになるおれなんですけど、なぜ?


【お店の音】
JBLのS4600は「お店の音」。奥さまにとっちゃJBLの音は「お店の音」なんだな。でもその感じがだいぶわかるようになってきました。そのぶんこちとらの琴線に触れるものも大幅に後退したな。おととしまでのあのオルトフォンのブースで前社長が鳴らしてたJBL。「いい音」か「悪い音」かっていわれたら、あれは絶対「悪い音」の範疇に入ると思うんだけどなぜかすごい説得力のすごい音。

いまのJBLって「いい音」なんだけど、もしかして「どうでもいい音」になってない?
あたくしの考え方が古いんでしょうか。


【かわいいやつら】
姿かたち見て欲しいと思ったのはエソテリックのブースで見かけたVPIのトーンアーム。これ写真で見るよかずっと精密感があってよろし。使うあてがあるわけじゃないけど、こういうのは手元に置いて愛玩したいよな。

それからLUXMANのNEO CLASSICOシリーズのちっこい管球プリメインとCDプレーヤー。いいねえ、こういうの大好き。欲しい。でもこのときこいつらが鳴ってたわけじゃないけど、このブースで鳴ってた音は相当残念。かけてたソフトのせいだと思うけどもウッドベースぶんぶんいい過ぎ。

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ことしは去年よりも、どこのブースもわりかしマトモな音楽かけてましたけど、いくつか困った音出してたブースがあったなあ。去年も思ったけど、商売で出展してんだから、いついかなるときでもマトモなソフト使ってマトモな音出しといて欲しいよなー。

そこんとこ手抜いてたら、いったいぜんたいどこにチカラ入れてんでしょうかね。

もっとも客のなかにも、鳴ってる音なんてそっちのけでデジカメで写真撮ってるだけってやつらがけっこういるからね。客と出展者と、どっちもどっちなのかもしんないね。

えー、あとエレクトロニクス系に興味あるものなし。
なにせウチんちじゃ、ハイエンド系アンプが70年代中古アンプに定位置奪われちゃうような状態だもんですから。楽天の超ベテラン山崎がホームランと打点の2冠取ったしね。関係ないけど。

っつーことで、ことしはこれでおしまい。
会場を出てから丸の内仲通の酒屋で「乾坤一(けんこんいち)」と「義侠(ぎきょう)」の4合瓶買って帰りました。
by god-zi-lla | 2007-10-08 09:34 | オーディオもねぇ… | Comments(0)
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いやー土曜日の日に奥さんと二人で有楽町まで恒例「東京インターナショナルオーディオショー」に行ってきたんだけどね。なんつうかまあこの秋晴れのいい天気でさ、こんな日にわざわざ窓もないような会議室みたいな部屋に大勢で入ってるこたないやね。

なんて思ってしまうくらいに、ことしはモチベーション低いんでした。だってわざわざ出かけてって、これが見たい聴きたいっつー製品がないんだもん。

そーゆーわけで出かけるにあたりましては「レバンテでメシ食う」のと「丸の内仲通にあるらしい酒屋、横浜君嶋屋の支店をさがす」というふたつの目的を用意したりなんかしましたもんね。

それにしてもあれですな、一昨年より去年、去年より今年のほうが男女カップルっつーか、おじさんおばさんの二人連れがさらに増えましたですね。あたしらもそうですけど。まー趣味を同じくする老夫婦が仲睦まじく品定めというよりか、ダンナは買い物にあたって奥さまの「助言と承認」を必要とするというまーその憲法のような取り決めでもあるんでしょうな。

よいことではありますですね。

それとこれはウチの奥さんが気づいたんですけど、「おじさんとおじさんの二人連れも多い」。んーそういやそうだ。二人してスピーカーかなんか覗き込んじゃ、あーでもないこーでもないと講釈垂れてるおじさんとおじさんのカップル、ってカップルは気持ちわるいな。しかしたしかに多い。3人組ってのは少ない。オーディオショーの基本客かもしらんね。おじさん2人組ってそのくいらい多いっすね。

それからもう1個、奥さんが発見した法則は「この会場に来てる30代くらいの男のツレの女はけっこう見栄えがいいのが多い」なんだそうです。奥さんの見立てによりますてえと、IT成金系のヒトビトだそうで、カネにあかせてイイ女せしめといて、その女連れてこんだはオーディオのほうでもカネにあかせてイイ音をせしめようという魂胆なんだそうですな。

まーなんかすごい偏見まざってるよーな気がしますけども。

なーんてこと書いてるうちに眠くなってきたので、あとはまたto be continuedで。
by god-zi-lla | 2007-10-08 01:16 | オーディオもねぇ… | Comments(0)