神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

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いかにもカブ

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朝メシにぬか床から引き上げたのを刻んで何も考えずにそのまんま皿に盛ったら、なんかとってもカブ、カブしてる気がしたので思わずiPhoneで撮ってしまったのだった。

なんとなく、いい感じがしないでもないでしょ。
カブをまるごと漬け物にしちゃったもんねーっつうヨロコビが横溢しててね。

だけどぢつをいうと葉っぱのほうは実とは別の、赤カブの葉っぱなんである。
実のほうの赤カブはいま甘酢に漬かっていて、あと二、三日もすればきっとおいしい甘酢漬けになるはずだ。

きっと、というのはこの白いカブがすごく美味しいからそう確信してるわけで、なんとなればこの写真の白いカブと葉っぱの部分だけが写ってる赤カブはどちらも同じ生産者が育てた野菜だからだ。

つまりこの白いカブはすごく美味しいんだ。
おれの漬け物づくりの腕が、にわかに上がったかと勘違いしそうなくらい美味しい。

そういうウキウキとした美味しさの感じがこの写真にも、つい出てしまった。
ような気が、おれはしてるんですけどね。



by god-zi-lla | 2018-02-20 16:22 | 食いモンは恥ずかしいぞ | Comments(0)

ちっこい人参のぬか漬け

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こういう小さい人参がたまたまあってさ。葉っぱは盛大に繁ってるので鍋で炒りつけてふりかけ状の箸休めにしたんだけど、さて肝心の赤い根っこはどうしたもんか。そのまま囓るだけってのもアレだからぬか床に5本ばかりキレイに洗って刺しておいて二日目に引き上げた。

なかでも一番小さいのが写真の2本、なんだか可愛くて良いでしょ。
相棒はカブと、刻んであるのがセロリの葉っぱに近いとこの細い茎。

こういうのがたまに手に入ると食卓がなごんでとても良いんだがなあ。
山形のちっちゃい茄子も漬けて一緒に盛ってやったら眺めてるだけで満足だったりしてね。

by god-zi-lla | 2017-11-13 08:49 | 食いモンは恥ずかしいぞ | Comments(0)

夏のお漬け物

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毎度変わり映えしなくてすいませんけど、ぬか漬け3種。小茄子と白瓜とミョウガ。けさ、ぬか床から引き揚げて刻んで盛ってみたら、あー夏だねえなんてしみじみ思ってしまったので写真。

ぬか床を作ってから今年の夏で7年だ。飽きっぽいおれが毎朝よく手入れして続いてるもんだと思うけど、なんてったってこうやってぬか床から引き上げた野菜を刻んで食えばどれもウマい。続く理由なんてそれしかないよ。

ごく小さいプラスティック製の、どこのホームセンターにでも売ってるぬか漬け用の容器で始めたんだけどさ。ちょっと育ちすぎたような盛夏のキュウリなんかだと長すぎて入り切らなかったり、こんなふうに小茄子と白瓜半分とミョウガ1個くらいで満員御礼になっちゃうくらいだから、いっときもうひと回り大きい容器にしようかなんて思ったこともないではなかった。

けど、もしかしたらこの小さな容れ物でずっとやってるのも長続きしてる理由のひとつなのかもしれないって最近はちょっと思う。

ガワが大きければそれだけ大容量のぬか床が当然出来るわけだけども、そしたら毎朝かき混ぜる要領だって違ってくるだろう。いまの大きさなら片手でぐるぐるっとやりゃあ、ものの1分とかからないうちに全体がすぐにひっくり返る。毎朝起き抜けのいちばん最初にやる仕事だからさ。あんまり重労働で億劫になるようじゃ(とくにおれのようなナマケモノだと)絶対長続きはしないね。

それにね。この小さな容れ物なら家を空けるときも1泊程度なら冷蔵庫の野菜室に容器ごと放り込んでしまえば大丈夫。2泊以上になるときは冷蔵室に入れておいて、この7年問題が起きたことは一度もない。

こういうことも小さなぬか床ならではの機動力っていうかね。

ぬか床のために旅にも出られないなんて何のための人生だかわかんないけど、ちっちゃなぬか床ひとつでけっこうシアワセな気分になれたりもするんだから、小さなぬか床ひとつある人生ってのも悪かないよ。

それから美味しくしようとか色良く漬けようなんて「工夫」はまるでやらない。前にも書いたかもしれないけど、茄子やキュウリの漬け物が悶絶するほどウマい必要なんておれにはないし他人サマと競争してるわけでもない。パリっと噛んで、おーいい具合に漬かったねえなんて独り呟くくらいの、ふつうの美味しさでもうじゅうぶん。

日々大事にかき混ぜてやりさえすればぬか床ってのはそのくらいの期待にはしっかり応えてくれるってことがこの7年でよくわかった。

ぼちぼち山形の小茄子も出てくるころかな。
ウマいんだよなあ、あれ。


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ちょっとキュウリを掘り出して記念撮影。
旬の野菜を漬け込んでやれば、おれたちもうれしいしぬか床もきっとうれしい。

by god-zi-lla | 2017-06-15 12:54 | 食いモンは恥ずかしいぞ | Comments(4)

赤い蕪のぬか漬け

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真っ赤だ。

おれの扱い方が良くないせいかもしれないけど、こういう鮮やかな赤ってOM-D EM10もMacBook Airもあまり上手に再現できない。とにかく、ハッとするような赤だ。

これは万木(ゆるぎ)カブといって、山形の甘酢漬けにする温海カブとはまた違った種類なんだそうだ。山形のカブは皮がもう少し淡い紅色で、切ってみると実は白い。甘酢漬けがピンクなのは皮の色(あの赤はアントシアニン)が漬け汁に溶け出して実を染めるからなんだが、こっちのカブは同じ赤といってもずっと強烈でちょっと作り物めいて見える。温海カブと違い皮の内側数ミリのあたりまで真っ赤で、さらにその内側の実のほうもほんのりとピンクがかっている。

上の写真は半分に切ってぬか床に放り込んで3日くらい(72時間以上)漬け込んで取り出したものだけど、皮の鮮やかな赤があまり退色しないまま実のほうにその色が移って全体が均質な赤に染め上がった。もちろんぬか床にはなんの細工もしてない。

山形の温海カブは甘酢に漬けても歯応えじゅうぶんだけど、この万木カブはもしかすると温海カブよりさらに固いんじゃないかしらん。

ふつう野菜をぬか床にまるまる3日も沈めとけば、キュウリなんかは相当にしんなりしてしまう。それが、上のカブはうんと酸っぱく漬かって実のなかまで真っ赤に染まるわりにはナマの固さをかなり保ったままだ。いやもう、酸っぱいのにパリっとして最高だね。

しかしまあなんだな。近ごろはパキっと固くて美味しい食べ物なんてぜんぜん歓迎されてないんだろうな。そういうのも昭和の遺物だったりするんですかね。食い物が昭和の遺物なら、食うほうも昭和の遺物か。そうすると、こういうガッシリとした歯触りの地方野菜の将来もあんまり明るくないのかもしれないよな。

なにしろ最近はリンゴが固いと文句つけるやつまでいるってんだから、じつにまったく困ったヨノナカである。

by god-zi-lla | 2017-03-10 09:38 | 食いモンは恥ずかしいぞ | Comments(0)

つうわけで聖護院大根

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晩秋から初冬って感じの東京の朝だな。

秋といえばサンマに大根下ろしであるが、サンマがいずこかへ泳ぎ去ったあとは大根といえばおでんである。聖護院大根を毎度おなじみ食材図典95年版226ページ「京野菜」の項を引いてみると
アブラナ科ダイコン属 江戸時代の文政年間(1818〜30)に尾張の国から黒谷の寺に奉納された宮重ダイコンを聖護院に住む篤農家がもらい受け、長根種を丸ダイコンに改良。土地が比較的に浅い京都に適したことから栽培が盛んになった。甘くて苦みが少なく、煮くずれしないので煮物やおでんに最適。…
とあって、京都の人が文政年間からこのかた冬ともなれば聖護院大根をおでんに入れてあったまってたなんてことを初めて知ったんであった。いいなあ(そんなこと書いてないって)。

ところがわが家の冷蔵庫の野菜室にもなぜか聖護院大根がゴロンとふたつ。おかげでいろんな野菜が押し合いへし合い身動きも取れずにどうしたモンかと思っていたんだが、ややカタチの悪いほうを昨夜豚バラ肉を大きく切ったやつと酒、砂糖、醤油にじゃっかんの自作濃縮めんつゆを入れて煮込んで晩メシのひと品にして食ったんだが、これがまたじつにウマい。やっぱりこれからの季節は文化文政だろーが昭和平成だろーがおでんにかぎらず煮物っちゃあ大根ですよ。

で「特選」て金色のシールがおでこのあたりにぺたんと貼られたもう1個の聖護院大根は、皮をむき四つにタテ割りしたうえスライサーでひらひらの薄切りにしたところへ塩をして、しばらく置いたのをさっと水洗いしたのち結構ぎっちり絞って水気を切り、このために買ってきたユズの黄色い皮を包丁で剥いてさらに千切りにしたあと実のほうを搾って、そのすっぱくて香りのいい果汁に酢と塩とミリンを加えて味見しながら漬け汁をこさえ、こいつにせんの絞りきった聖護院大根を漬けてユズの皮も混ぜ込んで、ここまでやったのがきのうの昼前くらい。そのまま密封容器に移し替えて置いたのを晩メシのときに煮物とともに出して食ったら、これがまたユズの香りもさわやかに高くって、いやーコイツもたまらんなーってくらいにウマい。

当然のことながらまるまると太った聖護院大根ひとつまるごと漬け込んだのですから晩メシ1回で食い切れるようなわけもないんであって、写真はけさ、朝ゴハンのときに紫花豆の煮物といっしょに箸休めに出したその聖護院大根の柚子漬けなのであった。これからしばらくはゴハンのたんびに、ちょっとずつ漬かり加減の変わっていくこいつを楽しめるんだからうれしいよ。

あのね。こういう甘酢漬け系の漬け物って市販のやつはすごく甘いでしょ。おれはあれがどうも苦手でね。甘いのとすっぱいのと、これは是非すっぱいほうに比重を置いてほしいところなんだけど市販のものは十中八九甘いほうに大きく傾いてるわけです。甘酢生姜なんかもそうだよな。

だから漬ける材料さえあれば自分でこさえて食うほうがずっといい。だけどまあ、いつもいつも食卓にないと困りますというようなモンでもないわけだから、わざわざどっか遠くの産地から取り寄せたりはしませんけども、この聖護院大根のようにたまに材料が手に入れば自分で仕込んで食いたいものではあるんだ。

なんてことを思いながらこいつをぱりぱり食ってたら、そういや最近山形の赤カブを見かけないよなあ。あれの甘酢漬けがまたいいんだよなあ、なんて思い出しちゃってね。あれもキレイだしウマいんだよねえ。聖護院大根は東京のスーパーにもときどき並びますが、山形の赤カブはホントに見ないもんねえ(このとき1回きりかも)。
by god-zi-lla | 2014-11-14 08:52 | 食いモンは恥ずかしいぞ | Comments(0)
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銀座に梅林ていう昔からあるトンカツ屋があって、せんだっての夜たまたまそこへ一人で入ってカツライスを注文したついでに生ビールを一杯たのんだところ、そのアテにニンジンと昆布を千切りにしたのを醤油に漬けたようなのが出てきて、最初はこれでビールをちびちびやってカツライスが来たあとはゴハンのうえに乗っけて食ってみたんだが、これがなかなか悪くない。

で、これは簡単そうだからいっぺんやってみようと千切りの昆布を買ってきてニンジンを千切りにして醤油を注ぎ、全体がひたひたになってちゃんと漬かるようわずかに水も加え(醤油だけじゃちょっとしょっぱすぎな気もしたので)、それに輪切りの唐辛子をバラっと散らして、とりあえず20時間ほど漬けておいてから食ったところ、やっぱりウマイ。

この写真に撮ったのは漬けてからもう10日もたったあとのヤツだが、浅漬かりのときもよいが、こうしてかなり昆布の粘りの出たのもオツなもんで、酒やビールのちょっとしたアテにも良し、炊きたてゴハンのうえに乗っけて食えばこれがまたなかなか色も鮮やかでゴハンの進むこと請け合いというやつなんであった。

ニンジンを千切りにする手間さえ厭わなければ(沖縄のシリシリ器などを使うのも良いか)、あとはなにほどのこともなく出来上がります。味はいまあなたがご想像のとおり。なんでもなさと、生のニンジンと昆布の歯応えがイノチだね。よろしければおひとつ。
by god-zi-lla | 2014-10-14 17:42 | 食いモンは恥ずかしいぞ | Comments(0)

小茄子の辛子漬けの続き

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買ってきた辛子漬けの素(山形県産)で漬けてみるとやや甘口であるようだったから、これはどうしたものかと考えてるうちにとあるスーパーマーケットでこれもまた山形県産の辛子粉を見つけたのだった。おーこれをお誂え向きと言わずして何をお誂え向きと呼ぶのでありましょうや。さっそく買い求めたうえであらためて銀座のおいしい山形プラザに駆け込んで小茄子をひと袋ひっ掴んできたのでありました(もちろん金は払ったぞ)。

さて辛子漬けの素に辛子粉をどうしてやるかだが、あんまりトンでもないことになってもアレだからとりあえず辛子漬けの素におおよそ1割くらいの辛子粉を足してやり、ほんのわずか塩気も足したほうがいいような気がしたので小さじ半分ほどの塩を加えてみた。この状態で小茄子全体がかぶる程度の水で溶いて漬け汁にした。それからふだんあんまりやらないんだが、今回はハナっから写真撮るつもりでもあったのでミョウバンで小茄子をざっと揉んでから漬け汁をジップロックにいれて小茄子を放り込んだんでした。

それから1週間ほどたって引き上げたのが写真です。引き上げてから食べやすいように二つに切った。漬け汁から引き上げて洗わないので表面に付いてるツブツブは辛子粉です。ちなみにこの写真をおれのMacBook Air 13inch Late 2010で見れば、だいたい実物大って感じ。

いやウマイ。じつにおいしい。この、なんちゅうかほのかにツンとくるかこないか程度の辛子の風味が、小茄子のコリコリした歯触りとまったく絶妙の相性としか言いようがないんだよな。次回もうわずか辛子粉を足したらどうかと辛いもの好きのおれは一瞬思ったりもするんだが、いやいやこのあたりの奥ゆかしい感じがじつにいいんじゃあるまいか。これ以上辛子の存在感が増してしまうとキオスクで買う土産物のような、いかにも辛子漬けですよというようなあざとい味になっちゃうかもしれない。

ところでこの小茄子(辛子漬けじゃなくてナマのね)を味噌汁の実にもしてみたんだ。するとこれがじつにヨロシイの。べつになんのヘンテツもない煮干しの出汁のなかで小茄子を少し煮たところに味噌を溶いただけの味噌汁だけど、やっぱりこの独特の歯応えがたまらないね。茄子の味噌汁というのは嫌いじゃないんだけど、どうしても茄子そのものがクタっとしがちだからパッと作ってサッっと食わないとおいしくなかったりする。しかもきょうび九州あたりのデカいナスビなんてどういうものか、あれがハヤリなのかちょっと火を通すとあっという間にテロテロになってしまって、精進揚げだろーが焼き茄子だろーがあれじゃあちいともよろしくない。況や味噌汁に於いてをや。おれとしたらもう今後味噌汁の実には山形の小茄子以外入れたくないってくらいのもんである。

つうわけで、おれの山形産小茄子への愛はさらに深まったのであった。
by god-zi-lla | 2014-09-13 08:16 | 食いモンは恥ずかしいぞ | Comments(0)

うりのおつけもの

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たんなる白瓜のぬか漬け。
夏になるとウリを浅漬けやらぬか漬けやら、あるいはちょっとした和え物なんかにもして食いたいもんだなんて若いころには毛の先ほどだって思わなかったのに、なぜか最近こういう季節季節のなんでもない旬のものが食いたくなるんだ。

これも老化の兆候かもしれないけど、それなら老化ってのはなかなかに良いもんだと思う。

ところがね、このなんでもないたんなる白瓜をウチの近所ではまるでみかけなくなってさ。たぶんこのときの写真の1本以来いちども目にしてないから買ってもいなくて、とうぜん食ってもいなかった。じつにふた夏、なんでこんなになんでもないものがと思ってたんだが、しかしこれだけ見かけないってことは、すでにもう、なんでもないものなんかではないってことなのかもしれない。

これだけ見かけなくなったってことは、ようするに買って食べるひとがいなくなったから作る農家もなくなってきたっていう、きっとそれだけのことなんだろうな。ことさらトマトのように濃い味のあるものではないし、どんな調理法にでもなじむというような野菜でもないしね。ただ蒸し暑い夏にさっぱりとしてみずみずしい風のようなものを少し食卓に運んでくるだけのような存在といえば、そういう存在だもんな。

で、こいつをどこで見つけたかというと近所の八百屋やスーパーの店先じゃなくって、こともあろうに(っていうのもナンですけど)銀座三越の地下3階の生鮮品売り場の野菜コーナーなのであった。

じつはせんだってインサイド・ルーウィン・デイヴィスを日比谷で見終わって外に出るとまだまっ昼間の日射しの午後4時でさ。このまま帰って近所のスーパーで晩メシの買い物してってもいいかなと思ったんだけど、せっかく日比谷なんだから、しかも夏になってきたんだから、そうだ! おいしい山形プラザへ行って例のおいしい小茄子ちゃんが出てたら買ってこようと銀座1丁目まで歩いてったんだけどね。

まあ野菜買うのに銀座歩ってるのもおれだけでしょうけど残念ながらまだ山形のすごくおいしい小茄子は出てないのでありました。んー残念。あれは夏というより秋口なんだな。それで仕方なく銀座中央通りへ出て、このまま手ぶらで帰るのもモッタイないので最近あんまり元気のない松屋のデパ地下はパスして三越の地下へ降りてったのだった。ようするに最初っから三越になんか珍しい野菜でもないもんかと、野菜目当てに行ったのね。

だけどだいたい夏の白瓜なんて、銀座4丁目で買うようなモンかぁ? 正直そう思うでしょ。思わない? そうかなあ。おれは思うけどな。こういうものは近所の八百屋でもスーパーでもハダカで転がってるのを1本、夕餉の材料のついでにヒョイと買ってきたい。それがなんだかポリ袋に2本入って360円、なんかすごく高いような気もするけど三越ならこんなモンかみたいなお姿とお値段でさ。

だけど置いてあったのはさっすが三越、イエーイ! といわざるをえない。

ホントは水茄子なんかあったらウレシイなと思ってたんだ。水茄子もさ、夏の食卓に涼しい風を運んでくる野菜だけど、ことさらオカズになるってわけでもない言わば季節限定のゼータク品だからね。こういうのは銀座4丁目で買い求めて三越の袋に入れてもらってシャナリシャナリ帰っても別段かまわない。

つうようなわけで水茄子も2つ入りの袋で、レジへ持ってったらウリふたつのナスふたつで千円ちょっともしたんだ。まあ旬のものは仕方ないかな。だけど仕方ないけど予算もない。この日は晩メシの買い物をいっさいヤメにして、水茄子と白瓜以外は冷蔵庫のストックだけで献立考えることにしたのであった。

白瓜はね、ぬか漬けに1本よけといて(上の写真のヤツだな)もう1本を二つに割ってタネを取り、刻んで塩して絞ったのに、別に作っといた辛子酢味噌を食べる直前に和えた。

水茄子はガクをむしったあと、縦に櫛形に切ってそのまま食う。

じつにまったく、夏だよなあ。
白瓜は銀座四丁目に限ります。
by god-zi-lla | 2014-07-05 11:42 | 食いモンは恥ずかしいぞ | Comments(0)

ハヤトウリとキュウリ

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焼香を済ませて式場を出ると喪主の挨拶状と浄めの塩の入った会葬御礼というのをいただくが、たいがいはいっしょにハンカチが入っていたりするものだ。

きのう雲の上のヒトのような上司(なにしろこっちは20代のおしまいか30初めのヒラ社員であっちは役員サマでしたから)だった人の通夜に参列してきた。雲の上のような存在だから直接仕事の指示を受けるなんてことはたぶん一度もなかったと思うのに、数え切れないくらい何度も何度も酒を飲ませてもらった。

葬儀の喪主だったご子息がたしかおれと同い年で、もしかすると自分の息子と同年代の若造はいったいなにを考えているのか観察するためにご馳走してくれていたんじゃないかと、いまになってみれば思うこともあるが本当のところはよくわからない。

で、そのたいていはハンカチなどが入っている小箱を帰宅して開けてみると、なかにはチョコレートが入っていた。これは遺族の取り計らいによるのか故人の遺志によるものかわからないが、しかしこういうところでまわりが思わずニヤっとするようなことをして、その反応を見ながらニヤっとしているいかにも生前のあの人らしいチョコレートで、通夜の帰りというのに故人の思うツボにまんまとはまって思わずニヤっとしてしまった昨夜なのだった。

享年84歳。お世話になりました。

ひさしぶりにハヤトウリというやつをぬか床にうずめた。
せんだって銀座、外堀通りのわしたショップを覗いたときシカクマメ(うりずん)やモロッコいんげんなんかといっしょに段ボールのなかにどかどかどかっと入って売られてた。ゴーヤーやナーベラーはちゃんと陳列されてるのに段ボールってのは観光みやげっつうよりはアンタらもっとジミな日常のおヤサイでしょってことなんすかね。

ゴーヤーなんていまや関東地方だってごくふつうの野菜のひとつだと思うけどまあいいや。それはともかくハヤトウリはしばらく見なかったもんだから思わずシカクマメやゴーヤーや豆腐といっしょにカゴにいれてレジへ持ってったんでした。

ちかごろの銀座有楽町新橋界隈にはいろんな県のこうしたアンテナショップというんだろうか、特産品やらなんやらを売る店がたくさん進出していて、じっさいこの沖縄のわしたショップから少し中央通りのほうに向かってすぐのところに山形県のショップもある。じつは欧米のブランドショップが軒を並べる中央通りにたいして銀座の裏通りは各県のショップがいまや支えているという時代なのだった。

まあそこまではいかないでしょうけど、そういう店がどんどん増えてるのはホントです。

そういう各県のショップ、ことに東京より西の県のショップで以前よりもふつうの野菜を、ようするにあんまり地域性のなさそうなキュウリやらトマトやらダイコンやらナスやらカボチャやらそういうふつうのスーパーで売ってるような野菜を、ほんとにスーパーみたいに当たり前な顔して売ってる店がなんとなく増えてきている気がするんだ。沖縄の店でキュウリとかニンジンとか買ったこともあるしね。

しかも、お客さんはそれをふつうに買い求めている。
まあ、そういうことが日常になかに定着しちゃってるってことだ。

この沖縄のハヤトウリは以前漬け物にしたやつよりずっとデカくて皮も固い。食材図典を見ると温帯では一年草だけれど熱帯・亜熱帯では常緑なんだそうだ。それだけ沖縄産は良く育ってるってことでもあるんだろうな。以前のやつは二つに割って皮はむかずに1個だけ入ってる種を取っただけで漬け込んだのをそのまま刻んで食えたのに、この沖縄のデカいハヤトウリの皮はとても食える固さじゃなかった。

そういうわけでキュウリとならんで写真におさまってるハヤトウリはぬか床から引き上げて皮をむいて刻んだものです。

ちなみにこのハヤトウリはすごくデカかったので半分だけぬか床にうずめて、残り半分は皮をむいてからごく薄く刻んだのを塩でもんで、しばらくおいてからぎゅっと水気を絞ったのにすりゴマを振って食ってみた。あまりクセがないからこういう食い方にもよく合ってると思う。

しかしまあなんですね。ウリとかキュウリとかの仲間を漬け物にするようになってくると、あーもう夏だよなーってココロ持ちになるよなあ。蒸し暑くてうっとうしいけど、こういうものは冬食っても仕方ないというか暑い季節にこそ映える食い物ではあるよねえ。

きょうの東京はみごとな梅雨の晴れ間。
by god-zi-lla | 2012-07-10 10:39 | 食いモンは恥ずかしいぞ | Comments(0)
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千枚漬けにしてみたんでした。
クロスの色が写り込んじゃってるから各自補正して眺めて下さいまし(笑)

とりあえず初めて漬けてみたので漬け汁などネットで見つけた作り方そのまんまです。
売ってるやつのように甘くないからいい感じだけど、次回はさらにウチ好みの味になるようにいくつかアレンジを加えてみることにしよう。

料理本でもネット上に公開してくれてるレシピでも、だれかに教えてもらった作り方でもそうなんだけど、まずは教わったその通りにケンキョな気持ちで作ってみるのがおれは大事だと思ってんです。

なにせこちとらズブのシロートですから、その通りに作ったって材料、調味料、道具それになにより自分の技量のモンダイもあるからまったくおんなじモンが出来ることなんてありえない。だからまず出来るだけその通りに最低1回は作ってみて、それから自分の好みと自分のやれる範囲に合わせて調整つうかアレンジつうか変更を加えてくわけです。

そうすると何回目かに(2回目かもしれないし百回目かもしれないけど)「これでいいじゃん、これからはこのやり方で作ろう」つう自分なりの手順が出来てくるわけね。ぎゃくにそれだけ繰り返してやってみようと思えない品は、もともと自分ごのみの食いモンじゃなかったってことになるんだろうな。

だから最初っから自分勝手ににアレンジしといて「こいつウマくねえじゃん」なんつったりするのは非常にシツレイな行為だとおれは思うんですけど、まあそのへんはヒトそれぞれですから別にとやかく申し上げるようなことじゃございません。あくまでもおれのシロート考えってやつです。

つうわけで、とりあえず聖護院かぶらの千枚漬けができました。
これを食い終わるころにまた聖護院かぶらが買えたりするといいんだけど、そんなに立て続けに千枚漬け食ってたら飽きちゃうかもしらんもんなあ。

そしたら、かぶら蒸しなんてのはどうだ。
by god-zi-lla | 2012-01-22 18:53 | 食いモンは恥ずかしいぞ | Comments(3)