神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

閑話休題

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左の「きょうのあたくし」欄で話題を小出しにするのがいけないんですかね。肝心のブログ本体にミが入らない。そもそもこのブログっちゃあ2、3行書けばそれで済むくらいの薄いナカミをダラダラ引き伸ばしてるだけだからね。

てなわけで少々お付き合いをいただきます。

いつだったか行きつけの古ぼけたパブみたいな酒場で萎れかけたバラを3輪、千円札数枚の勘定を済ませようとした帰りがけにレジで押しつけられたんだ。

店の女の子がお客にもらったのを忘れて帰ったというんだけど、ホントに忘れたんだか相当にアヤシイもんだな。

でまあ、なんだか知らないけどおれがそれを持って帰って仕方ないから花瓶に挿してやったのである。

しかし若い女の子にプレゼントされたはずの真っ赤なバラ3輪。持ち帰ったのは還暦過ぎのしょぼくれたおっさんだったなんて、贈ったお客さんもいいツラの皮ってやつだが当のバラがいちばん不憫なんじゃないかしらん。

持って帰った翌朝見たら3輪のうち2輪はもう枯れかかってる。そう簡単に萎れられちゃあこれが近所の花屋だったら文句のひとつも言わなきゃならないところだけど、夜の銀座で花屋が一見のしかも酔客に売りつけるバラなんてどのみちこんなモンなのかもしれない。

とはいえこのまま枯らしてしまうのも可哀想じゃないか。せめて比較的元気な残り1輪の写真でも撮ってやろうじゃんというのが上のヤツなのであった。

だけどアレだよ。
こういう真っ赤な花っておれのようなシロートにはじつにムツカシイ被写体です。

このカメラ買ってかれこれ4年ようやく今ごろになってわかったのは、なにからなにまでカメラ任せのフルオートの状態じゃ真っ赤なバラの花は絶対マトモに写ってくれないってことで、ISO感度を(手ブレ防止機能でなんとかしてくれる範囲で)できるかぎり低く設定したうえでホワイトバランスに迷い絞りの値に迷い、それから被写体に光りの当たる具合を矯めつ眇めつあーでもないこーでもないとやってみて。

その挙げ句の果てのドン突きで、マグレ当たりとかビギナーズラックを期待するって感じ。

それはともかくとして、こうやって眺めてみるとアレだな。真っ赤なバラってのはずいぶんとエッチな雰囲気の花なのね。乾いたようなしっとりしたような媚びているようでいて拒絶するようでもあり。明るいといえば暗い、暗いのかと思えば華やか。饒舌になにかを語りかけてくるようにみせて、じつは寡黙。

贈るほうも贈られるほうも、なにをどうしていいのかわからなくなるような真っ赤っか。

まあその店の女の子がしたようにこれは「忘れて」帰るほうが、みんなシアワセなのかもしれないねえ。



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と、これは一年以上前に書きかけてそのままにしてあったエントリーですけど、ここんとこ更新が滞って間が空いたので地下鉄やJR得意の「後続車両との運転間隔調整」で載っけとくことにします。

しかし夜の銀座の花屋のバラなんて、きっと高かったんだろうなあ。

ひょっとしてその晩おれが払った飲み代より高い?





by god-zi-lla | 2018-09-01 10:07 | 日日是好日? | Comments(8)
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奈良、元興寺のキキョウ。


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ジャノメソウとキキョウ。

元興寺では禅室(国宝)屋根裏の特別公開を見学。題して「屋根裏探検」。すごい発想なり。準備に大いに手間もカネかかっている(忍者じゃあるまいし見学者に天井裏の梁を伝い歩きさすわけにはいかないわけですから)。ヘルメットと懐中電灯貸与。すこぶる興味深し。




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奈良、新薬師寺のムラサキクンシラン。


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アジサイ。

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キノコ(テングタケの一種?)

新薬師寺は十二神将像を拝観に。実物を初めて拝む。




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京都、妙心寺塔頭・東林院のギンパイソウ。


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キキョウ。


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ナツツバキ(沙羅の木)。

お茶を戴きありがたい法話を聞き、そしてもちろんこの花を見物しに行った。


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帰りぎわ、東林院の近くの塔頭のマツバギク。


そのほか赤垣屋で旧友と旧交を温めつつ温めた酒をさんざん飲み、翌日は鴨川の床を予約してあったのに雨でカウンターで日本料理の後、前日赤垣屋で旧友に勧められたのに従い東山三条のジャズの店「花屋」に新しいスピーカーが入ったというのを聴きに行く。レスター・ヤングほか。まだまだ育つでしょうけど音に殊更の違和感なし。ダイアナ・クラールがかかったので驚くとマスター、じつは好きでね、とニヤリ。

というような(大ざっぱにいえば)旅なのであった。

あ、そうそう。あと嵐電と阪急電車を乗り継いで大山崎山荘美術館へウィリアム・モリスの展覧会を見に行ったが、やや物足らず。



by god-zi-lla | 2018-06-29 09:17 | 物見遊山十把一絡げ | Comments(7)

2018.3.11小石川後楽園

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14時47分、小石川後楽園の梅林で黙祷した。
あの日も梅は咲いてたんだろうな。

by god-zi-lla | 2018-03-11 22:54 | 震災・原発事故 | Comments(0)

ちょっとびっくり

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せんだって鬼怒川から日光へ抜ける小旅行をしたんだけど、霧降高原のニッコウキスゲの蕾にとまる体長4センチメートルほどのトンボ(ナツアカネ?)を撮ったのが上の写真なり。

マイクロ3/4の素人用ズームレンズでマクロ機能など付いてないし、近づけばトンボが逃げてくかもしれないと思ったので1.5メートルくらい離れたとこで望遠側一杯にしてISOは400に設定、シャッターと絞りはカメラ任せの快晴微風。

ゆらゆらと風で動くニッコウキスゲの上のトンボになにげなくレンズを向けて、ずぶのシロートが手持ちでちゃちゃっと切ったシャッターでトンボの足の毛まで鮮明に撮れちゃうんだからもうイマドキのデジタルカメラの性能にはびっくりするだけだよ。

これがフルサイズの一眼レフに高性能のマクロレンズ付けて腕の立つ人が撮れば、トンボの複眼のひとつひとつまで鮮明に撮れちゃうのでしょうね。

ところでトンボはニッコウキスゲの蕾にとまって食事中でもあろうかと思ってたが、こうして見るとただ花に6本の肢でつかまって休んでるだけだったのかもしれない。

標高1400メートルの高原とはいえ、この日も暑かったからねえ。


by god-zi-lla | 2017-07-17 08:33 | 物見遊山十把一絡げ | Comments(0)

今年の桜総集編

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今日は朝から雨で、寒い。
どうなってんだ今年の東京の春は。

つうわけでなんだかもうお花見気分もしぼんできたから今年の桜おまとめローン。
上は上野動物園正門前10日月曜日。動物園は休園日なり。
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上野恩賜公園の超有名なお花見スポットにこの季節足を踏み入れるのは初めてでね。ずっと敬遠してたんです。なんたってもうすごい人出だから。

東博の展覧会を見に来ても(そういえば30年以上前にこの季節このへんで仕事してたこともあったけど)、うわーすげーなにこの人人人、信じらんねー! なんつって横目で見ながら通り過ぎてた。

それにしてもこのガイジンの数がさ。

あのね、ガイジンがけっこう目立つとかそういう表現じゃもう間に合わないです。
ヘタするとガイジンの見物客に混ざって日本人も結構大勢いますねっつう感じ(平日の昼間だからよけいそうなのかもしれない)。

上の写真まん中らへんで赤い横断幕を出して記念撮影しようとしてるのはガイジンのツアー客なり。横断幕にはツアー・ジパング2017 バックパッカーなんちゃらかんちゃらと麗々しく書かれておりましたけどもバックパッカーというよりは、見た感じ黒海周辺のどちらかのお国からおいでになったおじちゃんおばちゃんの団体ぽい。

だいたいこの写真に写ってるのだって日本人のほうが少ないんじゃないかしらん。多分。
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これは寛永寺の門前の枝垂れ桜。みごとなもんです。
このすぐ脇のとこで(日本人の)おじいさんがひとりお弁当を広げワンカップ取り出して独酌。いいですね。友だちなんか出来るだけ少ないほうが人生シアワセなんだと背中に書いてあるように見えたね。まったく同感です先輩。

で、順番あと先になってますけど寛永寺さんのとこから桜並木を抜け上野動物園の前を抜け、東博を正面に見ながら芸大のほうへ歩いて行ったんでした。
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東京ゲージツ大学音楽学部側の桜と黄信号四つ。
桜のピンク、葉っぱの緑、信号の黄色。
べつにいいんですけど。

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その前、2日の日曜日に目黒川が全然咲いてないのでスルーして散歩がてらグランドオープンしたっつうイオンスタイル碑文谷(旧碑文谷ダイエー)を見物に行って、なにも買わずに出てそのままサレジオ教会側へ抜け、もしかしたら立会川緑道の桜並木は少し咲いてるんじゃないかしらんと淡い期待を抱きつつ歩いてったのが下の写真なのであった。
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満開まであとひと息って感じでしたけどね。まあしかし目黒川で肩すかし喰らったあとだったからメデタシメデタシ、目出度さもちうくらいなりおらが春。

だけどここの緑道の桜もなかなか生き辛いようで、枯死したのか何本も切り株があってね。まあふつうに素人目で見たってここはちょっと樹木には厳しい環境だろうなって感じだもんな。ほとんど鎌倉の段葛のミニチュアというような作りだし(本家のほうが両側の交通量からしたら過酷かもしれない)。

と見てると切り株の脇のところから若木が出ているのがある。
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これは手前の切り倒された桜の脇芽なのか別の新しい株が出てきたのかよくわからないんだけど、とにかく切り株のまわりにはロープが張られてたのでこの若木を育てようと保護してるのには間違いなさそうなんだな。

だけど頑張るよな。
こういうの見ると、来年もこの時期ここへ足を運んで育ち具合を確かめてみたいもんだって思うよな。いやまったくもって。

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それから下はべつに桜見物に行ったわけじゃないんだけど、先日8日の土曜日赤坂大歌舞伎〈夢幻恋双紙〜赤目の転生〉を見物に行ったその赤坂ACTシアターつう安普請の小屋の入り口前の桜を終演後に撮ってみた。
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あまり期待してなかった芝居が殊の外良い出来だったもんだから、外に出て見上げた桜もなんだかよけい綺麗に見えたりしたってことがあったかもしれない。

まあ今年の桜はこのくらいかな。きょうは暗くなるまで雨が降り続けるようだから葉桜になりつつある東京の染井吉野にはちょっと可哀想な空だしね。

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おっと忘れてた。もう1枚、国立劇場前庭の桜なりよ。こいつは5日水曜日千鳥ヶ淵公園でおじいさんの花見大会に行く道すがら撮ったのでしたが、肝心の千鳥ヶ淵はお酒が入っちゃってよっぱらいじじいばかり撮って桜は撮らず。しょうがないねえ。

だけど今年の桜見物のなかじゃ、この日のこの時間帯がいちばん青空に映えて見応えがあったかな。
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もひとつオマケ(これはきのうの上野公園)。
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どっとはらい。



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by god-zi-lla | 2017-04-11 10:51 | 物見遊山十把一絡げ | Comments(0)
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温室
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サンルーム
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泊まった客室
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部屋の前にある階段
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先月すえの暖かい週末、いわゆるひとつの「クラシックホテル」に新宿から小田急ロマンスカーと箱根登山鉄道を乗り継いで泊まりに行ったのであった。ロマンスカーはずいぶん久しぶりだけどこれが一体何回目の箱根なのか、まるで数えることもできない。

神奈川県民にとっちゃ箱根というのはすごくポピュラーで気軽な行楽地でね。スイッチバックのある登山電車とケーブルカーとロープウェイ3種類の乗り物を乗り継いで(そんなことのできる観光地は少なくとも関東地方には他にない)芦ノ湖で海賊船に乗り、湖畔の店でソバ食って干物かカマボコでも買って日帰りっつうお出かけから湯本の大きな温泉宿で宴会旅行はじめお湯につかるなら箱根七湯。温泉だかプールだかわかんない小涌園のなんちゃらいう大施設へ子ども連れて遊びに行くも良し、彫刻の森美術館にポーラ美術館、その他モロモロ有象無象の私設美術館や博物館の見学見物も良し。

おれは人生の半分以上を神奈川県民として過ごしてきました。だから何十回となく箱根に行ってんだよ。正直言ってもう行くとこがありません。

実際子ども二人つれてアヒルの足こぎボートに乗ったり楽焼きの絵付けをしてみたり、子どもたちは子どもたちで家族旅行以外に小中学校の校外行事でも箱根には何度も来てるし、湯本の温泉旅館にも何度となく行ったし、塔ノ沢も小涌谷も強羅でも温泉につかったし。台風には芦ノ湖畔で2回も遭遇したし、ある年の3月31日には箱根山中で季節外れの大雪なんてのにまで見舞われたし。

なかで、ただひとつ残った「未踏の秘境」がその箱根山中、宮ノ下にある富士屋ホテルなのであった(なんちて)。

いままでは国道1号線を登っていく途中、宮ノ下にさしかかると木立の向こうにわずかに見透かせるこのホテルの反り上がった瓦屋根を見上げて、そのうちこの有名なホテルにも泊まってみたいもんだなあって長年思ってたんだけど、実際行ってみるとこりゃあたいしたホテルなのだった。

横浜のホテルニューグランドとか軽井沢の万平ホテルとか日光の金谷ホテルだとか奈良ホテルとか東京駅のステーションホテルだとか、だいたいこれら「クラシックホテル」ってのはどれも欧米人の客を当て込んで作られたホテルなわけだ(イマドキふうに言えば『いんばうんど』ってんですか)。だから彼らが快適に、かつ物珍しさを満喫できるようにいろんなものが設えられてる(ニューグランドとステーションホテルは商用客も多いだろうからまたちょっと違うんでしょうが)。

それがこの富士屋ホテルはといえば「欧米人の目から見た日本」てのを過剰なくらいこってりと盛り付けてあるって意味じゃ、ニューグランドや奈良ホテルなど今まで目にし泊まったこともある「クラシックホテル」とはほぼ別格官幣社というようなもんだった。

あのね、ロビーの柱に尾長鶏の彫刻なんかするか普通。
階段の手摺りに擬宝珠を付けるだけでもアレだけど、それを咥える龍までいるんだぜ。
メインダイニングの柱にも鬼だかなんだかの彩色された彫り物があるし。

かと思うと擬宝珠を咥えた龍のすぐ脇にあるサンルーム様の場所の床は白黒市松のタイルで、これどっかで見覚えあるよなあと思い出したのは東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)の上階にあるサンルームの床が同様だったからこれは一種の欧風趣味ではあるんだろうけど、つまり欧州の市松が東洋の龍と隣り合ってるわけだ。

それから唐破風のファサードの上に乗った鳳凰なんてホテルの玄関つうより陽明門かよって感じで、だのにその偽甚五郎の直下にはいかにも古い欧米のホテルという風情の回転ドアが付いている。

どれもハッキリ申し上げれば悪趣味ってやつである。
しかも相当気合いもウデもカネもつぎ込んだ悪趣味だな。

しかし悪趣味もチグハグも足掛け3世紀。気合いもウデもカネもたっぷり注ぎ込んだおかげでしょうが、それらモロモロが百年の時を経て古色を加え実に見事な底光りのする骨董品に昇華されてしまったとしか言いようがないんだ。よくぞここまで風雪に耐えてきたもんである(きっと箱根山中、宮ノ下という立地もよかったんだね)。

いやー楽しかった。

そうそう、箱根の斜面をそのまま使った日本庭園(これは手入れし過ぎず大雑把な感じが気どってなくてなかなか良い)の一角にけっこう大きな温室があってさ。これもそこそこ古いもののようで庭園の景観に溶け込んでるんだが、中を覗くとホテル内のあちこちに置かれた植物の鉢はここで管理されてるんでしょうね。もしかしたら料理に使うハーブなんかも育ててるのかもしれない。

とにかくなんだかイギリスのカントリーサイドにある古いお屋敷の裏庭かどっかで住み込みの老園丁が世話してそうな温室でさ(そんなものホントにあるのか知りませんけど)。その中で撮った鉢植えの花がいちばん上の写真なり。

それにしても、さすが未踏の秘境。明るいうちにチェックインして夕食まで館内あちこち見て回ってるだけで一向に飽きるということがない。さらに翌朝、朝食後も館内をうろうろ探訪して(史料展示室なんてのがあるところはさすがなり)写真を撮りまくったのでした。

さて、そういうわけで富士屋ホテルをもって何十回来たか知れないわたしらの箱根行楽も打ち止めってことにしましょうかねなんて、ティールームから狭いわりに鯉がうじゃうじゃと押し合いへし合いする池を眺めつつシミジミ思った冬の朝なのであった。

(それから、パンが美味しいんだ。ことにバゲット。売ってなかったのが残念)

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by god-zi-lla | 2017-02-04 12:48 | 物見遊山十把一絡げ | Comments(2)
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梅の実
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木瓜
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椿
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斑の入った椿
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馬酔木

きのう池上本門寺。灌仏会も近いのでお祭りの結構な賑わいのところに桜も咲いている。じつは本門寺のホームページにライブカメラの映像があってさ。そこに桜の木が写ってるのを発見したもんだから見物に行ってきたのであった。いまどきはどちらのお寺さんにもりっぱなホームページがあるんだよねえ。

魚籃坂を登り伊皿子坂を下って泉岳寺駅から地下鉄に乗って終点が西馬込駅だ。そこから少し歩くと本門寺公園て大田区立の公園があって園内の池ではおじさんたちが釣りをしている。公立の公園の池で釣りをしていいなんて珍しいなと思って見ると、なにが釣れるんだか知りませんけど釣った魚は放せという立て札があるから釣りそのものは禁じられてないんだな。そのおじさんたちの背中あたりに咲いていたのが馬酔木の花。

その公園にも桜の広場があって近所の人たちがお弁当を広げたり宴会をしたりしてるのを見ながら本門寺の墓地を抜けると五重塔の裏手に出た。広い境内は曇り空でうすら寒いのにけっこうな人出で、境内の一隅では着物の女性が野点のお茶を振る舞っていて外国の人がしきりに写真を撮ってたりしてね。

おれが桜の写真を撮ってたら、すいませんちょっとシャッター押してもらえますかと三十代の背広姿が声を掛けてくる。いいですよと請け合うと隣りに立っている奥さんがキレイな着物にくるまれた赤ちゃんを抱いていて(柄からすると男の子ならん)お宮参りのようなのだったが、お寺さんでもお宮参りというのでしょうか。まあいいか。元気に育てよ。

お寺の裏側からお邪魔しちまったもんだから、桜を見物しながら山門をくぐって石段を下りきると塔頭のひとつと思われる庭に覗いてたのが、たぶん木瓜の花だと思う。そういえばこの季節、いちばん花を見かけるのは桜だけども、白いコブシの花を見るのだって珍しくありません。だけど木瓜の花っていうのはあんまり見ない。コブシは街路樹になってたりすることもあるくらいだからきっと丈夫で扱いやすいんだろうけど、もしかしたら木瓜というのは繊細でか弱い木なのかしらん。

それからもう少し行ったところになかなかの庭のある塔頭があって、ちょっと見せてもらったところが花の終わって実の付き始めた梅と何種類かの丹精された椿がじつに見事に咲いていて、ありがたく写真に収めさせてもらったのでした。

そのあと門前の蕎麦屋で遅い昼を食って、東急池上線の池上駅からもう少し歩こうとブラブラしてたら道に迷って気がついたらなぜかユザワヤの看板が遠くに見え始め、そのうち蒲田駅まで出ちゃった。蒲田からJRで帰るのもつまらないから東急多摩川線に乗って終点の多摩川駅で目黒線に乗り換え、昔は目蒲線だったから乗り換えなくったってよかったのにねえなんてまるっきりじいさんばあさんのような会話をしながら、じいさんばあさんは昔田園コロシアムがあったあたりを車窓に探しながら帰ってったのでした。

きょうは朝から雨だ。ことしの花見はいよいよ空模様に祟られて残念なことになってきたから、きのう思いつきで池上本門寺まで出かけたのは運が良かったよ。
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by god-zi-lla | 2016-04-03 11:57 | 物見遊山十把一絡げ | Comments(2)
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けさは雨が降ったりしたけど、寒さはだいぶん緩んできた。

きのうは天気も良かったから地下鉄で永田町へ出て国立劇場の前庭の桜を見物してきたんでした。あそこの車寄せを囲むようにある前庭にはいろんな種類の桜が植えられているので、千鳥ヶ淵界隈のソメイヨシノがまだまだのこの時期でもそこそこ見応えがあるんだよ。だから3月下旬になると国立劇場が独自に「桜まつり」というのをやっていて、外で弁当を売ってたりお茶の無料奉仕があったりして結構なものなのであった(たしか4月3日まで)。

つうわけで、しばらく国立劇場のまわりをぶらぶらとして写真など撮りながら半蔵門から千鳥ヶ淵方面へ、とはいってもどうせ千鳥ヶ淵公園の桜はせいぜい三分咲きくらいだから静かな英国大使館側の歩道を歩いて代官町通りへ向かって交差点を渡ったんだけど、桜はこれからだというのに結構な人出でね。もちろん満開のころの押すな押すなの混雑まではいきませんけど、やっぱり春になったら散歩だってしたいもんねえお互い、というような穏やかな賑わいではあったんでした。

だけどまあお花見本番はこれからだしブログで何度も何度もサクラサクラってやるのも飽きちゃうから、それはまたあらためて今年の桜が散っちゃったころにでも撮った写真まとめて自慢タラタラやるとして(いちおう期間限定、欄外左上のちっちゃい写真がきのうの桜です)、上の花は代官町通りから九段下に抜けるのに北の丸公園に入ったら見かけた名も知れぬ花の群生なのだった。
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えーとね、こんな感じで群生してるわけです。なんかお花畑的でしょ。おれがお花畑なんて言うとなんかアレですけど、写真左側のほうに向かってこの倍くらい広がってまさに「お花畑」なんだよ。なんなんですかこれは。植えられたものなのか自生しているのか、そもそもそれがよくわからない。少なくともこれがなんという植物なのかって、ここいらへんに植わってる樹木にはどれも名札が付いてるのにこのゆたかに咲き誇る花々について何か説明書きでもあるかと探したんだけど、それらしいものはなんにもない。だけどこれだけみごとに咲いてれば遠くからでも目立つから、人はおのずと寄ってきます(おれもそうだったし)。

都内の公園で群生する花といえば思い出すのが秋の浜離宮庭園の広いところにコスモスがたくさん咲いてるやつですけども、浜離宮のあの一角は一種の花壇になっていて当然ながらほかの季節にはほかの花が植えられて咲いてるわけだ。

だけどそもそも北の丸公園のこの場所がそういうところなのかどうか、浜離宮はいっとき年間パスを買って(あすこは北の丸公園と違って有料です)昼どきコンビニで弁当買って通ってたから知ってますけど、北の丸公園なんてそもそも武道館でコンサートのある夜にしか来ないからね。
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で、近寄って見るとこんな花である。結局これがどういう花なのかまるで判らなかったので帰ってネットであれこれ見てみたら、どうもオオアラセイトウという外来種の花で別名ムラサキハナナとかショカツサイとか呼ばれるらしい。

そういえば見たことあるような花ではあるなと思ったんだけど、もともと大昔、観賞用に輸入されたものが繁殖力が強くて野生化したもんだというんだ。ようするに現在では「雑草」としてそこいらへんの原っぱに勝手に咲いてたりするものらしい(原っぱのほうがイマドキ珍しいかしら)。

だけどこの群生だからね。もしかして植えられたものかもしれない。〈一般財団法人国民公園協会 皇居外苑〉という団体が環境省から委託を受けて北の丸公園の維持管理をしてるというんだけど、そこのサイトのこのページにくだんのオオアライセイトウ(ムラサキハナナと書かれてるけど)の写真が載ってるのを見つけたんだけどさ。だけどやっぱり植えたのか自生してるのか写真の説明を読んでもよくわからない。

まあそれはともかくとして北の丸公園にはほとんど桜は見当たりませんけど、広い芝生のあちこちじゃ大勢のひとたちがピクニックだ。いやあこれはいいよね。とくに子どもたちには桜なんかどーだっていいでしょうしね。こういうとこでおべんと広げて遊ぶのが一番だよ。まったくじつにけっこうな春休みの日曜日ではあるまいことか。

そういえばそのムラサキハナナのすぐとなりのところに、ちょっとだけこんな花も咲いてた。ハナニラというんだそうです。これは咲き方からして間違いなく勝手にここで自生してるんだと思う。それにしちゃあずいぶんとキレイだけどさ。
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(それにしても新しいカメラ買ってから俄然花に目が行くようになったよ)
by god-zi-lla | 2016-03-28 20:10 | 物見遊山十把一絡げ | Comments(0)
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20年以上むかし息子と毎日見てた「特急ビデオ」のスター〈ワイドビューひだ〉。名古屋
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プラットホームが温泉である
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フタを開けて入る温泉である。なんつて
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土人形。昔話とか芝居の登場人物だと思うんだけど
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梅はこれからだね
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ここで見物したから白川郷はパスね(笑)。では宿へ引っ返してゆっくり温泉につかろう
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シュミのコケ写。これからふたたびワイドビューひだ
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問丸とか駅亭とかそういうものでしょうね。まさか人は商わない(だろ)
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活けてある花器は間に合わせっぽい
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兎の釘隠
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というわけで高山陣屋正面。ここは古い役所がいろいろ残ってる町だな
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わっわっわー、わがみっつ。香りのたかーい贈りもの
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現役
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旧町役場の玄関灯。ちょっと欲しい
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みたびワイドビューひだに乗り高山出たら
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富山平野に出ると北アルプス
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あまりにオサレな市電なので用もなく乗る
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帰路は富山駅から北陸新幹線でふたたび本州横断なり

品川→名古屋→下呂(下呂温泉泊)→高山→富山→東京
品川から下呂までのキップと宿を取っただけで、あとは帰ってくるまで行き当たりバッタリ。品川から新幹線に乗ったときは飛騨高山の街を見物するなんてアタマの片隅にもなかったのにさ。
なにもかも超山手線(一周1007.2km)開通のおかげです、なんちて。

そして生まれて初めて岐阜県に泊まった。
泊まったことがないのは、これで鳥取県のみ。

旅好きでもないおれがよくもまあ。
by god-zi-lla | 2016-02-19 12:02 | 物見遊山十把一絡げ | Comments(0)

梅見にはまだ早すぎた

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小石川後楽園。2月2日午後。梅はどうかなと思ったんだけどまだ三分くらい。
こんどの日曜日でもまだ早いかな。
だけど陽の光は少しずつ春だね。
by god-zi-lla | 2016-02-02 23:59 | 物見遊山十把一絡げ | Comments(0)