神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla
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朝晩多少涼しくなってきてるったって朝6時のウチの居間は28度だもん。
ふつう気温28度を秋とはいわんよなあ。

とかブツブツ文句言いながら今朝もヤカン1杯麦茶沸かした。
麦茶も麦酒も満載で冷蔵庫のなかはまだ真夏のままだ。

Rogers Studio 2aってネット検索してもほとんど情報がないんだ。
それも検索したら自分のブログがいの一番に引っかかってきたりして、思わずこういうのも循環参照っていうんですかねえなんて、まったく困ったモンだぜ。

べつに情報がなくったってげんにスピーカーは元気に鳴ってくれてるわけだしさ。いいっちゃあいいんだけどいちおうどういう素性でどういう仕様のスピーカーなのか知っときたいっていうのがあるわけです。それがなんかのときに役立たないわけでもないからね。

このStudio 2aってスピーカーがどんな音がするっていう印象や評判や伝聞なんて実際にもう1週間も聴いてるんだからまったく不要なんですけど、そういう情報だってほとんど引っかかってこない。

つうことは、あんまり売れてなかったんだろうな。
とくに日本国内で。

まあそうだよな。
このいかにも時代遅れな四角四面で愛想もクソもない風采で黙って突っ立ってるだけだったら、店頭でもフェアの会場でも全然注目されそうにないもんなあ。

なんたってオーディオに限らず、だれかが言ったとおりヨノナカ見かけが九割だから。

じゃなかったら、だれも「モノゴトの本質を見よ」とか、
「ヒトは外見で判断しちゃイケマセン」なんてことは言わない。

それはともかくとして、とにかくよくわからないモンだからこういう場合は雑誌のバックナンバーに当たってみるにかぎるだろうと調べてみたらステレオサウンド誌No.90、1989年春号の新製品紹介欄に載ってることがわかったので、中野のほうの古本屋さんから送ってもらったのが写真です。

筆者は故・山中敬三さんだ。

Studio 2aはBBCモニターLS5/8のコンシューマー版という位置づけなんだ。
なるほどなるほど、それでこんなふうに無愛想で四角いジミな2ウェイなのね。

ウーファーは自社開発の30.5cm口径ポリプロピレンコーンユニット。
素材がポリプロピレンてことは冷蔵庫に入ってる麦茶のポットと同じだぜい。
なんか親近感わくなあ(わかねーよ)。

トゥイーターはセレッション社製の3.4cmアルミドームユニット。
おー、さいしょに見たときおれの弟が長年愛用してるセレッションのSL6sのツィーターとそっくりだと思ったんだけど当たりだったか。そういや、あれもすごく良い音のするスピーカーなんだよなあ。弟がくれるといったらすぐもらってくるつもりなんだけど、絶対言うわけないよな。

ん? 出力端子は「同社が強く推進しているバイワイアリング方式の結線に対応できるものとなっている点も見逃せない」。そうだったのかロジャースがバイワイヤリングを進めてたのか。そういえばそうだったのかもしれない。つうことはこの端子はたんに「できまっせ」じゃなくってもっと積極的に「オススメ」してるわけね。

ようするに、こういう種類の情報が意外と有用なわけです。

そういやこのバイワイヤ端子ってリアバッフルから直出しで真鍮ムクの万力式ネジ込み端子が4つ出てて、しかもバナナプラグに非対応でさ。なんかクセ者っぽいよなーと思ったんだよね。そうかそうか、このクセ者端子にぜってーバイワイヤ接続しろよなってジム・ロジャースは言ってるわけだな(もう、いなかったのか)。

たんにバイワイヤリングやろうと思えば出来ますっていうだけのことだったら、まあそのうちやってみましょうかねなんてってるうちにすぐ10年くらいたっちゃってそれっきりだったりするのがおれのばやい普通なんですけど「こっちが本筋」って言われちゃったら、それじゃあいっちょうやってみなきゃいかんなーってことになるじゃんか。

イマドキのスピーカーだとバイワイヤリング端子付きのほうが標準で、どれも同じように見える汎用品のプラスティック製バイワイヤ端子板を付けてることが多い。むしろシングルワイヤ専用端子が付いてるほうがメーカーの個性や主張を感じちゃったりするでしょ。だけどやっぱり1989年当時はそうじゃなかったわけだ。

しかしこの足だな。
写真に写ってるこの足、つかスタンド。
別売り専用スタンド、ペアで48,000円。
高さ30センチ以上はありそうだな。

かっちょ悪いなあー。

専用となってるけど、これ純正かなあ。
もしかして日本の代理店が作ったんじゃないの。
なんか取って付けたようだし、すごく不安定に見えるし。

まあ適当な高さのスタンドに乗せたほうが、たとえフロア型スピーカであっても良質の低音が出せるというのがオーディオのセオリーなんでしょうし、ツィーターの高さをリスナーの耳の高さに揃えるってのもまたセオリーなんだろうとは思いますけど、まあセオリーはたんにセオリーってもんで王選手は一本足打法だし野茂投手はトルネード投法だ。

とにかく、かっちょ悪いのはヤダ。
なにせオーディオは見かけが九割ですもんね。

ウチはいまのとこアコリバのアンダーボードRST64に乗っけてるだけですけど、とくにこの低音マズいなあと思うことは全然ないし、おれはスピーカーは見上げるより見下ろしていたい。いままでの人生なんでも見上げて暮らしてきたんだから、たまに音楽聴くときにスピーカーくらいは見下ろさしてよね。なんちて。

しかしこのステレオサウンドN0.90、おれ間違いなく出たとき買って読んだな。
傅さんが日本に1台しかないウィルソンのWAMMを聴きに行った記事、これ覚えてるもん。

だけどStudio 2aを山中敬三さんが紹介してたなんてまったく覚えてないよ。
きっと読んだにちがいないんだけど、このスピーカーに興味なかったんだろうな。

89年ていうと平成元年か。
あの年の初めは仕事がすごかったなあ。
いやホントはあの冬じゅう、大変だったんだ。

1月6日、仕事を終えて帰ったのが翌7日の午前4時。
ほとんど寝る間もなくウチを出たのが午前6時。

ついさっきまでおれとあと3人くらいしかいなかった仕事場に着いたらそこはもう恐ろしいような修羅場で、そのまま息をするヒマも目の回るヒマもないくらい働きづめに働いて気がついたら外はまた暗くなってた。

おれが32歳のあの年の春に出た、これはステレオサウンドだったんだな。
あのころウチで鳴ってたのが、先週Studio 2aと入れ替わりに出ていったJBL4412だった。

Studio 2aのリアバッフルには小さなチェックシートが貼ってある。
それを見るとこいつが工場を出たのは89年12月6日だ。

関係ない話になっちゃったな。
by god-zi-lla | 2012-09-14 06:57 | オーディオもねぇ… | Comments(4)

花森安治のデザイン

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べつに暮らしの手帖の愛読者でもなくて花森安治という人にとくだんの関心があったわけでもなくって、なにか興味を引かれてたとすればあの書き文字と写植がまぜこぜになって写真の入ってない独特な新聞広告、あれは長年気になる存在ではあったんだ。

で30なん年か昔、花森さんの死亡記事を見たとき思ったのは、あの広告はどうなるんだろかってことだったりして、暮らしの手帖がどうなるんだろうかってことについては正直考えなかった。だって愛読者じゃなかったから。

まあそういう意味じゃ、あのどくとくな新聞広告の愛読者ではあったんだろうな。
出版社にとってなんの役にも立たない愛読者。

それはそれとして数か月前あることからある記事の載った暮らしの手帖の古いバックナンバーを一冊探すようになって、そうするとネットやなにかでずっと昔の暮らしの手帖の表紙をたくさん眺めることになってしまって、まあ、あの特徴のある他の雑誌とは絶対に間違えようのない(それって少し考えてみれば雑誌としてすごいことではある)表紙デザインについてようやく気づいたことがひとつあり、なんでそんなことにいままで気づかなかったんだろうというところにしかしもしかすると花森安治という人のすごいところがあるのかもしらんなあなんてことを、ぼんやりと考えるでもなく思っていたのでした。

そしたら先日神保町の東京堂を覗いたおり、この花森安治のデザインという画集というのか写真集というのか暮らしの手帖の表紙の原画がたくさん並んでいる本が平台にあった。

こういう本が平台のいいところにあったりするのが東京堂を覗く理由であったりもするわけで、まあなんというかそういう魔術というか詐術というかヒトのココロを見透かしたような商売というか、そういったモノにすすんで引っかかりたくて行くこちとらとしては手に取るしかないんだな。
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暮らしの手帖の題字って毎号毎号花森安治が書いてたってことに、じつは気づいてなかった。
さっき書いたのはそのことで、ネット上でバックナンバー売ってる古書店のページに古い暮らしの手帖がずらずらずらっと並んでるのを見て、なさけないことに新聞広告だけの愛読者だったおれは初めて気づいたのでした。

この見開きで紹介されてる表紙版下を見ても、それぞれ別の題字が書かれてるのがわかる。
何種類か書いたのを紙焼きにしてストックしといてそれを切り貼りしてるんじゃなく、版下にじかに墨文字でいちから手書きしてある。

しかしそんなのってアリなのかよ。
題字毎号変えてる雑誌って考えてみたらジョーシキの外の世界じゃないか。
だけどそうやって毎号違ってるのに連綿として続くこれは暮らしの手帖だって印象からは一瞬たりとも外れてないってことのほうが、考えてみたらもっとスゴいことのような気がしてくるじゃんか。

なんてことをぶつぶつと思いながらぱらぱらと立ち読みしてたら、ふと手が止まった。
あ、これ。あの表紙じゃないですか。去年の12月のはじめくらいだったかにようやく東北の古書店のサイトで見つけて買ったくだんのバックナンバー。その表紙と版下と写真。

あちゃー。そうなっちゃうともう意味もなくウレシくなっちゃってダメなの。
持って帰って実物と見比べてみなくっちゃって。
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by god-zi-lla | 2012-02-05 10:43 | 本はココロのゴハンかも | Comments(5)

通販生活

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通販生活ってカタログ雑誌がすごいことになってるって話はちょっときいてたんだけどね。誌名のロゴくらいは「ああ、あれね」って知ってたけどなにしろ今まで手に取ったことさえなかったもんだから、いったい通販カタログのどこで震災とか脱原発とか頑張ってんだか想像もつかなかったんでした。

ところがせんだって天野祐吉さんが朝日新聞のコラム「CM天気図」に、この雑誌のスポットCMをどこのテレビ局だかはわかりませんけど放送拒否したって話を憤りを込めて書いてるの読んで、へえー、そこまで前のめりにどんな雑誌作ってるんだろうってガゼン興味が湧いてきたもんだから、目黒行ったついでに有隣堂で買ってきた。
●一日も早く原発国民投票を
●「原発なしでは電力需要はまかなえない」のウソ
●落合恵子の深呼吸対談ゲスト河野太郎「原発が危険か安全かという話ではなく、核のごみの処分方法が帰化ってないのだから原発を止めるのが筋です」
●読者の皆さまへ 来年1月からの「あなた方を忘れない救援募金」は、福島の子どもの甲状腺検査活動に使わせてください。
●震災報道の影で忘れかけていた6つの問題。
●連載 人生の失敗 取材・文 溝口敦ゲスト後藤政志(元原子炉格納容器設計技術者)「福島第一原発の事故が起きて、いても立ってもいられなくなった。黙っていたら必ず後悔すると思い、表に出て発言し始めたんです」
●連載第85回 世界の原子力発電はいまどうなっているの? 原発震災から約半年経っても終わりは見えない。
んーむ。たしかに通販カタログ誌がここまでやるかよってくらい頑張ってて読み応えもあるし意識の高い雑誌なんだってことはよくわかるけど、じゃあこれはすごく過激な内容なのかってったらそんなこと全然ない。

どこの放送局だか知りませんけど、この内容の雑誌のCM拒否したってのは腰が引けすぎっていうんじゃなくて、ようするにだれだかわかんないけど、だれかの顔色みてるんだろうな。それは政府ですか。

もしかしてトーデンがテレビCMいっぱい打ってお金落としてくれる日がまたやってくるんじゃないかなんてこと、そのテレビ局のお偉いさんからお偉くないさんまで浅ましくも信じて期待してたりするんですかね。それでクライアント様のご機嫌損ねないようにふーふー膾を吹いてるとか。

いやまてよ。
ひょっとしてオンエアはしてないけどじつはお金だけトーデンから頂戴してるとか?
こういう脱原発とか反トーデンのCMを放送しなかったらお金あげるよっつう逆CM料金つか。

んー、ぜってーありえないとは言えないかも。

いやしかし、たいしたモンです通販生活。

で、それでもってちゃんと「脱原発時代の暖かい暮し。」なんつう暖房器具なんかの特集もしちゃってるとこが商売としてしっかりやってて良いですね。こう、なんていうかショーバイがね、真っ当です。テレビ局よか数万倍。

しかし、脱原発の記事もいいんだがあたくしはこれが気になって困っている。
「旨いご飯が食べたくて ガスコンロの上にかまどをつくってしまった。」
つうコピーが踊る、
かまどご飯釜 大1〜4合炊き15000円
これってかなり欲しい気がするんだな(笑)
ショーバイうまいぞ通販生活。
by god-zi-lla | 2011-11-25 15:00 | 震災・原発事故 | Comments(2)
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ジャズ批評誌の怪特集からジャズ・ロックづいてたりする今日このごろなんであった。

とはいえjazzamuraiさんがこのまえのコメントで教えてくれたプログレ耳での推奨アルバム、ジャン=リュック・ポンティのEnigmatic Oceanは中古CDが意外な高値だったりするもんだからちょいびっくり。で、ようするにそれはジャズ・ロック方面よりプログレ方面からの支持が多いってことの証拠なんでしょうか。

いやそんなわけで少しお高い中古CD買おうか、いっそLP探すほうが安上がりなのか(よくあるんだこのケースが)、それか地道に根気よくブックオフの棚でも漁るかどーしよーかうだうだうだうだしてるだけってのもアレですから、おれが持ってる唯一のジャン=リュックのリーダーアルバムUPON THE WINGS OF MUSIC邦題「音楽の翼」つうのを引っぱり出して聴いたりしてたんでした。

いやー16ビートだわ。
ひさしぶりに聴くと新鮮なんだか古臭いんだか不思議なこの感じはなんなんだろ。
じつはこの75年前後つう年代のころ、じつにまったくこういう音楽から「ジャズ」を聴き始めたおれとしたら、なんというかやや気恥ずかしいようなとこがないでもないんです。

当時もうクロスオーヴァーって言ってたのかな。

しかし少なくともこれとリー・モーガンのSIDE WINDERを並べて、はい両方ともジャズ・ロックっていうんですよ、なんてことはだれも言わなかった。それは間違いない。

けどいまあらためて聴いてみるとジャン=リュックのエレキ・ヴァイオリンがときにギターの音色と混ざって区別がつかなくなったり、あるいはバンド全体のサウンドから浮遊して気持ちよくなってみたり、こりゃあなかなかいいもんだな。

とくにこのA面のQUESTION WITH NO ANSWERとB面のECHOES OF THE FUTUREっていう2曲がちょっと毛色が変わってクロスオーヴァーっぽさよりもジャン=リュック・ポンティのヴァイオリン音楽つう感じが前面に出てきてて、もしかするとこのへんのところがプログレ的だったりするのかなあとも思えるんだけど、どうなんでしょう。

んー、これはEnigmatic Oceanはやっぱりかなり聴いてみたいかも。
とりあえずその前に、マハヴィシュヌ・オーケストラの黙示録をひさびさに聴いてみるか。

なんかさ、ちょっとしたヒントもらってみると、同じ音楽にべつの楽しみが見えてくる感じってあるでしょ。
ここんとこライヴ映像からウェザーリポート聴き直してたりするのもあって、なんとなく長年慣れ親しんできたここいらへんの音楽を自分なりに再発見しつつあるっていうのか、それはそれでなかなか楽しいもんではあります。

ジャズ批評誌の特集になったジャズ・ロックって括りがそもそもあんまり説得力のあるもんとは思えないわけだけども、まあこうやって少し古い音楽をあらためてイマの耳で聴いてみようっつうきっかけとしては、かなり悪くない企画なのかもなあって気はするね。

しかし突然話変わってすいませんけどジャン=リュックつうと、
ポンティよりかゴダールだったりもしますわね。

このジャンとリュックでひとまとめになったような名前ってフランスじゃあごくありふれたファーストネームだったりするんですか。それともなんかやっぱり二つの名前をひっつけた由緒というのか由来というのか、なにか歴史とか宗教にまつわるそーゆーもんがあるんでございましょうか。

日本だと茶屋四郎次郎みたいな。
チョトちがうアルカ。

だれか止めてくれ。
by god-zi-lla | 2011-09-11 08:36 | 常用レコード絵日記 | Comments(2)
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けさも地震で目が覚めちゃった。
いつまでも困ったもんだねえ。

ジャズ批評って雑誌も、もうずいぶん長いこと買ってなかった。
ほんとにごぶさたでございましたがしかし、ジャズ・ロック特集だもんなー。
女性ジャズヴォーカル特集とかヨーロッパのピアノトリオ特集なんていわれたって、まーったく立ち読みする気にもなりませんけどこのなんというアヤシげでインチキ臭くも魅力的な特集タイトルなんだ、ジャズ・ロック特集。

しかしジャズ・ロックってホントになんなんだ?
すくなくともロックじゃ、絶対ないです。
それは間違いない。

ある種のジャズをジャズの側からジャズ・ロックって呼んでるだけなんだ。
たぶんフォービートじゃないジャズをそう呼んだんだろうな。

もしかすると正統的なジャズから仲間はずれにするためにそう呼ぶようになったんじゃないかなという気がおれにはするんだけど、どうなんだろうね。だからどっか投げやりで邪険な感じに、ジャンルというよりはツマハジキというのか、ホントはジャズじゃねーよって言いたいのに言わないでする婉曲表現というかなんというか。

だからね、ファンクもブルースもソウルも、そういうものも全部ロックって言っちゃってるフシがある。いやもしかすると各種ラテン音楽だっていっしょくたにしてるかもしんないぞ。

戦後ニッポンで、ポップスもハワイアンもカントリーもラテン音楽も
みんなジャズって呼んでたみたいな、どっかそういうノリに近いモンがあると思うよ。

よーするに、そんなジャンルはもともとなかったんだよ。
だからそれを特集にしちゃったジャズ批評はエラい!
なにしろ、どうやって括っていいんだかわかんないんだから。

あげくのはてに名盤69選だっていうんだもんな。
モンゴ・サンタマリアとジャコ・パストリアスが同居する69枚って
たんなるロックの語呂合わせだそうです。

ご丁寧にロックだから54ってことはない、とも書いてある。

まったく笑止千万な特集で、ロックとかぜんぜん関係なさそうなじいさんたちが対談してその69枚選んだりしてんだけど、なんかもうサイコーですね。岩浪洋三翁がいつものとおりテキトーなことかまして断定するとこなんかこの特集にぴったしですし。

ホント、こういうマジメなんだか冗談なんだかわかんない特集って大好き。

それで恥ずかしいハナシなんですけど、あれなんです。
こーゆー雑誌の特集で名盤50選とか100選とか挙がってるときに自分が持ってるアルバム数えてみると、なぜかたいていどんな切り口の名盤でもせいぜい5~6枚、あっても10枚くらいなモンでさ。よーするにおれのレコードコレクションてぜーんぜん正統派じゃないってことなのねって思い知らされるんだけど。

この69選のうちおれのレコード棚にある数が30枚超。
よろこんでいいのか悲しんでいいのか、あたくしの好みにピッタリ。

いやまったくその、近来まれに見る好企画ですね。

しかも、それだけじゃ特集が成り立たなかったようで、
「ジャズファンにオススメするロック30選」とか
「ジャズファンにオススメするプログレ20選」とか、

えージャズ・ロックの特集じゃないのぉ?
まじで笑える。

けっきょく、この特集作ってた人たちも、
ジャズ・ロックって何だ? って問いを立てときながら
答えを出せなかったんだろうね。

でも、おれはそのテキトーであいまいなとこがけっこう楽しいです。
だいち、ここでジャズ・ロックって囲いに追い込まれたアルバムってのが、
なんつうかどれもこれもひとクセありつつ楽しそうなヤツらばっかなんだもん。

この特集で初めて知ったアルバムから2枚、すでにHMVに発注ずみでございます。
それがなによりこの特集が楽しい証拠だと思うんだけどね。
by god-zi-lla | 2011-09-04 13:11 | 音楽つか屁理屈すね | Comments(6)
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ミュージックマガジン先月号のとうようズ トークになにか書き残してるのかと思ってたら、この9月号だった。

人生こういう始末のつけかたもあるのか、というか、老いるということを中村とうようはこういうふうに考えていたのか、というか、そんなことがいいことなのか悪いことなのか、許されるのか許されないのか、さらにいえば自分が起こした雑誌とはいえそこに死後こういうものを掲載させること自体がいったいどうなのか。

どれもこれも、おれにはよくわからない。
よくわからないから、とりあえず書き留めておく。

すくなくとも後味の良い内容じゃないから、ひとさまに勧めるようなものでもない。
後味のよくない、なんだか納得いかない「とうようズ トーク」ってのは過去いくつもあった。当たり前だけどそれとは違う後味の悪さ、納得のいかなさだ。

来月号で追悼特集をやるというから、もう1号はこの雑誌に付き合ってみる。
by god-zi-lla | 2011-08-27 07:12 | 音楽つか屁理屈すね | Comments(2)

似てる

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朝また揺れたな。

ちょうどベランダから見える幅5メートルくらいの道路の向こう隣りでミニ開発建売狭小住宅無理矢理3階建てと思しきの新築工事が始まってて、きょうは現場にクレーンが入って作業始めたとこだったもんだから、揺れた瞬間おっとっとっとって思わずそっちを見ちゃったぜ。

あんなのに寄っかかられたら、さしものおれだってヤバい。
ゴジラったってあーた。生身ですからあたくしのばやい。
着ぐるみとかじゃなく、ましてモノホンなわけもなく。

それにしてもノーテンキな日常に戻すまいとして神様の野郎、
ときどき揺らしてくれてんじゃないかって思うよほんとマジで。

任三郎さんからCECのDA53譲ってもらったのが2006年の11月だったから、おれがいわゆるひとつのPCオーディオつうのを始めてもう5年がたとうとしてんですね、考えてみるとかれこれ。

このかん、ぜんぜん進歩してないんですじつのところ。
USB DACのDA53から使うキカイがFireface400つういわゆるオーディオインターフェースに変わって、パソコンがMacから中古のLet's Noteになったくらいが目に見える変化で、あとはなんにも変わっちゃいないってば変わっちゃいない。

だからさいきんは音と戯れる会の例会出ても珍紛漢。
PCオーディオFanなんて雑誌パラパラめくっても頓珍漢。

だいたいあたくしのさいきんのオーディオ的最大関心事はJBL4412のフロントバフルにある4個のアッテネーターのツマミの位置だったりするもんですからね。

まあこんなこといっちゃなんですけど、それはそれできょうびのPCオーディオ関連のチマチマ度とはいい勝負かもしんないよなっつう感じでしょうかしら。

ようするに一般の音楽好きならこのへんで十分で、こっから先は深くて暗いマニアックな世界(=重箱のスミのスミの、そのまたすみっこ)ってことじゃもうPCオーディオはふつうのオーディオとおんなじようなとこまで来ちゃってて、まあその展開のスピードには目を見張るモンがたしかにあるんですけどね。

でこの雑誌を本屋さんで手にとってみると、おれはこのあたりがいい湯加減といいますか、いやこの雑誌でも難しすぎるとこがじつはあったりするんですけどまあ、なにからなにまでわかっちゃうんだったら読まなくったっていいわけだしと思って買ってきたのでした。

いや話の本題はそんなことじゃないんだ。

で、これはどっかで見たよなーと。
たしかに以前どっかでお目にかかりましたよねという、既視感。

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これだよ。
ブリジット・ジョーンズの日記。

5、6年前の映画。
おれは見てませんけど。

これとおんなじカバーフォトのサントラを奥さんが持ってて、つうことは奥さんは見たんでしょうけど、あーこのデザインとウリ二つだ。写真のアングルはもちろんだし写真を右に寄せて文字を左に集めたレイアウトの基本もおんなじだ。

だからどうってことじゃないんだけどね。
少なくとも、偶然てことはないよな、とは思った。

マネしたくなる、魅力的ないいデザインだってことなんだろうな。
レコードジャケットなんてこんな例、山ほどあるしね。

そもそもブリジット嬢だってほかのなにかの模倣かもしれんし。

だからたしかにこの雑誌、
店頭で見るとなかなか目立ってんです。

できればせめて、ちょっとしたものでもカバーストーリーがあったらよかったのに。
せっかくのオーディオ雑誌にあるまじき表紙だったんだから。
by god-zi-lla | 2011-08-17 10:42 | 日日是好日? | Comments(0)

中村とうようさん死去

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じつは先月号を最後にもうミュージックマガジンを買うのはよそうと思ってた。
ここ数年どんどん自分とは関係のない雑誌になってきてたから。

ずっと何年も、たぶん20年以上発売日の20日に本屋で買ってたけど、今月は20日の日にべつの書籍買うために本屋覗いたのにミュージックマガジンはやっぱりもういいやと思って買わないですませた。

それを、とうようさんが自宅のあるマンションから身を投げたというニュースを見て、親しい知人にはその「当日」届くようにメッセージを送ってたという記事を見て、きのうあらためて本屋に行って買ってきた。

この、とうようズトーク、という連載コラムを読むためです。

いや、親しい人にはメッセージを送ったというのだったら、読者にも何か言い残していったのかもしれないと思ったんだけどね。

読んでみても、よくわからない。
というか、このコラム書いた時点ではその気はなかったように読める。

なんなんだしかし。
79歳の自死って。

いずれにせよ合掌。
この雑誌を通して、中村とうようさんには長年お世話になってきました。
by god-zi-lla | 2011-07-23 07:53 | 音楽つか屁理屈すね | Comments(0)

レコードはかせ

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「この1さつでキミもかいじゅう博士だ」とかね。

そういう少年雑誌の惹句に心躍った日々がよみがえっちゃった。
「アナログレコード入門」なんていう思考停止つか判断中止つか、そーゆー文字が表紙にならんでるよりよっぽどいいですね。

あ、ホントにそんな名前の特集やった雑誌があったならスマン。
これはあくまでも仮定のハナシですから。仮定のね。

しかしまー仮定でもゲンジツでもつまらんもんはつまらんけどさ。わははは。

とにかくまあこのタイトル見ただけで買うことに決めてから中身読んだんだけど、初めて知りましたなんてことはさすがにこちとらもレコードと半世紀近く付き合ってるからそうそうないんだけどさ。DJ雑誌だからどうこうってことはぜんぜんなくて、むしろDJ用途じゃこうだけどオーディオだとこんなふう、みたいな見方がとても面白いしタメになります。

あと、いかにも町工場っぽい雰囲気で撮れてる東洋化成のプレス工場内の見開き写真なんてのが、なんかすごくいい感じでおれは気に入りました。ハッキリいってこういう写真だけで「レコード工場萌え」みたいな特集だったとしてもぜんぜんオッケーす。そんなもん作るわけないでしょうけど。

それと同じ路線の面白さだと「連続写真で見るレコードができる瞬間」つう見開きページもいいよねえ。これも最高。

19枚の分解写真(古過ぎるか)で同じく東洋化成のプレス工程を追ってるんだけど、なんど見てもぜんぜんわかんないの。キカイの動きがわかんない。あーこことここが違ってるから動いてんだなー、みたいな。まるで間違い探しクイズじゃんか。これってこの記事自体がシュールなのか、それともおれの老眼の度が進んじゃったせいなのか。

でもね、オーディオ用のフォノイコはたいがいクラシック向きに音作りしてあるからDJ用途には低域が膨らみすぎて向かないなんていうことが書いてあって、あーなるほどそういうもんなんだろうなあとかね。よーするにそういう視点から見ればオーディオ機器だってほんとはフラット指向でもなんでもないんじゃん。たんに相対的なもんなんだろうなって。

あとレコードプレーヤーを持ち運ぶときの注意事項なんてことが書いてあったりするのが、さすがDJ雑誌だよねえ。オーディオマニアもたまにはレコードプレーヤー持ち歩いてみても楽しいかもしれないよな。そんなわけねーって。

まあ大特集というわけでもないし古手のオーディオマニアには目新しくもないし参考になるわけでもないかもしれないけど、特集のタイトルから中身まで、おれは楽しみました。880円。

つことで、こんなのもどうぞ。



by god-zi-lla | 2011-04-07 17:22 | 常用レコード絵日記 | Comments(2)

陣笠は蜜の味すか

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きのう今季2尾めのサンマ食った。
おれとしちゃ今晩もサンマでぜんぜんオッケーですけど、1日くらい休むかな。

サンマないときイワシ焼いて食ってましたが、そんときは「イワシでもけっこういいじゃん」て思ったんだけど、サンマ食ってみると「やっぱサンマだよなー」と思っちゃうこれってなんなんですかね。

しかし民主党の議員センセどもも政局ごっこに忙しくって、ようやっとサンマが安く食えるようになったなんてわしらシモジモな国民生活のさらにまたチマチマした些事にはぜーんぜんキョーミないんだろーな。新聞社の政局記者サンたちもご同様。

でも政権獲ったんだから、やっぱ政局ってのもやってみたいもんなーって感じすか?
まあサンマは来年も食えそうだけど政局遊びは、今年逃したら来年はできそうにないですか。

おれの性分からしたらこーゆーこと書き出すとそーゆーブログになっちゃうんで1個、民主党新人代議士という名の「陣笠議員」(「陣笠」と書いて「ちるどれん」てルビ振るときもあり)。こいつらの罪はかなり重いとおれは思うよ。

自民党の陣笠は前回の選挙でほとんど落っこっちゃったと思うから、そーゆー意味じゃ貴重な存在かもしんないんだけどね。
いやいや国民にはなーんの必要もないんです。カサって名前付いてるくせに日よけにもならんし、ましてサンマでもイワシでもないから焼いて食うわけにもいかん。

「クソくっだらねー。なんだこりゃあー。おらーやめたやめたやめたあー!」なんてバカが一人くらいいるかと思ったけど、やっぱいないもんだねー使命感に燃えたバカってのは。みーんなおリコウな陣笠。だかやらっぱ陣笠って呼ぶことにしよう。

河出の文藝別冊「本田靖春」を買ってきて読んだ。

きょうも暑いね。只今摂氏34度。室内だぜ。
うんざり、だな。
by god-zi-lla | 2010-08-30 14:36 | 悪口雑言罵詈讒謗 | Comments(0)