神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

鱒が

鱒が_d0027243_16311268.jpg
またこんな写真撮って「でへへへへ」っつうようないつものブログをいっちょデッチ上げてやるまいことかと、いつものようにジャケットを床に並べてたと思し召せ。

扇のカナメに近いほうの2枚をせんだって1月のなかごろだか御茶ノ水のユニオンで買い求めてきて、まあそれについて自慢たらたらやってやろうとしてたらちょっとした問題発生。いや問題ってべつになんのモンダイもないんですけどね。問題なんていうと後で叱られちゃいそうなことなんですけど、とにかくヘンなことに気づいてしまったんでした。

あ、あのですね。
なんだかしょっちゅう登場して申し訳ないんですけど、どれも中身はおんなじウェストミンスター盤のシューベルトの五重奏曲「鱒」、ピアノがパウル・B=スコダにバリリ四重奏団とコントラバスがオットー・リュームという50年代ウェストミンスターに2種あるB=スコダの「鱒」のうちのステレオ録音のほう。

コンツェルトハウス四重奏団と演ったモノラル盤のほうは名盤のホマレ高いんだけど、こっちのステレオのほうはそこまでの評価じゃないみたいなんだけどね。

とにかく6枚ともその中身は同じステレオ盤なんです。
鱒が_d0027243_1937289.jpg

で、この左のやつがその先月買った盤で、右はたしか去年手に入れたやつで両方ともUS盤だけど今回のやつのほうが古いプレスすね。

いやそれで何がいったいモンダイなのかというとジャケットです。

どっちもなんだかクラシックのLPレコードにありげなどーってことない風景写真でさ。
しかも垢抜けないっつうのか、左のなんかは垢抜けないどころか、どーしてこんなことするんですかっていうくらい品のないSTEREOの文字が肝心の「TROUT」よりデカい図体で躍ってたりしてもう何をか言わん哉でございましょ。

だけど使われてる写真はどっちもおんなじなんだ。
どーってことないってば、どーてことのない渓流の写真。

ところがですね。
その品のない黒べた帯に赤と黄色のだんだらSTEREO盤の写真左下のスミっこ。
鱒が_d0027243_17402149.jpg

おー、そうだったんですか。
これはたんなる渓流の風景写真じゃなくって鱒が水面からぴちっと跳ね上がった決定的瞬間をとらえた、なかなかみごとなネイチャーフォトというようなものではありますまいか。

んー、しかしこれってどうやって撮ったんだろ。
狙って撮ったんだったら、すごいですね。

きっと何日も何日もここで張り込み続けて、ここだってところに目星をつけてじいーっと待って待って待って一瞬のチャンスを逃さなかったってことなんだろうか。

いや、だけどたまたまシャッター切ったらそこに鱒が跳ねてるのが写ってたとしたって、それはそれでやっぱスゴイことではあるよなあ。

んー。どっちにしたって、なかなか撮れるような写真じゃなさそうです。
それをどーってことのない風景写真だなんて、たとえ一瞬とはいえホント申し訳ないことを考えてしまいました。ごめんなさい。

だけど同じ写真を使ったジャケットをまえから持ってたのに、おれいままでそんなこと全然気づいてなかったじゃんか。いやーマジ観察力ってのが足らないからさーおれって。ほんと自慢にもなんにもなりませんけど。
鱒が_d0027243_18152588.jpg

あたたたたた。

と思ったらおれが気づかなかったんじゃなくて、右のジャケットの左下すみっこにゃモトモト鱒なんてどこにもいないじゃんか。おいおいおいおいおい、こりゃまたいったいぜんたいどうしたことですか。

いや、よく見るといないわけじゃなくてアタマだけちょっと見えてるわ。
だけどこのアタマだけじゃわからんてば。少なくともこれが鱒だってわかるひとはエラい。

いやーしかしなんだな。
先に手に入れてたこっちのジャケットの盤ってウェストミンスターがABCパラマウントの傘下に入ってからの再発のようなんだけど、再発を担当したデザイナーだかABCのひとだか知りませんが、とにかくおれよりまだそうとう観察力つうか注意力つうか、そーゆーもんの足らないうすらトンマなやつの仕業だぜこれってば。

ここにこんなふうに鱒がピチピチっと跳ねてて、だからわざわざこの「鱒」のジャケットにこの写真使ったんだってことを、こーゆーふうにトリミングしちゃった張本人はまーったくわかってなかったつうことだよな。

まあたいがいのクラシックレコードに使われる風景写真なんてべつにたいした意味なんかなさそうだから、これもテキトーに選んだアリモノの風景写真だと思ったんだな、きっとよく見もしないでさ。

だけどトリミング変えるときに気づかなかったのかなあホントに。
鱒のアタマんとこで切ってんだぜ。

ばっかだねえ。

(つうわけでヘンなことに気を取られてしまったんで自慢たらたらはあらためてやることにする)
by god-zi-lla | 2012-02-20 16:33 | 常用レコード絵日記 | Comments(6)
またまたまたまた鱒でございます。_d0027243_1412276.jpg
いまさらだけど、おれはジャズが大好きです。
それとはなんの関係もないけど、蕎麦が大好物だったりもする。

だけどジャズの鳴ってる蕎麦屋つうのは、カンベンしてほしい。

いやそんなことはどーだっていいのだった。

また1枚掘り出したウエストミンスターのバドゥラ=スコダの「鱒」。バリリ四重奏団とやったステレオのほう。写真いちばん左のやつね。二千円は高いんだか安いんだか。

とにかくいつも欲しがってるステレオ盤なのに、こんかい見つけたのが初めてのUS盤なんです。
あとの3枚は国内盤で、しかもそのうち1枚はステモノだし。

でもいいんです。
探してもいないのにモノラルの初期盤がんなり揃っちゃったってのもなんか不思議で楽しいし、なのに欲しい欲しいと思ってたステレオ盤はずっと国内盤しかなくて今ごろやっと初めてUS盤の安い当たり前な盤が買えただけってのも、なんか笑えるじゃないですか。

人生ぜんぜん思い通りにはいかないもんだけど、
いかないから不幸かっつうと、そうとも言えなかったりする。

ステレオのオリジナル盤は、まあ欲しいけど死ぬまでに手に入ればそれでいいや。
それまではステレオの有象無象盤を、見つけたらエッチラオッチラ買い続ける。

じつはね。聴いてみるとこのUS盤は音がいい。
いまある3枚の国内盤のなかでは高校生のとき同じ二千円で(ただし新品)買ったコレクション第1号の東芝盤がいちばんマトモな音だったけど、こんどのUS盤はそれよりずっと良くて、とくにバリリのヴァイオリンは別物級なんでした。

んーむ、いまわのきわにおれんとこに来る予定のオリジナル盤が楽しみになってきたぜ。
いまごろどこでどうしていることやら。ふふふ。
by god-zi-lla | 2011-01-27 14:12 | 常用レコード絵日記 | Comments(3)
マスづくしってのもなんですけどね_d0027243_10282160.jpg
銀週間終わったら快晴だったな。
初秋というにはちょっと暑かったけども、もう残暑って季節じゃないしな。ちょっと暑い日があったり冷え込んだりしながら季節は移りゆくんでしょうね。なんて。ガラにもない。

鱒づくしでございます。
しかもウエストミンスターの、ピアノはバドゥラ=スコダの。もうこのレコード関係で何回ブログやってんでしょうかね。まあとにかく前回いつ書いたんだか忘れましたけども、性懲りもなくまた買い求めてきたわけなんでした。

6枚ありますけど演奏は2種類す。
上の段は59年録音バリリSQのメンバーとのステレオ盤で、下の段は54年録音でウィーン・コンツェルトハウスSQメンバーとやったモノラル盤す。今回求めましたのは上の段右の2枚。どっちも古い国内盤ですけども合わせて1,627円税別。

日本ウエストミンスターってレコード会社があったんですな。その昔は。知りませんでした。いちばん右のレコードですけども60年代初めでしょうかね。白レーベルのサンプル盤なんだけど惜しくもステモノなの。ジャケットどこにもステレオ表示ないしレーベルにもないし、こりゃあステモノかもなあと思いながら持って帰ってきたんですが案の定でした。

もう1枚まんなかのやつはキングレコード謹製。60年代なかばのプレスでしょうかね。なんかキングつうだけで期待させられるもんがありますですね。

裏解説を志鳥英八郎さんが書いてます。バドゥラ=スコダはウイーンの「若手三羽烏」の一人だって。あとグルダとデムスだな。グルダは惜しくも物故しましたがデムスはどうなんですか。バドゥラ=スコダは82歳だったですかね今年。この秋またも来日の予定で当然チケットすでに手元にありますけど、もうさすがに若手とは呼ばれてません。

左は高校生のころ買った、これが記念すべきスタートラインの東芝音工盤です。70年代初めのプレスです。いやほんとに長年繰り返しくりかえし聴いてまいりました。あの時代は平和だったなあ。まさかおんなじレコード何枚も買うようなおバカな人生を歩むなんて、当時のあたくしは想像もしませんでした。平和でなおかつシアワセでもあったわけだ。

下の段のモノラル盤もついでに触れときますが、巷間こっちのほうが名盤のホマレ高いですな。だからお値段のほうもそれなりに高かった。なのに左がオリジナルまんなかセカンドジャケット右は60年代の再発と、お金以外はたいした苦労もなくおもだったところが揃っちゃったのね。

ところがそれほど演奏の評価高くなさそうなステレオ盤のほうは、なんでかわかりませんけど、ずっと探してるのに古い国内盤だけしか持ってないんです。べつにオリジナル盤以外に目もくれないなんてことは全然ないし、なんでもない再発だってなんだっていいからせめてとりあえず1枚くらい米盤欲しいもんだよなーと思ってんですけどね。

なのに原産国盤どころか古い国内盤にだって今度初めて出会ったんだもんな。

こういうめぐりあわせってことなんだろうねえ。
めぐりあわせを楽しめって神様が言ってんだろうなあ。なんてね。

つうわけでレコード探しのお楽しみは続くわけですけどね。
それはそれで楽しいからいいんです。

演奏としたらモノラル盤のほうが名盤か知りませんけども、おれとしたら愛着が違うんだよな。たんに「鱒」っつう曲だけじゃなくてシューベルトにも室内楽つうものにも、この上段左端のレコードでもって初めて出会ってんですからね。

理屈ぬきでかけがえのない演奏です。世評関係なし。

だからもっといい音で聴けるかもしれないまだ見ぬレコードが欲しいと思うんだけど、さきにモノラル盤のほうがひととおり揃っちゃったとこが、なんかフクザツ。

モノラル盤のほうでいうとオリジナルがいちばんいい音がします。つぎがセカンドジャケット。右の再発盤はけっこうエサ箱に見かけて安くはない値段がついてんだけど、肝心の音はCDのほうがいいす。コレクターズアイテムってやつだな。

まあそんなわけでモノラル盤のオリジナルがヘンにいい音だもんだから、よけいステレオ盤のオリジナルも欲しくなっちゃうんだよ。

ちなみにステレオ盤国内三兄弟の音だけど。まあステモノは問題外だから東芝とキングの勝負ですけどね。いやーなんかブルーノートの国内盤くらべみたいになっちゃいますが、おれの感じだとやっぱ今回求めたキング盤のほうが一枚上って感じがする。

長年東芝盤愛聴してきたけど、これからはキング盤聴くことになるかな。
オリジナル盤手に入れるまでのことかもしれないけど、一生かもしれない。
by god-zi-lla | 2009-09-24 21:29 | 常用レコード絵日記 | Comments(3)
こっちも「鱒」でございます_d0027243_951293.jpg
きのうは仕事が終わってからお茶の水界隈の会合に出かけたんですけども、どーもあのへんはいけませんな。どこへ視線を移そうが視界に入ってくるんだよ、黒地に赤の「disk union」の看板がさ。困ったもんだねえ(困ってないけど)。会合の開会時間は過ぎてるというのに、ついフラフラと手近の「クラシック館」に入っちゃったじゃんか。

まーしかしその、時間もないもんだから端からエサ箱漁ってるわけにもいかないのでターゲット絞って見回ったんですけども、いやールーズな性格もこういうときには悪いもんじゃございません。だいぶ前のこのエントリで書いた写真手前のこいつが刺さってるじゃありませんか。ちょっとジャケットぼろいけど、おかげでお手頃価格。

ウエストミンスター盤、ウィーンコンツェルトハウス四重奏団とB=スコダの〈シューベルト/鱒〉。くだんのエントリで触れたお得用CDにはこれがオリジナルみたいなことが書いてありましたが、レーベルは赤盤だし、たぶんこれはセカンドプレスでございますね。

オリジナル盤と思われるのは写真中央のやつなんだけどなんか地味だもんだから、ちょいとキレイなジャケットデザインのこいつが欲しかったのよね。さて音はどんなもんでしょうかね。週末にでも聴いてみるとするか。

と書いてから考えてみると、おれがこいつを救出したエサ箱ってピピエコさんが1月31日の日記に書いてるデッカのLXT 2533の「鱒」を掘り出した、まさしくそのエサ箱じゃないの? 奇遇ですなあ。ピピエコさんが掘ってたときも、このウエストミンスター盤あったんでしょうかね。まーそれぞれが欲しいもんを掴んでよかったよかった。

ちなみにこの「デッカ」のLXT 2533はウィーン八重奏団メンバーの演奏ですけど、同じ音源のデッカの廉価盤レーベル「エース・オブ・クラブ」ACL 32を持ってます。

なーんてことして遅刻して会合に顔出したら、1時間もしないうちに終わっちめーやんの。会費1万円も取られたのに。食い物だって残ってやしません。大損こいちまったぜい。って、まあ自分が悪いんですけどね。ほんの15分くらいでユニオンを出たつもりでいたら、ぢつは店内に小一時間もいたんでした。浦島太郎かおれは。ばかだねえ。

しかたないので、知り合いと二人して神保町のランチョン行ってビール飲みながら生牡蛎とカキフライとオムレツ食って腹を満たして帰ったのでした。とほほ(うふふ)。
by god-zi-lla | 2008-02-01 12:58 | 常用レコード絵日記 | Comments(2)
オペラ・シティのバドゥラ=スコダ_d0027243_855225.jpg
きのうは東京オペラシティ・コンサートホールへ、パウル・バドゥラ=スコダの「80歳記念世界ツアー」を聴きに行ってきたもんね。いやまったく80歳記念の「世界ツアー」だかんね。ジミーペイジとロバート・プラントもロンドンだかで1回こっきりのコンサートなんかやってる場合じゃないんじゃないですかね。

まだ60代でしょうが二人とも。B=スコダ先生からみれば「若造」よ。

B=スコダの演奏は中学だか高校だかの時分にウエストミンスター盤(ステレオのほう)のシューベルト「鱒」を買って愛聴しはじめて以来親しんできたわけですけども、実演に接するのは初めてなんだな。しかもそれが「80歳記念」と銘打たれたツアーとくりゃ「これが最後でっせ」とにおわせて集客しようっつー呼び屋の奸計とは重々知りつつも、やっぱ行くよ。

プログラムはバルトークの「組曲 作品14」で始まり、続いてバッハの「イタリア協奏曲」、そしてベートーヴェン「ピアノソナタ第31番」。休憩をはさんでシューベルトの「ピアノソナタ第20番」という組み立て。

バルトークはちょっとウオーミングアップっぽい感じで、ちょっとピアノが鳴らないふうだったけど、しょっぱなバルトークっつうとこが持ち味なんだろうな。バルトークを弾いた盤は持ってませんが50年代にヒンデミットを弾いたレコードがあったり、昔から「同時代」の音楽に積極的に取り組んできた人だってことがよくわかりますな。もっともバルトークもヒンデミットもとっくに古典ではあるけどさ。

「イタリア協奏曲」を現代ピアノで聴くというのも、もしかしていまや貴重な経験なのかもね。正直いって違和感がないわけじゃなかったけど、この世代のピアニストにとっちゃモダンピアノでバッハを弾くことは普通のことなんだよなと思いながら楽しんで聴いたね。

しかし、この夜あんまり予備知識なしにB=スコダの演奏を聴いたお客のなかには、たぶん「なんじゃこりゃ」と思った人も多かったんじゃないかと思うんだな。

おれのシロート聴きですけど、たぶんいまどきのピアニストと比べると1音1音の音の粒が立ってないというか聴きようによっちゃモゴモゴしてダンゴ状態のようだし、全体の音量が小さいうえにダイナミクスの幅が狭くて、強烈な打鍵がないいっぽう消え入るような弱音もない。音色が均質でなくて、ときおりもつれるように聞こえることもある。よーするにメカニックな完璧さが微塵も感じられない演奏なのよ。だからかどうか聴いてて圧倒されるようなとこがぜんぜんないのね。

SO WHAT !?
マイルスじゃないけどさ。それがどうしたってんだ、だぜ。

ベートーヴェンは予想通りというか、あれよあれよという間にさらさらっと流れていった感じでしたが、シューベルトは深いなあ。くぐもって沈んで揺れて浮かんで途切れて消えて現れて立ち止まって泣いて笑って。なんともいえないこれがB=スコダのシューベルトの世界なんだろうなあ。

会場は満員というわけではなかったけども、よい聴き手が集まってたと思う。
とにかく音が飛んできて圧倒するような人じゃないから必然的に耳をそばだてるようになって、曲の最後の1音が完全に消えるまで、ピアニストが完全に指を鍵盤から離しペダルから足を下ろすまで、だれも拍手しないんだよ。これはすごく気持ちよかった。

アンコールはシューベルトのたぶん「4つの即興曲D899」の第3曲だったと思います。ウチに帰って本人のCD聴いて確認したから間違いないと思うんだけど、これがまたよかったねー。最高。

御大、背筋も伸びて足取りも確かだったから、この調子なら85歳記念世界ツアーもやれるとおれは見ましたけどね。そしたらおれはまた聴きに行きまっせ。
by god-zi-lla | 2007-11-01 13:07 | 物見遊山十把一絡げ | Comments(0)
ウエストミンスターの「鱒」(つづき)_d0027243_4171648.jpg蒸し暑いもんだから帰宅して夕飯のときビール飲んだら、ここんとこの寝不足がたたってそこいらへんで寝てしまい、起きたら午前3時。どーせ6時には起きるんだからこのままブログ更新でもしてるかあ、てなもんですな。

ウエストミンスターの「鱒」(モノラル)はことのついでにCDも聴いてみたんだけども、音質的に申し上げますてえと

1等賞 WL50 25(オリジナルに近い盤)
2等賞 お徳用CD(95年頃?)
3等賞 XWN18264(60年代?の再発盤)

聴きくらべてみると3等賞の再発LPはやや落ちる感じ。全体にハイ上がりで(そういや、この表現さいきんあんまり見なくなったな)弦がキツくギスギスした感じ。1等賞と2等賞にくらべると奥行き感も少ない気がするな。

1等賞と2等賞は僅差だけども1等賞のLPのほうがヴァイオリンの音に立体感と浸透力があってなおかつ豊か。まあこのヴァイオリンの音が平板になっちゃうところがCDというフォーマットそのものの弱点かもしんないけどなあ。PCトランスポートにしてもまだ勝てない。

こうしてみるとLPとCDはどっちが音が良いかなんてやっぱり一概にはいえないし、LPとCDの差よりかLP同士のプレス時期の差のほうが大きかったりする場合も往々にしてあるってことがよくわかるね。

しかし、こうなるとノイズの少ないオリジナルの良盤も聴いてみたいよなあ。泥沼やなあ。
by god-zi-lla | 2007-06-27 04:17 | 常用レコード絵日記 | Comments(0)
ウエストミンスターの「鱒」_d0027243_8304552.jpg
写ってるレコード、CD全部シューベルトの「鱒」でございますな。しかもウエストミンスター・レーベル。

バドゥラ=スコダのピアノでウイーン・コンツェルトハウスSQとのモノラル盤、ワルター・バリリSQとのステレオ盤。1950年代のアタマとケツに両方ともウエストミンスター・レーベルに録音されたんですね。

左上がステレオ盤で高校生の時に買って以来ずっと愛聴盤になってるところの普通の国内盤。その下がモノラル録音のほうの後期プレスの盤。この盤のことは前にも書いたような気がする。その下も同じモノ盤だけどこっちは初出のさいのレコード番号の盤(WL50-25、ちなみに再発のほうはXWN18264)が付いているオリジナルに近い盤。こいつをばついせんだって手に入れたんでした。

じつはこいつはジャズを中心に扱っている店で手に入れた盤で、盤面コンディションのランク表示が高くないせいか後期プレス盤(こっちはクラシック専門店で入手)よりも安くで出てたんだよ。まーオリジナルかどうかはともかくウエストミンスターのWL番号の盤ていうのをそもそもあんまり見かけないので、一種の「記念品」っつーか、ちゃんと聴けなくてもいいや、くらいのノリで買ったんだよね。

ちなみにいちばん下のCDはモノラル、ステレオ両方の演奏をカップリングしたお徳用盤で、この絵柄がモノラル盤のオリジナルのようにライナーで紹介されてんですよね。だとすると今回ゲットしたこの「ガクブチ」ジャケットはセカンドプレス以降ということなんでしょうか。詳しくないのでよくわかりませんが、あたしゃコレクターじゃないのでどっちでもいいです。

ただ、このCDの絵柄のほうがキレイで優雅だなあ。これはこれで欲しいかも。

いやそれでかけてみたんですよ。そしたらたしかにジリジリパチパチは盛大に出るんですけども音はみずみずしくていいんだよねえ。もう一聴あきらかに後期プレスより潤いがあってバランスもよくて美音。ウエストミンスターはWL盤からXWN盤になって音質が落ちたんだよと以前教えてもらったことがあって、すくなくともこの盤については真実だなや。いやまったく勉強になります。

あとはもうこのジリパチを許して心穏やかに鑑賞できるか否かの個人的S/N許容範囲の問題やなあ。あたくしは許容できます。でもきっとこれを仕入れた店の主人は許容できなかったんだろうな。だから盤質評価が低くて値段も安かった。なにせ非常に盤質評価がしっかりして妥当なうえ、売り物はきっちりクリーニングしてある店ですから。

じつはここだけの話、後期プレス盤とあんまり変わらないノイズ量なんでした。うーんこれは今回の買い物がお買い得だったのか、先に買ったほうが割高だったってことか。このへんこういう中古レコードの「コストパフォーマンス」の判断は難しいねえ。

こんどはぜひステレオ盤の米国盤が欲しいもんです。できれば初期プレス。こう音の違いを聴かされちゃうと人間ゼータクになっちまうよな。しかしこれがまたいくらこちとらが欲しがっても肝心のブツを見かけないんだよねえ。どっかからまた格安で出てこないかなー。

ちなみに演奏はおれの印象ではモノラル盤のほうが若々しくて清々しい。ステレオ盤のほうは少し落ち着いてしっとりした感じ。バドゥラ=スコダの演奏時の年齢の差なんでしょうかね。でもどっちもすごくいいと思うよ。「鱒」のレコード、CDはほかにもいくつか持ってますが、やっぱりよく聴くのはこの2枚になっちゃうよな。あとは「Tashi」のやつかな。
by god-zi-lla | 2007-06-22 12:32 | 常用レコード絵日記 | Comments(1)

またまたモノラルLP

またまたモノラルLP_d0027243_8234630.jpgゆうべは会社の同期が転勤するので送別会。
仕事関係の与太話ばっかで、あまりにつまらんから途中で抜けてきちまった。

こいつらも虫だよなあ、虫。

-------------------------------------------

クラシックのモノラルLPを首尾よくゲットしてきましたぜ、旦那。
DECCAの廉価版に 'ACE of CLUBS' なんてシリーズがあったの、知りませんでした。
'eclipse'シリーズは昔、石丸のレコード館で1000円未満で売ってたからよく買ったね。もちろん新品を。
あのころはたいてい国内盤より安かったから輸入盤を買ってたんだもんな。音がどーたらなんて、これっぽっちも考えませんでしたね、学生の私は。

グラモフォンの10吋盤てのも、珍しさだけで
買っちゃった。

-------------------------------------------

でもなあ、まだ聴いてないんだわ、1枚も。
つまんねえ飲み会なんか、行くんじゃなかったぜ。

上から
コダーイ「ハリー・ヤーノシュ組曲」他
  ショルティ ロンドン・フィル(DECCA)
バルトーク「弦、打楽器、チェレスタのための音楽」他
  フリッチャイ ベルリンRIAS響(DGG)
ハイドン 弦楽四重奏曲第67番「ひばり」
  レーヴェングート弦楽四重奏団(DGG 10吋盤)
シューベルト ピアノ五重奏曲「鱒」
  バンフォーハー ウィーン八重奏団(DECCA)

by god-zi-lla | 2005-08-06 09:43 | 常用レコード絵日記 | Comments(0)