神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

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ぢつはお盆休みとは関係なく、春先からこうなってんですけど。

奥は前から変わらないマイクロのMA505Sにモノラル専用CG25Diがくっついてるだけだが、メインのとこはSMEに取って代わりオーディオクラフトAC3000が、先っちょにシュアーのV15typeVとJICOの交換針を付けておさまっている。

そのまた右手すみっこに見えますのはオーディオテクニカAT50ANVの付いた交換パイプでございます。

こうなったイキサツなんてのを書き留めとこうとずいぶん前から思ってるうちに夏になっちゃって、ソーメン茹でて啜る以外のことはまるでヤル気が出なくなっちまった。

とにかくまあ、あーだこーだ考えてるうちにこれはどうかってことになった。キッカケはフィデリックスのMitchakuシェルを買ったことにあるんだけど、ようするに風が吹けば桶屋が儲かるんである。

とにかくいまはこーなっている。

プレーヤー周りではほかにも手に入れたモンがあるんだけど、それもやっぱ暑いのでまだ試してない。

なにしろ、ぶつかりそうで大変なんである。写真じゃぶつかってるようにも見えますが、CG25Diの指掛けとオーディオクラフトとは5ミリあるかないか。ホントはマイクロはもっと後ろにしたいとこだけど、オーディオクラフトの後方になるようアームレストを調整すると、レコードをかけるたびにオルトフォンはオーディオクラフトの上をいちいち(手動で)越えてこにゃならない。

そのほうがよっぽど恐ろしいよ。

モノラル盤をかけるときはオルトフォンの指掛けを右手人差し指の上に乗っけたまま、小指の先をオーディオクラフトとターンテーブルの間に付けて支えるようにしながら針を盤に下ろす(これを書いたあとで、あらためてやってみたら小指じゃなくて薬指だった)。

いわゆるひとつの熟練のワザってヤツですかね。慣れればどってことなさそうだが、慣れるのがまた怖い。

で、こんだはステレオ盤をかける。オーディオクラフトの先のシュアーがレコードの最内周まで行ったときは結構スリリングである。オルトフォンのオデコのとこにオーディオクラフトのアームパイプがどんどん迫っていくんです。

いっとう最初のときは、シュアーの針が最内周へ向かっていくのを固唾を呑んで見守ったもんである。

ラベルぎりぎりまで溝を切ってある盤の場合、暴走列車が終着駅の車止めスレスレで急停車するサスペンス映画でも見るような気分にひたれる。

見てるだけで脂汗がにじみ出てくるような光景で、まあこれも夏向きとはいえない。

(to be continued)




by god-zi-lla | 2019-08-12 14:29 | オーディオもねぇ… | Comments(0)
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花冷えとはまたうまく言ったもんだと感心するような曇り空だ。

どんなキカイもそうだけどオーディオ装置も長年使ってると次第に衰えてくるもんではある。衰えるってのはヘンな良い方かもしれないけど「劣化」つうと、なんだか情け容赦ないような気分がするじゃんか。人間だって年を取れば衰えてくるわけで、それを「劣化」といったっていいわけだが、なんかヤな感じだ。衰えると言われても老いぼれると言われても、おれはかまやしませんが「劣化」してるって言うのはカンベンしてほしいもんではある。

まあ、いまんとこ人間サマに使われる例は少ないようだが、まるでないわけじゃない。

だから慣れ親しんだオーディオ装置も劣化といわず「コイツも衰えたよなあ」などと言いつつ労りながら使ってやろうと思うわけだが、中古品として手に入れたものはソイツがさらっピンのときの状態というのを知らない。おれんちでいうとmarantz7が工場を出た半世紀以上もむかし、初めて電源を入れたときの音なんて想像もできない。

コイツがおれんちのラックに収まってからでもすでに10年が経つわけだが、その前の数十年、どんな音を出してたのかわからないが、最初っからいまと同じ音で鳴ってたと思うほうがヘンだ。

そこいくとトーレンスTD521つうレコードプレーヤーをおれは新品で買い、いったい何万回こいつでレコードを聴いたのか見当もつかないが、届いた段ボール箱をわくわくしながら開け取扱説明書の指示どおりに組み立て、ベルトをプーリーとサブプラッターに掛け、そこへアウタープラッターを乗せてゴムシートをさらに乗せ、それからレコードを出してきてスピンドルに刺し、初めて電源を入れスイッチを押してターンテーブルが回り始めたときにどんなふうだったかってのは覚えている。それがコイツの「初期状態」というもんである。

なんで長ったらしい前口上を申し述べてるかというと、最近のコイツはその30年前ドキドキしながら初めてレコードをかけたときとは随分と違ってきたということなんであるが、もしおれがコイツをいま中古品として手に入れたとしたら、これがTD521つうレコードプレーヤーの当たり前の状態だと思っちゃうだろうなあということである。

なにしろ無事スタートしたあとはモーターもちゃんと安定して回転しており、ひとたび針を盤面に下ろしてしまえばなんの不足もなく音楽を聴くことが30年前だってこんにちただ今だって出来る。

ただ、そこまでにいたる前がなんだかおかしい。なんかどっかが衰えてきてる。

しばらく前から(ひょっとすると1年かもっと前から)、ときどきゴムベルトがサブプラッターから外れるようになった。

このトーレンスTD521(それからTD520も、もしかしたらシリーズのTD320や321も)はきちんと安定した設置場所に水平に置かれたうえ、サスペンションを適正に調整してくと、あとはスタートボタンを押しさえすれば音もなくサスペンションがブルブルと振動するようなこともなくターンテーブルは回り始める。

もちろん普通に使ってるかぎりベルトが外れるなんてことはなくて、もしも外れるようなことがあればそれには必ずなんらか原因がある。そして、たいていの場合サスペンション調整の不適切がその原因だってことも長年使ってるうちにだんだんとわかってくる(つまり何度もサスペンションの調整不良の状態を作っちゃったってことだけどさ)。

ところが、ここんとこわりかし頻繁にベルトが外れる。サスペンションが適切に保たれてるのもかかわらず、スタートボタンを押すとかすかにシャララーという音がしてベルトの外れたのがわかり、ターンテーブルは数回転惰性で頼りなく回ったあと、あえなく停止する。どうもよくわからない。今までとは違う何か原因があるようにも思えるんだけど、わからない。仕方ないので最近は手でターンテーブルの外周を軽く回してからスタートボタンを押す。こうするとベルトは外れることもなく、いつものようにすぐに定速に達するのであった。

なんなのかなーこれは。30年使い続けて熟知してるつもりだったけど、とにかくまだナゾの部分があるってことだよな。

で、上の写真のごとくアウタープラッターを外して、プーリーのあたりをしばらくぼんやりと眺めていたんである。ふと思った。そういえばコイツを外してみたことってなかったよな。

まあそんな必要もなかったからね。だからそもそもプーリーがどうやってモーターに取り付けられてるのかもわかんない。プラスティック製のプーリーの上にある真鍮の帽子っぽい部品はプーリーを押さえる役目なんだろうか。

見るとこの部品はモーターの軸に二つの小さなイモネジで締め付けてあるらしい。観察してもよくわかんないのでごく細いL字の六角レンチを差し込んで回して緩めて引っぱってみると、プーリー本体と真鍮の部品がいっしょにポンっていう感覚をともなって外れた。


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するとプーリーの底面、モーターの軸のところにはもうひとつ真鍮製の薄い円盤状の部品があり、軸にはコイルスプリングが被せられている。ポンっと軽くはね返ってきたのはこのせいだったのか。触ってみるとこのコイルスプリングも薄い円盤も固定されてなくて、ただモーターの軸に乗ってるだけだ。

そこにプラスティックのプーリーがさらにモーター軸に通されるが、こいつもただ中心に軸が通ってるだけで固定されちゃいない。

そしてプーリーの上に真鍮の帽子を乗せ、コイルスプリングの弾性に抵抗しながら圧すように軸に通してイモネジで締め付けてある。つまりモーターの軸に固定してあるのはこの真鍮製の部品だけってことだ。


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でその真鍮の帽子だ。コイツをひっくり返してみるとプーリーと接触している面に黒いフェルト状のものが貼り付けてある。いや、「フェルト状」じゃなくてこれはフェルトそのものだな。

拡大してみるとこんな感じ。


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ひとつ上の写真に写るプーリーを見ると、中心のモーター軸の通る穴のすぐ外周にドーナツ状の凸部が成型されてるのがわかる。ここのところが黒いフェルト部分と接触してるらしい。

そして写真だとわかりにくいけど、そのプーリーの凸部とちょうど接触してるところのフェルトは接触してない部分とハッキリ段差が出来るくらいヘコんでいて、どうもその部分だけ押し潰されてそうなったみたいだ。

しかしさらに目を凝らして見ると、フェルトは押し潰されてるだけじゃなく摩耗していて、じゃっかん真鍮の地肌が透けて見えるハゲチョロケ状態だ。

なんでここにフェルトが貼ってあって、しかもそれが摩耗してんだろか。

しばらく考えて、あーそういうことかってようやく気がついた。これはクラッチだ。

ようするにモーターの回転するチカラは軸に直接ネジ止めされたこの真鍮帽子を回転させる。電源オンになって回り始めたモーター軸とこの部品は一体になって回転を始めるが、プーリー自体はモーターの軸に固定されてるわけじゃないので、コイルスプリングによって下から押し上げられ、モーターと一緒に回転している真鍮部品に押しつけられることによってモーターのトルクを受ける。

しかしフェルトを介しているため、電源オン後一瞬のうちに定速に達するモーターの回転をよそに、プーリーはフェルトによってスリップするため、そこでモーターのトルクの一部を逃がしながら徐々に滑らかにスピードを上げ、モーターよりもやや遅れて定速にたっする。

たぶんこれはそういう仕組みなんだろうと思った。

その先のチカラの伝達もついでにいうと、そうやってプーリーが回転を始めるとプーリーに掛かってるゴムベルトも多分プーリーのところでスリップしながらチカラを逃がしつつ(たぶんそのためのこのプーリーの材質と形状だ)、さらに遅れてサブプラッターをゆっくり回し始める。

そしてアウタープラッターはそのサブプラッターに固定されることなく乗ってるだけなので、おそらくこの接触面でもわずかなスリップが発生し、これら全体の機構が働くことにより、モーターがメインプラッターに一気にチカラを伝えることなくスムーズに定速まで上げていく。それによってサスペンションの揺れなど不要な振動を呼び起こさず静粛にレコード盤を滑らかに回そうということなんだろう。

そうかクラッチだったのか。ぜーんぜん知りませんでした。そうするとこのフェルトの摩耗は30年にわたってモーターのチカラをプーリーに優しく伝え続けたその結果なわけだ。もしかして、この摩耗がベルト脱落の原因なんじゃあるまいか。

つまりですね。フェルトがチビて起動トルクを適度に逃がす機能が働かなくなってプーリーにモーターのチカラが急激に伝わるようになる。そうするとそのチカラをモロに受けたゴムベルトの、プーリーに向かっていく側とプーリーから遠ざかる側のテンションに大きな差が生じ(プーリーよりサブプラッターのほうがはるかに重たいから、起動時のベルトはサブプラッター側がほとんど固定された状態でプーリーに向かっていく側は引っぱられ、遠ざかる側は逆にたるむ)、その不均衡によってベルトが外れちゃうんじゃないか。

つことは、もしその推測どおりならフェルトを貼り替えてやればクラッチ機能が復活して、ベルトの脱落は起こらなくなるんじゃないかしらん。おー、べつに大変そうな作業でもなさそうだからやってみようじゃん。

こういうのは純正のパーツがあって交換すりゃ済んじゃうんでしょうけど、残念なことに現在トーレンス製品を扱う輸入商社がないらしいんだな。つか、トーレンスというレコードプレーヤーの老舗はここ十何年か不安定に迷走を続けてて、いま現在企業として存続してるのかどうかもよくわからない(ブランド名だけが売り買いされて、技術の継承なんて跡形もないんじゃないかという気もする)。だからここは一番、自力でなんとかするしかない。

さて、テキはフェルトだ。もしかしたらウチのどっかにあるんじゃないか。子どもが小さいとき幼稚園のスモックの胸のところに付いてたアップリケの切れっぱしとかそういうのが、お裁縫箱のすみっこかなんかにあったりするとうれしいよな。そう思って奥さんに探してもらったんだけど、考えてみりゃあウチの子どもたちは下の息子ですらアラサーだもんなー。あるわけないよねアップリケ。

そしたらたまたまその翌日、新宿紀伊國屋ホールに芝居見物に行くことになってて、ちょうどアルタの裏あたりにオカダヤっていう生地・手芸材料店が今でもあるはずだから、そこならフェルトなんてきっとヨリドリミドリだよと奥さんが言うので連れてってもらったんでした。



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その前に摩耗したフェルトを帽子から剥がさなきゃなんない。カッターであらかたこそげ落としてからベンジンで拭き取ると、こんなふうにキレイに取れた。

そしてフェルトだけど、もともとは多分厚さ1ミリくらいだったんじゃないかと思われたから、オカダヤで1ミリ厚の10センチ角でウラ面に接着剤のついたヤツと念のため2.2ミリ厚のやや大判のフェルトを買ってきた。

その1ミリ厚のフェルトを円盤状に切り出して部品に貼り付けたのが下の写真なり。



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ちょっとカワイらしい色でしょ。べつに黒くなきゃいけないってこともないしさ。もっとも取り付けちゃえば全然見えないんだけどね。

まあしかし、モンダイはこれがほんとに原因だったのかということだ。これをもう一度プーリーにセットしてスタートボタンを押したらどうなるか。

元通りになったトーレンスのスタートボタンをターンテーブルが静止状態のまま押してみると、ベルトが外れることもなく、どこかが振動するということもなく、アヤシイ異音もせず、ターンテーブルは粛々と回り始めた。おー、やったじゃんか。やっぱりこのプーリーに貼られたフェルトの摩耗が大きな原因だったのは間違いなさそうだな。

ただ、こういう摩擦部分で使われることなんて手芸店で買った裏ノリ付きフェルトは当然想定してないでしょうから(まあ用途はふつうアップリケだよなー)、どのくらいの耐久性があるのか見当もつかない。まあ当分の間、要観察ってやつだな。なんかあったとしたらその時はその時だ。

あと、どうせここに手を入れたんだったら、プーリーやベルトの表面をキレイに拭いてやり、さらにサブプラッターとアウタープラッターの接触部分をコンパウンドかなんかで磨き上げてやるのもスムーズな回転の維持には必要かもしれないと考えている。

というのも、もともとこの亜鉛製のサブプラッターとアウタープラッターの接触面だけが滑らかな研磨仕上げになってて、その他の部分はそこまでの表面仕上げはされてない。もしかしたら30年前はもっとツルツルだったような気もするので、この部分のメンテナンスもそれなりにやっておいたほうが良さそうな気がしてる。

まーしかし、よく働いてくれてるよトーレンス。これからも頑張っておくれ。おれとしたらコイツが壊れて使い物にならなくなるまでレコードプレーヤーを新しくするつもりは全然ないからね。

その証拠に、じつはひと月ほど前にSMEの3012Rを外して新しい(といっても30年落ちの中古ですけど)トーンアームに載せ替えた。そしてその音がたいへんよろしい。ぶっちゃけ言えば今回のプーリーの修理も先日書いたヒッコリーボードの件も、トーンアーム載せ替えの副産物っつうか「行きがけの駄賃」つうか、リニューアルオープンつうか(違うか)、そういうもんなのであった。

その件についてはいずれそのうちまた。

by god-zi-lla | 2019-03-30 12:14 | オーディオもねぇ… | Comments(0)
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どうしちゃったのかねえ。こんな季節にこんな長雨ってありましたっけ過去に。

おれは全然わかんないんだけど、雨降ると花粉が飛ばなくてちょっとラクとかあるんですかね。だったら多少のご利益はあるってことだね。洗濯干せなくて困るばっかでもなく。

まあいいんです、そんなこたどーだって。

ぢつはこのときムリやりダブルアーム復活さすのに、トーレンスの下に高さ稼ぎの板っぺらが必要になってさ。なにかないもんかと家捜ししてみれば作りつけの戸棚の棚板が1枚。使わずに取り外してあったので寸法計ってみると、お誂え向きたぁこのことだなってくらい丁度ドンピシャだったもんだから、おーほっほっほ、なーんて喜び勇んで使っちゃったのよ。

もちろん奥さんに無断で。

まあとりあえずそこに1段なくても当面困らないっつうか、収納してある荷物の寸法がそれでよかったから外してあったわけでね。使わないで仕舞っとくよりか使ってお役に立ったほうが棚板の野郎だって、このまんま捨てられたりしたらどうしようなんて、いらない気を揉まなくっていいだろうというようなモンである。

それがあなた。

いることになっちゃったんである。入れとく荷物が変わったから、こんだはおまいさんに出番が回ってきたよって。

つか、おれが自分でこの戸棚の荷物の片付けしてたら、おー、ここんとこに棚板1枚ありゃあバシっと整理がつくじゃんか。あれ? だけど、たしかここに入る棚板もう1枚あったよなあ。どこへ仕舞ったっけかしらん。

こういうのを「耄碌」というんである。

「耄碌爺ィ、いま何時?」
「もう6時」

つまらんこと言ってる場合ではない。

半日くらいウチんなかじゅう探し回ったのに見つかんない。しゃーない、ちょっと休んでレコードでも聴いてやろうじゃんと思ってトーレンスの前に立ってようやく気がついた。あたたたたたたた。そういやあのときトーレンスの下敷きにしたのはおれだった。どうしましょ(どうしましょじゃねーよ)。

んーむ、こりゃあ悪事が露見するまえに隠蔽せねばなるまい。しかしこのまま元に戻したらせっかくのダブルアーム大作戦が頓挫してしまうじゃないの。この期に及んで選択の余地などあるはずもない。代わりの板っきれをなんか買おう。

この際だからハンズにでも行ってベニヤを切ってもらおうかな。んー、それもいいけど、やっぱ一応オーディオ用だし。おれも一応オーディオマニアだし。せっかくだから、なんかここにちょうど良く収まってくれるオーディオボードとかないもんかなあ。それもそんなに高くなくて、外見もフツーっぽいやつ。

まあ、そうは思ったもののホントはそんなに都合良く見つかるとは思ってなかったんだけどね。そしたら、ありやがんの。短辺はほぼ棚板と同寸、長辺は1.5センチほど短く、厚さはもほぼ同じ。アコリバの〈ヒッコリーボード RHB-20〉ってのがドンピシャ寸前ってことがわかった。もう買うしかないね。およそ2万円。まあこの際、高くないということにする。

よーし、これで隠蔽工作はカンペキだ。外した棚板は、そおーっとモトのところに戻しておこう。ねえ、ここの棚板ってどっかに仕舞った。あーそれならここにちゃんとあるよ、ホラね。いつでもすぐに使えるよ。なんちて。



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そしてトーレンスをどけたGTラックの上に置いてみるとこんな感じだ。んー、ダークな色合いで写真じゃちょっとわかりにくいかもしれませんけど、いいではないか。ちゃんとダブルアームの台も奥のほうに置けました。トーレンスを戻すとほとんど見えなくなっちゃうんだけど、いかにもヒッコリーって感じがとってもいいよね。よくわかんないけど。

もとの棚板もそれなりに重たかったけど、これはやっぱりずっしりと重い。やっぱオーディオ用品て感じですかね。もしかしたら音も良くなるかもしれない。いや、それはあまりにメーカーに失礼な物言いというものであるな。きっと良くなったと思いたい。

しかしそれを確かめることが出来ない事情がちょっとあるのであったが、その「事情」についてはまた近々のうちにあらためて。

by god-zi-lla | 2019-03-07 17:37 | オーディオもねぇ… | Comments(0)

ベルト取り替えました

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さて前回はいつ取り替えたんでしたっけね。

ブログに書いときゃよかったんだけど、どーでもいいことはグダグダグダグダ垂れ流すくせに肝心なこと書き漏らしてんだよなー。いくら見ても前回いつベルトを交換したのかなんてどこにも書いてない。たぶん7、8年前だったと思うんだけど。この狭っくるしいラックにアタマ突っ込んで取っ替え作業した記憶がかすかにある。

そして今日2018年3月4日、久しぶりにトーレンスTD521のドライヴベルトを交換したので此所に明記して後日の為と成さむ。よし、書いたぞ。

今回どういうキッカケでベルト交換に及んだのかというとだね。これは切れたりはしないんだ。徐々にベルトの表面が劣化してひび割れが入ってきたりするんだが、切れるまでには至らない。いや、いつか切れるのかもしれないけど、切れるまで使い続けたことはありません。

オープンリールにせよカセットにせよ、テープデッキやテープレコーダーのドライヴベルトは時としてブチ切れることがあるようだけど、あれはやっぱり早送り・巻き戻しで高速回転させちゃあ急停止する機会がすごく多いからなんじゃないでしょうかね。家庭用のレコードプレーヤーにはそういう機能も必要もまったくない。テープレコーダーから見ればレコードプレーヤーは、まるで極楽のような世界で日がな一日ゆっくりゆっくり回転しながらノンビリ暮らしてるわけで、さぞ羨ましかったことでしょう。

だけどぼちぼち取り替え時期かなという兆候はある。

おれはこのトーレンスTD521だけしかベルトドライヴのレコードプレーヤーを使ったことがないからほかの機種については知りませんけど、ある時からモーターの起動ボタンを押すとかすかに異音がし始める。シャーっという何かが擦れるような音が、起動して回転が安定するまでのほんの1秒あるかないかの間、ターンテーブル付近から聞こえるようになる(定速に達すれば音は消えるので再生に支障はない)。

そのまま使い続けても当分は問題なく回転してるんだが、そのうちなにかの拍子にベルトがサブプラッターから脱落するという事態が発生するようになる。

この、かすかなシャーっという音はモーター軸に取り付けられたプーリーかサブプラッターのどちらか、あるいは両方の接触面でベルトがスリップして発生するらしいということに随分経ってから気づいた。だけど最初にベルトを交換したときには多分気づいてなかったんじゃあるまいか。

最初にベルトを交換したのは頻繁にサブプラッターから外れるようになったときで、たしか使い始めて8、9年経ってたんじゃないかな。外れては掛け、外れては掛けを繰り返してりゃあ、さすがに鈍感なおれでもベルトの劣化に気がつく。なんだか表面に細かい亀裂が無数に走ってるし、いかにも使い古したゴムですって感じに弾力もなくなっている。

で、新しいベルトを買ってきて使い古したヤツと比べてみたら、なるほどこんなに延びちゃうもんなのか。


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これは今回交換したベルトですけど(長いほうが古いベルト)、いちばん最初に交換したときはもっとビローンと延びちゃってた気がする。

つまり延びてくるとモーターが起動したときベルトがプーリーとサブプラッターをグリップする力が弱まってスリップし、シャーっというような摩擦音を発するようになる。そしてさらにひどくなるとベルトは滑ってサブプラッターからズリ落ちてしまうわけだ(ゴムの緩んだパンツのように)。

シャーっと音がするのは最初スピンドルのオイル切れだと思ってたんだよ。だから初めてベルトを交換したとき同時にオイルを軸受けに差した。で、その異音が消えたのはオイルを差したせいだと勘違いしちゃったんだな。こういうとき二つのことを同時にやるから真相を見落とすんだよ。この失敗をおれはしょっちゅうやってしまう。ほんと悪いクセだよなー。この反省もしょっちゅうしてる。

つうわけで今回もベルトを取り替えてみるとシャーっという音はまったくしなくなり、静かに回転しているのであった。めでたしめでたし。

でもね、モンダイがひとつある。

最初にベルトを交換した20数年前にはTD521を買った秋葉原のヤマギワ本店へ行き、「ベルトひとつ下さいな」といって店頭で普通に買ってきたんだよ。

その次のときにはすでにヤマギワはなくなってたので、ネットで検索して在庫を持っていた近畿の大手ショップから取り寄せた。

で、今回もネット上で探してみたんだけど国内のオーディオショップや電気店に在庫が見当たらず、仕方なくドイツの業者に注文して手に入れたんだよ。

ベルト1本手に入れるだけのことにどんどん手間がかかるようになっている。しかも調べてみたら目下のところトーレンス製品を扱う日本の代理店がないんだよな。んー、ここ10数年というものトーレンスってブランド自体が消えたり現れたり非常に曖昧な状態が続いてたからさ(もしかしてまた消えたのか)。だから扱う代理店がなくなるというのもわからないではないんだ。

まあ30年以上も前の製品(なにしろ昭和時代に買った西ドイツ製)だから純正の補修部品がなくなるのも仕方ないっちゃあ仕方ないところだけどさ。しかも素材が素材なので買えるときに買ってストックしとくというのが得策とは限らない。

長く愛用してきたものをさらに使い続けるってのはとってもウルワシいことではあるんだけど、ナヤマシいこともいろいろと出てくるもんです。もしかしたら純正のベルトを手にするのもこれが最後ということにならないって保証はないんだ。

でまあ、みみっちい話ではあるんですが、前回新しくしたときに古いベルトをそのまま捨てずに保存することにしたんだよ。だから今でもパーツ箱の中にポリ袋に密閉されてそいつは潜んでます。当然、今回現役引退したベルトも上の写真のように延びちゃってはいるんだけど保管することにする。

ビローンと延びちゃいるけど切れたわけじゃないからね。新しい純正品が手に入らなくなり、代替品も見つからない、だけとコイツを使い続けたいという事態に至ったときは1年でも半年でも、この古いベルトを引っぱり出して使えるだけ使ってやろうなんて思ってるんだよ。

まあ、その頃にはこちとらもヨボヨボのじいさんになってて、トーレンスとおれのどっちの寿命が先に尽きるかというような状況でしょうから、多少レコードがよれよれ回転しようが止まろうが大したモンダイじゃなくなってると思うんだよな。



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by god-zi-lla | 2018-03-04 23:17 | オーディオもねぇ… | Comments(4)
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もしかして(to be continued)なんてどっかに書いてそのまま放っぽり出してた覚えがあるようでないんだが、ようするに続きを書くのに飽きたかメンドくさくなってきたときに使ってるだけだからまあ無責任なモンである(というのもあんまりな気がしないでもないから、いちおうここの続きということにする)。

つうわけでトーレンスTD521の奥に無理やり置いたサブベースに取り付けたマイクロMA505SとオルトフォンCG25Diは今や昔っからそこにあったような当たり前の顔をして日夜出番を待っているのであった。

だけどね。なにしろ無理やりこんなアブなっかしいとこに置いて使ってんですから、ぢつはほかにもいろいろ無理やら無法なことやらずには済まないんだ。

これは昔書いた気がしないでもないけど、そもそもCG25Diが重すぎるのでMA505Sに付属(だと思うんだけど)のサブウェイトを使ってもバランスが取れない。なので写真、MA505Sのお尻に見える二つの部分に分かれたバランスウェイトの後ろ側のひとつは金属加工屋さんに作ってもらった特注の大型サブウェイトです。

そもそもそれがムリの始まり。

でまあ特注サブウェイトでもってバランスは取れましたがMA505の針圧印加機構の上限は3グラムと決まっている。なのにCG25Diの針圧印加範囲は3.0から4.5グラムで推奨針圧は3.5グラムと取扱説明書にあるんだ。まあ3グラムあれば使えないことはないんだけど、いままで数十年カートリッジいろいろ使ってきて適正針圧印加範囲のいちばん軽いほうの端で良い音を出せた経験が一度もないし(むしろ推奨値よりも重いほうが経験上良い音を出しやすい)、なによりこれじゃあ適正値を探ることすらできない。

なにしろMA505Sはスプリングの張力で針圧をかける方式のトーンアームだからシロートにはいじりようがない。仕方ないのでほんらいの針圧印加機構でもって3.0グラムかけたあと、バランスウェイトを前に動かして3.0グラムより重いぶんの針圧をかけてやるわけです。

それがムリの重ね着。

で、ここからが本題なんだが、MA505Sのいわゆるオーバーハング値は15ミリメートルとされている。まあこの種の有効長21〜23センチメートル内外のトーンアームとしたら標準的な値だとは思うんだけど、このムリな置き方だとその15ミリがわずかなところで取れないということがわかった。たぶん1ミリか1.5ミリくらい足らない。

オーバーハング値ってのはトーンアームに取り付けたカートリッジの針先とトーンアームの支点を結んだ直線がターンテーブルのスピンドルの中心を通ったとき、スピンドルの中心とカートリッジの針先の間の距離の値のことですけども、ようするにその値になるようにトーンアームを設置したとき、レコードの溝に対して針がいちばん適切な角度を保てるという指針なわけだ。

これがうまく取れない。ちょっと足らないということはつまりMA505Sがターンテーブルにごくわずか近すぎるということなんだが、これを遠ざけようとすると写真うしろの崖下にアームベースごと転落するかもしれない。

たぶんあと5ミリほど後ろにズラす。やって出来ないこともなさそうなんだけど、やっぱ恐くて出来ません。

でもさー、オーバーハングなんてどうせ精密に計ることなんか出来っこないんだよ(居直り、だな)。それに大事なのは針先が音溝に触れるとき出来るかぎりスピンドルの中心と針先を結んだ仮想の直線に直角(つまり接線的な)の延長線上にトーンアームの支点があるように調整するってことだからさ。だいたい音溝のどのあたり(内周か外周か、あるいはまん中へんか)を基準にするかでハナシはずいぶん変わってしまうのであった。

だからSMEのトーンアームにはオーバーハング値を示すのじゃなくて針先位置調整のためのゲージが1枚入ってるわけだ。

でね。これを流用して調整するの。そのSMEの紙製のゲージを使ってアームベース全体をプレーヤーのボディに沿って少しずつ滑らせてみる。もちろん厳密にいえば違うのかもしれませんけど、これで結構なところまで追い込める。あとは勘。

それで、まあこのへんだろうというところで位置を決めたら目印を付ける。なにしろアームベースはラックの上に置いてあるだけで固定していないわけだから、なにかの都合で動かしたり動いちゃったりしたときのために目印がなきゃいけない。

そこで黄色いビニールテープを貼ったわけだ。
ちょっと(いや、かなり)みっともないけど、よく目立つし剥がすこともできます。

以上がムリの上塗り。

まあストイックにオーディオに取り組まれてる方々からしたら許しがたい愚挙の数々でしょうけども、こんなことしたらキカイが壊れるなんてことはないしね(落っことして壊す不安はありますけど)。音だってそうヘンテコリンなことになってるとは思えない。

ともかくおカネもなければスペースもないけど、手っ取り早くモノラル環境を復活させて一刻も早く1枚でもたくさんモノラルレコードが聴きたいっていうその欲望だけが元手だったからね。

そのせいかモノラルレコードをモノラルカートリッジで再び聴けるようになったっていうシアワセ感が思ったよりずっと大きくて、そのシアワセな気分がスピーカーからきこえてくる音にずいぶん影響を与えてる気がしてならない。

おカネがあればこのスペースでも出来そうなことはあるんだけどさ。たとえば最近欧米製によく見かけるボディのないスケルトンタイプのターンテーブル(例えばこういうやつ)をダブルアームで使うことにして、そのトーンアームの1本をCG25Diが特別な小細工なしで使えるヤツにしてみる、なんていうのはいかにもスマートでしょ。

だけどまあ実際問題そんなおカネはないわけだし、トーレンスTD521を四半世紀も使ってそれなりの愛着ってものもあるしさ。長年使い慣れた機械でなんとかなるのであれば、新鮮な発見はもうないかもしれないけど思いもしなかった難題に今さら遭遇する危険もまた少ないからね。

そこそこの音になってくれさえすれば、あとは何も考えずに棚からレコードを引っぱり出してくればいいだけです。そのためにこちとらオーディオいじってんですから。


by god-zi-lla | 2017-05-27 13:19 | オーディオもねぇ… | Comments(0)

ストロボスコープ

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なにしろウチのレコードプレーヤーはゴムベルトを何回か取り替えターンテーブルの軸受けに数度注油しただけで、ケナゲにも25年を超えて無故障でぐるぐると回り続けているのであった。

しかし唯一、ターンテーブルのすぐ前のガラス窓から覗ける回転速度監視のためのストロボスコープが以前にくらべてなぜか暗くなって見にくくなってきてるんだな。

まるで見えないわけじゃないんだけど、ストロボパターンを照らすランプの明るさが減じたのか、なにか他の原因かわからないけど(むろんおれの視力低下も手伝ってのことでしょうが)小さなガラス窓にうんと近づいて目を凝らさなきゃ見えない。

まあストロボスコープなんてプレーヤー初めて買った高校生の頃は、うれしくてうれしくて朝な夕なに意味もなくニタニタしながら眺めてたもんですが、そんな初々しさは全部どこかに置き去りにしてきたこちとらすれっからしのオーディオじじいですから年に一度も見るか見ないか。

だけどこう見えにくくなっちゃうと、それはそれでまた不安が募るというもんで。だけどじゃあ修理に出したものかどうか、そもそも26年目に入った古いキカイを修理してくれるのかどうかもわからないし、だいちレコード聴けなくて困ってるわけでもないのに修理に出すってのもなんだかアレだよなあってね。

で、外付けストロボスコープってのはどーかと考えたわけです。

調べてみると数は少ないけどいくつか出てるんですね、オルトフォンとかから。
だけどなんか高い。ストロボパターンと専用の照明ユニットのセットで2万円以上したりする。
んー、困ってもないし壊れてもないものに2万円はちょっとなー。

こういうお高いのはきっとすごく精度の高いモニタリングが出来るんでしょうけど、おれはそんなリッパなことをしたいわけじゃなくて、ただちょっとした不安解消できればいいだけなんですけど。

通常レコードプレーヤーのストロボスコープってのはターンテーブルの外周や金属の円盤にプリントされたパターンに蛍光灯の光を当てて、そのパターンが止まって見えるかどちらかの方向に流れて見えるかによって正常な回転数で回ってるかどうかを確認するわけだ。だから電灯線の50回/秒または60回/秒で明滅する蛍光灯を光源にしなきゃならない。

ストロボのパターンを印刷した円盤はいくらでも売ってるんだよ、そんなに高くなくて。だけど今日び家庭用の蛍光灯はみんなインバーター式になって電灯線の周波数で明滅してくれないからストロボには使えない(そうじゃなければ部屋の蛍光灯でいくらでも目視できる)。

つうことはつまり安く上げようと思ったらストロボの円盤だけ買って、あとは交流の周波数で明滅してくれる光源を調達すればいいわけだ。だけどそんなもんあるのか?

そしたら同じようなこと考える人がいるもので、こちらのブログに「安物」のLED電球を電灯線で点灯すれば使えるとあるじゃありませんか。そして材料と作例が紹介されている。じつにありがたいことである。んー、これでしょ。これしかありません。つうことでやってみたのが上の写真なのでありました。

いやじつはLED電球も蛍光灯と同じように交流電源の周波数につれて明滅してるなんてまるで知らなかった。でも大抵のLED電球(うんと小型かうんと安物以外)にはチラツキ防止回路が組み込まれてて、インバーター式蛍光灯同様ストロボスコープには使えないなんてことも、そのオーディオみじんこさんのブログ読んで初めて知ったのであった(事実ウチのプレーヤーを照らす照明器具には元々付いてた白熱電球が切れたあとE26サイズのLED電球を入れてあるんだけど、これでストロボを照らしてもパターンは止まらないのである)。

上の写真、外側からふたつめのパターンが50ヘルツの33.3RPMのパターンなり。おーこれなら十分実用になるじゃんかという写真ですね。

しかしじつは撮るとき、ちゃんと止まって写真に写ってくれるとは思ってもみなかった。これはたんなる偶然なのでありましょうか(前述のブログに添えられた写真ではあまり良く写ってない)。まあいんですけど。

つうわけで、「指定」どおり近所のダイソーで買ったLEDナツメ球が108円。E12ソケットと中間スイッチ付きのコードはついでのときに銀座のハンズで見つけて(有楽町のビックカメラにはなかった)、これが600円くらい。ストロボの円盤は以前アマゾンで買ってあったヤツでたしか2000円するかしないか。

おれが買ったこのソケットはどこかに木ねじなどで固定するためのもののようで裏側にケーブルをハンダ付けした接点がむき出しになっててウッカリすると感電しそうなので、そこへ手近にあった板紙を切り抜いてペタっと貼ったのが唯一の「工作」なり。

よし、これで2万円浮いたぜ(笑)
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ところで、ここまで書いてそういえばと思い出した。

ウチのトーレンスTD521のストロボパターンはインナープラッターの底面に刻まれていて、それを赤いランプで照らしたのをプレーヤーのベース部分のちょうどパターンの真下に45度の角度で取り付けられた小さな鏡に反射させ、その鏡に映ったストロボをプレーヤーの上面から覗き込むようになってるですけど、下の写真のようにパターンはひとつだけなんである。
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これで33も45も78も表示するんだよね。
ということは、内蔵ランプは組み込まれた電子回路でもって周波数やらなにやらを色々変化させて点灯して、このたった1本のパターンでもって三つの回転数のストロボ映像を表示するようになってるってことなんだろうな。

26年も使ってて、そんなこと一度も気にしたことなかった。
へえー、おまえ結構エラいヤツなんだ。

by god-zi-lla | 2017-03-29 09:42 | オーディオもねぇ… | Comments(6)
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なにしろ狭い戸棚のいちばん奥のすみっこにトーンアームもう1本置いてやろうというんだ。茶碗や丼鉢じゃないんだから9年前の引っ越し荷物から出してポンと置きゃいいってわけにもまいらない。とりあえず広いところでちゃんと寸法計って慎重にシミュレーションしてみるしかありません。ダメでもしかし、乗りかかった船ってヤツだ。全部元に戻してVIVラボのアーム買うためにレコードでも家財でも売っぱらうさ。

ところでこのトーンアームはKTさんのコメントにもあったとおりマイクロのMA505Sっていう70年代の後半に作られたダイナミックバランス式のアームです。これをTD521に取り付けてあるSME3012Rはそのままにしてダブルアーム化するためにハンズで見つけたカリンの端材でこさえたのが上の写真の物体なのであった。

じつは9年前引っ越しの荷造りをしながら、行った先じゃあどうやったって置けそうにないのでいっそ処分しようかと思ったんだけどさ。ホント、あのとき捨てないでよかったよかった。端材とはいえカリンの木だし、ハンズでカットと穴あけしてもらった工賃もかかってるしなあって。優柔不断のしみったれも場合によっちゃ役に立つものなりよ。

そのサブベースの裏側、アームレストの下あたりにアーム取り付けの六角ナットと並んで見えてるのは鉛のカタマリで、なにしろこのサブベースはTD521の横っちょに置くだけで固定してたわけじゃないから何かの拍子に触れて動いちゃうことがあってさ。だからって上に重しをするわけにもいかないので鉛のオモリを長いボルトで下から取り付けたんだよ。

だけど、いかにもDIYオーディオっつうようなもっともらしい姿でしょ。裏に鉛積んでるから「ウラ長岡派」なんつて。

で、これを当時はTD521の左側に置いてたのを今回は後方に置いてやろうというんである。

下の写真はだいたい決まったあとに撮ったもんだけど、黄色いテープが2か所貼ってあるほぼそのあたりにひとつずつ、3012Rのメインウェイトのお尻あたりに見えてるのと同じダストカバー取り付け用ヒンジが付いてた。これがサブベースを置く位置にあって邪魔になるので取り外す。

しかし9年前のことだから当時どうやってTD521を置いてたかなんて忘却の彼方の果てのそのまた向こうのどん突きだ。この写真じゃサブベースの上面とTD521の本体上面がほぼツライチに見えてるけどじつはそうじゃなかったことを思い出した。
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下がその頃撮った写真でトーンアームはDENONのDA307が付いてるけどモンダイは足元です。そのころおれはなぜだかTD521底面のフェルトの「足」を嫌っててさ。フェルトの足なんて軟弱でアイマイでじつにケシカランと思い込んでたんだな。だからTAOCの鋳鉄インシュレーター2枚重ねにしたのを四隅に置いた上に乗せてフェルトの足が接地しないようにしてあったんだ。だけどたまたま手に入ったカリンの端材で作ったベースではそこまで高さが稼げなかったもんだから、その底に制振合金製のスパイクを刺してカサ上げしてたんだよ。
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そのTAOCのインシュレーターは現在GTラックの設置に8個全部使ってますからこの置き方はいずれにしても試せない。そもそもスパイクやインシュレーターであちこち支えるってのが今回はヤバイ。狭い狭い戸棚のなかでセッティングしてるまっ最中に手元が狂ってガラガラガッチャン、そのまますべてが逆落としっつう地獄絵図が見えるようではないか。それに今はフェルトの足のことなんてぜーんぜん気にしてないしね。だからこのさいTAOCも制振合金も全部ヤメ。

で、計ってみるとそのままじゃサブベース側が2センチメートル弱高くなってしまう。TAOCはヤメるにしても、やっぱりプレーヤーの下に挟むものは必要なんである。4個のフェルトの足が全部きれいに乗っかる板。出来ればウチんなかにあるものでなんとかして、すぐに試してみたい。

そう思って家宅捜索をしてみますと、どっか他の部屋のクローゼットだか戸棚だかの使ってない棚板がちょうどお誂え向きに余ってるじゃないか。それが下の写真。タイコ張りじゃなく、ずっしり重いMDFにライトグレーの化粧板仕上げ。おー、いいじゃんかこれ。
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ただしこの写真のようにGTラックの上にぽんと置いただけだと指先でちょっと突っついただけで動いちゃう。

ヤマハのGTラックつうのはたとえばカーペットだとか畳だとかに直置きすると柔らかい接地面にその重量で密着して安定するんだけども、じつは上面も底面も完全な平面じゃなくて中央部がごくわずかに盛り上がってるんだよ(たぶん意図的にそういうふうに仕上げてるんだと思う)。なのであのクソ重たいGTラック(30キログラム以上あるんじゃないかしら)が表面がツルツルに仕上げられたごく堅い木や石の床などに直置きすると面白いように滑るんだ。もちろんGTラック同士を重ねたりすればもっと面白いことになる。

じつはTAOCの鋳鉄インシュレーターを買い求めたのも、元はと言えば30年近く前GTラックをふたつ買って二段重ねにしようとしてそのことに気づいたのがきっかけでね。だから今も戸棚の床とGTラックの間に4個、そのGTラックと上の段のGTラックの間にも4個、TAOCは挟まったきりなのであった。

だからまあ滑り止めを施さなければなりません。それで下の写真のごく薄いゴム片を4枚棚板の下の四隅に挟み込んだ。

こいつはゴムシートのなかにたしか鉛が練り込まれてるかなんかだったんだけど、オーディオ用なのかホームセンターで売ってるたんなる滑り止めなのか思い出せない。まあ、べつにいいんですけど、オーディオといわず家財道具といわずこういうスリップ止めにすごく重宝だもんだから、できれば追加で買い求めたいくらいなんだ。
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つうわけで棚板を置いてその奥にサブベースに取り付けたMA505Sをそっと置いてみるとなんとかなりそうな気がしてきた。しかしこのサブベースの後ろに見えてる暗闇は戸棚の壁じゃなくて別室のクローゼットなんであった。だからちょっと足を踏み外せば哀れトーンアームはカリンの木と鉛のカタマリもろともに地獄の底へ逆落とし。そうなったらこの精密なトーンアームが無事では済むとは到底思えない。

このとき、やっぱりやめとこうかと思わないでもなかったね。
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(to be continued)






by god-zi-lla | 2017-03-04 23:59 | オーディオもねぇ… | Comments(2)
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3月になったけど、寒い。
ここへ越してきて9回目の3月だな。

その9年前まで、横浜の東戸塚というとこに住んでたころは居間も今より広かったのでステレオ装置一式を部屋に並べ、ほんらいシングルアームのレコードプレーヤーTD521の左側に安直なアームベースを自作してそこにもう1本トーンアームを取り付けて、モノラルのレコードはモノラルカートリッジで、ステレオレコードはステレオのカートリッジでいつでも聴けるようにしてたんだよ(このとき写真が)。

ところが現在のところに移ってからは狭い居間にキカイを並べるのをやめて作り付けの戸棚にオーディオの一切合切を収納することにした。結果、TD521の横にサブベースを置くことが不可能になった。なにしろ戸棚の間口は58センチメートルである。そこに幅57センチメートルのヤマハGTラックを2段にして押し込み、その上に幅55センチメートルのTD521を、もう置くだけでも難儀なのをほとんどムリヤリ置いたんだよ。

だからその隣りにもう1本トーンアームを設置するなんてことは出来ない相談なんであった。

以来幾星霜。
片時も再びダブルアームにしてモノラルカートリッジ(オルトフォンCG25Di)を使うことについて諦めたことはなかったんだ。しかし諦めなかったおかげでその意志が天に通じてある日突然戸棚の幅があーら不思議、なんてことは少なくともおれんちには起こってない。

でも、毎日毎日あれこれ考えるんだよ。去る2月某日も考えてた。そのときはプレーヤー左奥カドの部分を眺めていて、そういえばVIVラボラトリーのトーンアームって置くだけで大丈夫だったよな。しかもピュアストレートアームだから回転域の面積も多分狭い。もしかしてあれならやれるんじゃないか。もちろん、それを買うおカネがあればって前提だけどさ、なんてね。

でね。プレーヤーの背中側を撫でてたの。それから手前に回って前面と戸棚の扉の間隔をなんとなく見てた。

???

!!!

左右はいっぱい一杯だけど前後は余裕あるじゃんか。
9年前からこうだっけ? 当たり前だろが。

TD521にはフェルトの「足」が4個付いてるんだが、手で探ってみるとGTラックの前縁よりかなり奥のところに乗っていて、ラックとプレーヤーの前縁をほぼツライチに揃えてある(つか、そのようにおれが置いたんですけど)。

そして戸棚の最前面というか戸棚の戸を閉めたとき、戸の裏板とプレーヤーの前縁の間隔を計ってみると10センチメートル以上ある(戸のゴツいヒンジが邪魔して、ラックをもっと前に出すことはできない)。んー。じゃあ「足」がラック前縁に来るようにプレーヤーを前に引っぱり出したらどうなんだ。そうやってプレーヤーの後方にスペースを作る。

もうこのへんになると、自分の「発見」にドキドキである。



(to be continued)

by god-zi-lla | 2017-03-02 01:05 | オーディオもねぇ… | Comments(4)

レコードプレーヤー解体

d0027243_0352494.jpgさあ解体じゃ。

ゴムシート、アウタープラッター、ベルト、インナープラッターを外して、板バネ固定治具(白くて丸いやつ)を取り付ける。この治具は板バネのフローティング部分の高さ調整治具を兼ねてます。
d0027243_0364437.jpgSMEのバランスウエイト部分とインサイドフォースキャンセラーのウエイト外す。

このあとアームパイプをアームレストに輪ゴムで固定。ダストカバーは外さずに養生テープで本体に固定して、しかるのちに全体をプチプチでくるみます。図体デカいもんだから、入る段ボール箱ないので裸で運ぶもんね。
d0027243_0372142.jpgインナープラッター、アウタープラッターは個別にプチプチ。ウエイトなどもまとめてプチプチしますね。

右の丸い小瓶は35年近くまえに買ってまだ使ってるナガオカのスタイラスクリーナー。アルコール系だけど、まだ使い切らないよーな使い方だと何も問題生じませんね。ようは使い方しだいってことですな。

よし。あとは運ぶだけ。
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で、運んだもんね。


しかしここにダイニングテーブル置いてテレビ置いて、あれ置いてこれ置いて。

んまあー。なんとかしましょ。



引っ越しまであと5日。
by god-zi-lla | 2008-03-16 18:09 | オーディオもねぇ… | Comments(2)

SMEの取り付け位置

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いやまったくトーンアームをひさびさにSMEにしたのはいいんだけど、しかも石丸のLPバーゲンでレコード買い込んだのはいいんだけど、休みといやあ野球見に行ったり、平日は送別会があったりガラにもなく仕事してみたりして、ちゃんとレコード聴いてる時間がぜーんぜんないよ。

で、ぼおーっとターンテーブルを見下ろしてたりするわけだ。

で、ふと思ったんだけどSMEのアームをSMEの指定どおりに取り付けてるプレーヤーってほとんどないよな。

SMEのマニュアルによればターンテーブルの中心を通る1本の直線を引き、その直線上に中心のある2個の円をつなげた陸上トラック型の穴を掘って、そこに取り付けるようになっている。

この指定通りにアームの穴を掘ろうとすると、じつはターンテーブル右後方にかなりのスペースが必要になるんだな。だからプレーヤーをコンパクトにまとめようとすると指定通りの取り付けはできなくなる。

ただ、どう考えてもプレーヤーボードの表面積を小さくするほうが音的にもハウリング・マージン的にもいいわけで、だからどこのメーカーもSMEの指定を無視してるんだろうけどさ。

このTD521はSMEの指定通りに取り付けている例外的なプレーヤーなわけだ。
じゃあ指定通りになってるから何かメリットがあるんかといえば、アームを1ミリ前に出せば針先も1ミリ前に出る。指定どおりじゃない場合は1ミリ前に出しても針先は1ミリ前に出るわけじゃなく三角関数の世界になる。

なんだそれだけかよ、と言われれば、たぶんそれだけなんだな。あはは。

それにつけてもレコード聴きたいよ。
by god-zi-lla | 2006-09-05 13:38 | オーディオもねぇ… | Comments(0)